TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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【ギター】ギタリストをピックアップ①

さて、好きなギタリストを3人挙げてきましたが、キース・リチャーズ、プリンス、ジミヘンという、なんとも言えない感じになってしまったので、今回は、さほど思い入れがなくとも重要なプレイヤーおよび個人的に気になっているギタリストをピックアップしてみようと思います。

 

まずは比較的新しめの人たちから。

 

 

アイザイア・シャーキー

 

ギタリスト界隈では今もっともホットであろう人の1人。

ディアンジェロのお気に入りですね。プリンスが存命の時には、彼に気に入られるプレイヤーってのは太鼓判だったわけですが、ディアンジェロのお気に入りというのも「間違いない感」があります。

いわゆるネオソウル系ギターの旗手ですね。ゴスペルがルーツみたいですが、ブルースフィーリングもあり、ダイナミクスが素晴らしい。

 

 

エリック・ゲイルズ

 

フュージョンバンド「スタッフ」などで活躍したエリック・ゲイルとは別人です。

先日ご紹介したエリザベス・コットンと同じように、右利き用のギターをそのままひっくり返して左で弾くという、珍しいスタイル。

この人はブルースマンですね。左利きだから?ジミヘンを連想させるところもあります。スケールの大きいリズム感がいいです。

 

 

カート・ローゼンウィンケル

 

コンテンポラリージャズの最重要ギタリストといえば今はこの人なのかな。

やはり楽器を問わず、世代的に、初めからいろんな要素がミックスしている感じがします。マイルス・デイビスやハービー・ハンコックが新しい要素を取り入れてスタイルチェンジしていったのと違って、要素が全て不可分でひっついてる感じ。

だからクラプトンとやったりしても極端に浮かない。ブルースリックなんてほぼ弾いてないのに。

 

 

ジュリアン・レイジ

 

こちらもコンテンポラリージャズの超新生。

この人のはもっとルーツが分かんない。笑。聴きやすいのだけど。

ブルースがあんまり入ってないのかな。どっちかっていうとカントリーとか?クラシック?

とにかくニュアンスとかダイナミクスのコントロール、自由で歌心のあるフレージングが素晴らしい!

 

 

コリー・ウォン

 

この人はいいですね!

カッティングだけで天下を取ろうとしてるらしいです。そういうの大好きです。

さすがに素晴らしいキレ味です。

リードギター(ギターソロ)もバリバリ弾けそう……でも、やらない。笑

この中で、聴いてて一番楽しいのはこの人のプレイです。

 

 

マテウス・アサト

 

この人は日系のブラジル人だったかな?

ユーチューブに演奏動画をアップして話題になりました。

これも、何系っていうのかな……。ギターミュージックですね。

素晴らしい。

 

 

いや〜〜みなさん、めちゃくちゃに上手い。当たり前か。

リズム、ニュアンス、ダイナミクスとかのフィーリングが良いんですよねー。

 

 

いろいろあります。鍵盤楽器②

はい。鍵盤楽器のご紹介その②は、電気を使う鍵盤楽器です。

 

これまた区別がつきにくく、一括りにキーボードとかになりがちですが、ちょっと整理しながらいってみましょう。

 

ひとくちに電気を使う楽器といっても、じつは「アコースティックな仕組みで鳴らした音を電気を使って大きくしている楽器」と、「電子回路によって電気信号を発している楽器」とに大きく分けられます。

前者を「電気楽器(エレクトリックインストゥルメンツ)」、後者を「電子楽器(エレクトロニックインストゥルメンツ)」と言います。

 

この違いはけっこう大事です。

よく混同されがちですが、電気ピアノと電子ピアノはまったく違うものなのです。

 

 

ではまずは「電気楽器(エレクトリックインストゥルメンツ)」から。

 

もう少しこの仕組みを捕捉すると、エレキギターを思い浮かべていただくと分かりやすいと思います。

あれは弦を弾くと物理的振動により発音します。でも、アコースティックギターのようにその音を十分に響かせるボディ(空洞)がない(空洞があるエレキギターもありますが)ので、その音量はたいしたものではありません。その小さな音をピックアップという(振動を電気信号に変える)もので拾い、それをアンプで大きくして鳴らします。電力はこのアンプでの信号の増幅に使われます。

 

そんな仕組みの鍵盤楽器がこちらです。

 

 

・電気ピアノ(エレピ)

