TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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これから始めるならどの楽器がいい?適性チェック

寒さのピークが過ぎてここからだんだん春が近づいてきますね。

花粉は辛いけど、暖かくなってくるのは嬉しいです。

暖かくなっていくこのタイミングに何か新しいことを始めてみようと考える方もいらっしゃると思います。

ここではもちろん、そんなときにお勧めしたいのは音楽です。

音楽はいくつまででも末長く楽しめますし、音楽をやっている人には認知機能の向上、心身の健康維持などさまざまなメリットがあると言われています。

ま、そんな理由をいろいろ並べなくても、とにかく「音楽楽しいからやろうよ!」ってことなんですけれども…。

かねてからサックスやってみたかったとか、ピアノ弾けたらいいなとか、やりたい楽器が決まっている方もいらっしゃると思いますが、なかには「何かしら音楽をやってみたいけど、どの楽器がいいのかな…」という方もいらっしゃると思います。

ということで今回のブログは、どんな人にどんな楽器が適しているのか考えてみよるというわけです。

・ピアノ

まずは楽器の王様、ピアノです。

ピアノの強みはなんと言ってもあらゆる音楽を1台の楽器で完結できるほどの許容のデカさです。

10本の指と88の鍵盤をもって、あらゆるメロディ、ハーモニー、リズムを叩き出すことができます。

もちろん、それ相応の練習は必要ですが…。

ただ、よく「両手で別々の動きをするなんてムリだよ!」なんて声を聞きますが、これはちょっと誤解があります。

奏でているのはあくまで1つの音楽であって、左右の手指は無関係な動きをしているわけではないのです。

ピアノのレッスンというとクラシックピアノのお稽古をイメージする方も多いと思いますが、ジャズやポピュラーピアノではピアノへの導入はクラシックとは多少異なります。

いわゆるコードを使ったアプローチが一般的で、じつは堅苦しくなくどなたでも気軽に入っていけます。

ピアノは視覚的にもメロディの動きやハーモニーを捉えやすい楽器です。

じっくりコードの成り立ちを確認して弾いていくような、堅実タイプの方には向いているかもしれません。

また、生のピアノを買ったり、それを使っての自宅での練習が難しくても、最近は性能のいい電子ピアノがたくさんあります。

そういう意味では練習環境にはあまり困らない楽器とも言えます。

1人でマイペースに自分だけの演奏表現をしたい、という方にもおすすめです。

・ギター

ピアノと並んでポピュラーで人気があるのがギターです。

ピアノほどの万能感はないものの、やはりメロディ、ハーモニー、リズムを1本の楽器で担うことができます。

そしてピアノと違って、どこへでも気軽に持ち出せるという点は大きいですね。

キャンプ→キャンプファイヤー→ギターで歌う、といった感じです。

ギターはピアノと違ってクラシックのイメージはあまりないかもしれません。

実際、小難しいことは抜きに見よう見まねでコード演奏から入るというパターンが多いのでは。

その気軽さが最大の特徴と言っても過言ではありません。

ギターがよく用いられる音楽もロックからフォーク、ジャズ、ボサノバなど多岐にわたり奏法もいろいろですが、ひとまずシンプルなコード弾きができれば音楽を奏でられるというのが嬉しいですね。

手の小ささを懸念される方もいらっしゃいますが、手が小さくてギターが弾けないということはあまりないと思います。

上手な人がみんな手がバカでかいわけではありませんから。

大きくはエレキギターとアコースティックギターという区分がありますが、ほとんどの場合奏法にはたいした違いはありません。

好きな方から始めてみるといいと思います。

練習場所にもあまり困らないし、番人向けの楽器と言えるかも

原曲の再現だけが演奏じゃない

 

2026年もfestina-lente music schoolをよろしくお願いいたします。

 

12月末には恒例の忘年会&演奏会を実施しました。

今回も緊張と笑顔の演奏…からのどんちゃん騒ぎで2025年を締めくくりました。

 