仕組みは前述のとおりエレキギターと同じですが、元の発音に関しては前回のアコースティックな鍵盤楽器同様いろいろな種類があります。(ピアノそのままに弦をハンマーで叩くものや、金属板をハンマーで叩くものなど。)

代表的な電気ピアノは、ローズ(Rhodes)の一連のシリーズ、ウーリッツァー社のもの、ホーナー社のもの、ヤマハのCP-70およびCP-80、コロムビアのエレピアンなど。

ドラムやアンプリファイされたギターやベースなど、大音量の楽器にピアノの音が埋もれないようにという意図で作られたり、使われたりした経緯はありますが、今現在はその独特な音色を好んで使う人が多いみたいです。

ジャズ、ポップス、ロック~ヒップホップと様々なジャンルでその音を聞くことができます。

でも、そのほとんどは今は作られていません。

 

ローズ Mk-1

 

 

ウーリッツァー 200

 

 

ヤマハ CP-70

 

 

・クラビネット

チェンバロに似た発音の仕組みを持つクラヴィコードというアコースティックな鍵盤楽器に、エレキギターで使うようなピックアップを付けた楽器です。

ホーナー社の開発によるものです。

歯切れのいい音色で、ソウルやファンクなどのジャンルでよく使われています。

 

 

・ハモンドオルガン

ハモンドという人がパイプオルガンの発音の仕組みの代わりに、歯車を回してピックアップで音を拾うという電気オルガンを作りました。

仕組みが全然違うのにパイプオルガンみたいな音になったんだそうです。

パイプオルガンと同じように倍音を重ねるためのドローバーというのが付いています。

その後、音がうぉんうぉん揺れるレスリースピーカーなるものが付けられ、ジャズ、ロックなど幅広いジャンルで使われてきましたが、大きくて重たいこの楽器はやがてシンセサイザーが生まれると徐々に廃れ、生産が終わってしまいました。

代表的なのはB-3という型番のものです。

 

 

・メロトロン

これはとってもユニークでマニアックな楽器です。

テープに録音したいろんな音を鍵盤を使って演奏する、というものです。

いわゆるサンプラーのはしりの楽器とも言えます。

当然のように、シンセサイザーやサンプラーが世に出てきてからは消え去ってしまいました。

 

 

 

こうしてみると、ほとんどの楽器は生産が終わっていますね。

 

それなりに個性的な音色や触り心地を持っているので、一部では重宝され続けていますが、作る側からも使う側からも「よりコンパクトで、より軽く、低コスト、多機能、高性能を」と求められていくのは、これは楽器に限ったことじゃないと思いますが、「電化」したもののさだめでしょうね。

ちなみに私は「一部で重宝され続けている」の「一部」ですので、これらの楽器や音色は大好きです。

 

ということで今回は「電気(エレクトリック)」の鍵盤楽器でした。

次回は「電子(エレクトロニック)」の鍵盤楽器です。

あ~~ややこし。

 

 

いろいろあります。鍵盤楽器①

いろいろあります。鍵盤楽器②

いろいろあります。鍵盤楽器③

いろいろあります。鍵盤楽器④

いろいろあります。鍵盤楽器①

6月になりました!

今日は専門外ではありますが、鍵盤楽器について書いてみようと思います。

 

鍵盤楽器というと何を思い浮かべますか?

やっぱりピアノですかね。

でも他にもありますよね。

たとえば、オルガンとか、エレクトーンとか、ピアニカもそうですね。

 

意外とたくさんある鍵盤楽器ですが、白黒の鍵盤があるこれらをみんな一緒くたに「ピアノ」と言ったり思ったりしている方もけっこう多いんじゃないかと思います。

そんなわけで、鍵盤楽器の種類をちょっと整理してみましょう。

 

・ピアノ

アコースティックのピアノです。元々はピアノフォルテという名前です。

名前のとおり、強弱のコントロールに長けています。

88の鍵盤を有し、内部にはそれぞれの鍵盤の先にハンマーと、それによって叩かれる弦が張られています。

その仕組みから、鍵盤楽器であり打弦楽器であるとも言えます。

音域は数ある楽器の中でもトップクラスに広いです。

大きく分けて、縦型で省スペースのアップライトピアノとグランドピアノがあり、よりコンパクトなスピネットピアノなどと大きなフルコンサートのグランドピアノとでは、鳴りもかなり違います。

 

 

 

・チェンバロ

ハープシコード、グラビアとも言います。

ピアノの前時代の楽器で、15世紀~17世紀くらいですかね。

仕組みで言うと、ピアノが弦をハンマーで叩く打弦楽器なのに対し、チェンバロはピックのようなもので弦を弾く撥弦楽器ということになります。ギターとかお琴と同じですね。

ピアノのように自在に強弱をつけることができず、音域も45オクターブほどとピアノより狭いです。

ピアノの登場で廃れましたが、現代になってまたその音色に需要が出てきたみたいです。

 

 

 

・チェレスタ

なんだかこのあたり、名前がややこしいですが、こちらは鍵盤を押すと内部にあるハンマーが金属の板を叩くというもの。つまり発音に関しては鉄琴と同じですね。鉄琴を鍵盤で演奏する楽器です。

似たような楽器で、グロッケン(鍵盤付き)というのがあります。

お子様向けの小さなトイピアノも仕組みとしてはこれと同じです。

 

 

 

・オルガン

そもそものオルガンは風?空気?を筒に送って発音する、言ってみれば鍵盤で演奏する管楽器です。

民族楽器のパンフルートとかが近いイメージです。

鍵盤操作の他に、空気を送り込むための動力が必要になります。

広い音域を得るために鍵盤が2段になっていたり、低音域を演奏するための足鍵盤が付いていたりします。

この形式のものは一般的にパイプオルガンと呼ばれ、今は教会にでも行かないとお目にかかれません。

一方、小学校の教室とかにある(今もあるのかは謎)足踏みオルガンはリードオルガンと呼ばれ、パイプオルガンとは若干違い、こちらはハーモニカと同じような発音の仕組みです。

 

もはや建造物。

 

 

・アコーディオン

真ん中に蛇腹を挟んでいて、それを伸び縮みさせることで起こした風を金属のリードに当てて発音します。

前述のリードオルガンと同じようにハーモニカの発音と似ています。

右手で鍵盤を、左手で和音を鳴らすためのボタンを操作して演奏します。

似たような楽器でバンドネオンなどもありますが、こちらはいわゆる鍵盤が付いていないので今回はスルーします。

 

 

 

・鍵盤ハーモニカ

ピアニカですね。でもピアニカってのはヤマハさんの商標です。メロディオンってのもありました。楽器の種類としては鍵盤ハーモニカ。

仕組みはアコーディオンと似ていますが、蛇腹で風(空気)を起こすのに対し、こちらは息を吹き込んでいきます。その名のとおりハーモニカですね。これは。それを鍵盤で演奏すると。

音域は、アコーディオンもそうですがあまり広くなく、3オクターブ弱くらい。

 

 

 

 

他にもあるかとは思いますが、まずは主だったところでこんな感じ。

発音の仕組みがいろいろあるんですね。で、それを鍵盤操作で演奏するわけです。

どの楽器も鍵盤部分は同じで、おなじみのこういうやつですね。

ご紹介した中でも古い楽器は14世紀頃からあり、そう考えると、この「白黒の鍵盤」ってのはものすごいエポックメイキングですね。

当然、この前には、今のこの姿ではない鍵盤もあったと思いますが。

鍵盤楽器じゃなくて、鍵盤そのものの歴史を紐解いていくのも面白そうですね。

 

で、お気づきになったかもしれませんが、今回ご紹介したのは電気を必要としない「アコースティック」の鍵盤楽器です。

てことで次回は、電気を使った鍵盤楽器、いってみたいと思います。

 

 

いろいろあります。鍵盤楽器①

いろいろあります。鍵盤楽器②

いろいろあります。鍵盤楽器③

いろいろあります。鍵盤楽器④

【ギター】好きなギタリスト③

好きなギタリスト、1人、2人と挙げてきましたが、3人目、う~~ん……

 

誰かなーー。

 

やっぱ、アレですかね。

 

ジミヘン。

 

もっと、意外な人選ができればよいのですが。

……ほんと面白いこと言えずすみません。

 

でも、しょうがないですね。ジミヘンです。

 

エモかっこいいです。

ブルースがあります。

キース・リチャーズにもプリンスにもジミヘンにもブルースがありますね。

やっぱり、ロックだファンクだジャズだ、と言ってもエレキギターっていうのはそこにブルースがないとなー、と思います。

 