さて、ちょっと演奏会で思ったことを書いてみます。

みなさん、一生懸命に演奏を楽しんでくださったと思うのですが、こういうときの演奏になるとことさら「原曲どおりにやらなきゃ」と思っている方が多いように感じます。

その気持ちはとても真面目で、音楽に対する誠実さの表れでもあると思います。

実際、原曲どおりにコピーすることにはたくさんのメリットがあります。

耳コピであれば耳を鍛えられる、楽譜があるなら譜読みの練習に、難しいリズムやコード、技術にトライできる…なにより、やりきったときの達成感があります。

憧れの曲を「原曲どおりに弾けた!」という喜びは大きいですよね。

 

ただ覚えておいていただきたいのは、原曲の演奏というのは、長い年月をかけて技術を高めたプロのベストテイクを録音したものが大半だということです。

最近の楽曲では、それをさらに修正したり編集したりしてあることもめずらしくありません。

だからそれを再現しようとするのは、なかなかにハードであることは当然なのです。

 

その上で合奏となると、プロは自分のパートだけで精一杯になることなく、全体を俯瞰して聴きながら合奏メンバー全員ですばらしいアンサンブルを築いています。

自分のやるべきことだけやればいいという考えではなく、「全員でひとつの音楽を奏でるんだ」という意識はすごく大切です。

 

そうなると、他のメンバーが鳴らしている音をよく聴きながら演奏する必要があります。

難しいフレーズを演奏しながら、周りの音をよく聴きながら協力してアンサンブルを良いものにしていく…。

 

どーですか?

かなり難しそうですよね。

…さすがプロ!なのです。

 

実際、生徒さんたちの演奏の様子を見ていると、必死に指板や鍵盤、楽譜を見ていて互いの音を聴く余裕はあまりなさそう…。

すべてを真似するのが難しいとなったとき、各々のパートを詳細までコピーするよりも、むしろ「みんなでアンサンブルを作る」ということを真似してみてはどうでしょうか。

真似してみると言っても目に見えないことなので、まずはその意識を持つことから。

具体的に言うと、なるべく他の人の音を聴くということです。

 

そのためには、各々が演奏する内容を原曲よりぐっとシンプルにする必要があるかもしれません。

せっかくの好きな曲を…と思われるかもしれませんが、そうやってアレンジを簡略化しても、元の曲が持つメロディやハーモニー、歌詞の素晴らしさはほとんど損なわれないはずです。

シンプルなアレンジに変更するにも知識や技術が必要ですが、そこは講師に頼ってもらえれば大丈夫です。

なにしろ「合奏を楽しむ余裕」を生むことが大事です。

 

個人的には、原曲どおりにこだわりすぎて自分のパートをこなすのに必死になるよりも、周りの音を聴きながら一緒に音楽を作る方が、合奏の在り方のとしてはいいんじゃないかなって思うんです。

だから演奏会はどちらかと言えば「正解の演奏ができるかを試す場」ではなく「音を分かち合う場」にできたらいいな。

原曲コピーの練習で培った力を活かしながらも、合奏では肩の力を抜いて楽しむことを大事にしてほしい。

どちらかと言えばその方が、健やかで豊かな経験になるような気がします。

 

原曲コピーのメリットも活かしつつ、合奏では自由に楽しめるように、そんなふうに取り組めたらステキですね。

みんなで音を合わせる喜びを、もっと気軽に味わっていきましょう。

(レッスンをやめても)音楽を続けてください

 

2025年も終わりますね…。

今年も一年、スクールでたくさんの生徒さんと時間を過ごしました。

ホント、幸せです。

いつもご受講ありがとうございます。

 

その中で今年も、何人かの生徒さんはそれぞれの事情があってスクールをやめていかれました。

仕方がないこととはいえ、やっぱり寂しいです…。

でも私は思っています。

スクールをやめても音楽は続けてほしいって。

レッスンを終えることと、音楽をやめることはまったく別のことですもんね。

だからいつも最後のレッスンでは「音楽はずっと続けてくださいね」と伝えています。

 

実際には「なかなか上手くならない」と悩みながらレッスンを受けてくださっている方も少なくありません。(それでもこちらから見ているかぎりでは、着実に上達しているのですが…)

飲み込みが早い人も、そうでない人もいて、そこにはたしかに差があるかもしれません。

けれど、すぐに出来るようになるかどうかは、本当は重要ではないのです。

大切なのは、続けていくこと。やめないこと。

続けてさえいれば、大概のことはいつか出来るようになります。

 