そしてブルースは歌とギターがセットですから、歌わないギタリストはちょっと

ジミヘンは歌はそんなに上手じゃないかもせれませんが、やっぱりあの歌とあのギターのセットがいいんですよね。

 

 

ところでこの好きなギタリストの記事ですが、意外にキツイです。笑

ちょっと好きなギタリスト、気になるギタリストはいっぱいいるんですが、この人のファンです!ってのは挙げづらい。

 

てことで次回は、さほど思い入れもないような人も含め、ちょっと好き、ちょっと気になる、くらいの人(失礼!)を羅列させていただきます。

 

 

とりあえず自分で歌った「Litte Wing」を貼っておきます。

初心者のための音楽理論 (10)

 

音楽理論講座の10回目です。

 

 

・キー (Key) とは

 

前回の演劇の例えをそのまま用いてみると、

音楽の「キー」とは、どんな演目なのか、喜劇なのか、悲劇なのか、主役は誰なのか、を一言で言い表したものです。

「エディー・マーフィー主演のコメディ」という感じで。

 

「喜劇なのか、悲劇なのか」が音楽では「メジャーキー(長調)かマイナーキー(短調)か」となります。

ざっくりと、メジャーキーの音楽は明るく、マイナーキーの音楽はもの悲しい。

でも、笑えて泣けるような劇もありますね。音楽でもメジャーキーかマイナーキーかがはっきりしないようなものもあります。

 

 

・トーナルセンター

 

で、この主役だけを指すものを音楽では「トーナルセンター」と言います。

「トーナルセンターはB♭ね」というのが、「主役はエディー・マーフィーね」と同義です。

でも、上記の「キー」という表現の中に主役が誰なのかも含まれているので、音楽をやっていると「トーナルセンターは何?(主役は誰?)」よりも「キーは何?(どんな演目?(主役がだれかも含む問い))」というやり取りの方が一般的ですね。

 

 

・音の数

 

さて、主役を決めて劇を始めていきたいわけですが、そもそもこの劇団、劇団員は何人いると思いますか?

 

……はい。12人です。

 

音域の広いピアノでも、「1オクターブごとのまとまり」が何度も繰り返されているだけでした。つまりそれぞれに音名がつけられた音は12個しかない。※異名同音(C♯D♭など)は、それで1つと数えます。

 

A, A#/B♭, B, C, C#/D♭, D, D#/E♭, E, F, F#/G♭, G, G#/A♭

この12個です。これが12人の劇団員。

 

ただし、1つの演目につき、12人全員が出演するようなことはまずありません。

登場人物が多すぎてわけわからなくなっちゃう。

劇や映画では、やたらと登場人物が多い群像劇もありますが、やっぱり主役、脇役、モブ、特別出演のちょい役とかに分けられますもんね。

12人みんなが主役!となると、音楽では、前回お話した無調音楽になってしまいます。

 

では何人くらいが適当かというと……

 

7人です。

(場合によってはもっと少ないこともありますが、基本は7人と思ってください。)

 

その7人は、誰が主役で、喜劇なのか悲劇なのか、によって12人の内から選抜されます。

つまり「キーによって、使われる7音が決まってくる」ということです。

 

「トミー・リー・ジョーンズ主演のアクションコメディだったら、相棒はウィル・スミスで決まりでしょ!んでヒロイン役が・・・」といった具合に決まってくる、と。

 

 

・ダイアトニックノート

 

ここで、悲しい劇、つまりマイナーキーについては、いったん脇に置いておいてお話を進めます。

喜劇、つまりメジャーキーの場合、主役であるトーナルセンターを基準のDoとし、インターバルがDo Re Mi Fa Sol La Tiとなる音を確認しましょう。

それが7人のキャストというわけです。

この7人のキャストをまとめて、「ダイアトニックノート」と言います。

 

では例題。

Aメジャーキーのダイアトニックノートは何でしょう」

 

答えは、A, B, C#, D, E, F#, G# の7音です。

 

もういっちょいきましょうか。

E♭メジャーキーのダイアトニックノートは何でしょう」

 

答えは、E♭, F, G, A♭, B♭, C, D の7音です。

大丈夫ですかね?

 

こんな感じで、いろいろなメジャーキーのダイアトニックノート、つまり主役が変わったときのキャスト7人は誰になるのかをチェックしてみてください。