続けていく途中では、音楽との距離が空き、接し方が細くなってしまうこともあると思います。

楽器に触れない日や歌えない日が続いてしまうこともあるでしょう。

でも、それでもいいですよ。

間隔が少し空いてもいい。

一度にたくさんの時間を費やせなくてもいい。

ひさしぶりにピアノの鍵盤を前にしたとき、ギターを手にしたとき、歌声を出したとき…。

その瞬間に「やっぱり音楽っていいな」と思えるなら、それだけで十分じゃないですか。

音楽を始めたばかりの頃って、そういうちょっとしたことに感動できてたと思うんですよ。

だから、たま〜に少し楽器に触ったり、音を出したり、歌ったりするだけでもいい。

とにかくやめないで続けていれば、また音楽に時間がとれることも、グッとモチベーションが上がることもあるでしょうから…。

 

そして音楽は、続けることできっと応えてくれます。

少しずつでも以前できなかったことができるようになったり、目に見えるほどの上達がないにしても聴こえ方が変わってきたり、リラックスして演奏できるようになったり、イメージを膨らませて歌えるようになったり…

そういう気づきや喜びは、続けた人だけが味わえるものですよね。

ぜひ、他人と競争するのではなく、自分なりの音楽とのステキな距離やペースで末長く楽しんでください。

 

さて一方で、今年も新たに音楽を始める生徒さんにもたくさん出会えました。

その最初の一歩を見守り、バックアップできることは本当に幸せなことです。

「音楽をやってみたい」と思ってくれたその気持ちに応えて、ずっと長く音楽を楽しんでいただけるように…

来年も楽しく身になるレッスンを心がけていきたいと思います。

 

なんでもすぐに成果を出したい、すぐに知りたい、すぐに見たい…過程よりも結果を急ぐ世の中ですが、ゆっくり回り道をして、そこでしか見れない景色を楽しむ余裕を持つのもいいですよね。

ちょっと乱文になっちゃいましたが、そんなことを思いながら暮れのご挨拶とさせていただきます。

みなさまよいお年をお迎えくださいませ~。

ミックステープという古きよき文化

 

たまたまなのですが、昨日、Netflixでミックステープを題材にした映画をたてつづけに観ました。

「ミックステープ:伝えられずにいたこと」と「ミックスド・バイ・エリー」という2タイトル。

 

あ、ミックステープっていうのは、カセットテープの普及(手軽に録音できるようになった)によって生まれた、制作者の意図によって既存の曲が選曲、編集されたオムニバスアルバムのようなものですね。

ごくプライベートなシーンからDJやアーティストのプロモーションまで、そのあり方は多岐にわたります。

 

簡単に映画の紹介をしておきますと…

「ミックステープ:伝えられずにいたこと」は、母を亡くした少女が母の残したカセットを再生しながら、自分のルーツや母の思いを探っていく物語です。

音楽が“言葉の代わり”になって、伝えられなかった気持ちを補っていく様子が印象的です。

一方、「ミックスド・バイ・エリー」は1980年代のナポリが舞台で、兄弟が違法コピーのカセットを作り、街中に広めてしまう実話ベースの映画です。

DIY精神と音楽への情熱が爆発する一方で、著作権の問題に直面する姿が描かれています。

 

この2つを観てあらめてミックステープという文化について考えました。

 

プライベートなミックステープ…。

50オーバーの方々ならきっとみなさん作りましたよね。

好きな曲を集めたマイベスト、ドライブ用、パーティー用…。

ただ曲を並べるだけではなく、選曲の順番を考え、カセットに録音し、曲名を手書きする。

その一つ一つの行為に想いが込められ、便利なプレイリストにはない「物質的な温度」がそこに宿っているのだと思います。

そのテープを誰かに渡す(贈る)という行為は、音楽を贈ること以上に「自分の時間や気持ちを込めて作ったものを手渡す」という文化だったのではないでしょうか。

 

そして、ミックステープという言葉はもうひとつ、DJが作る音楽作品を指しても使われます。

これは単なる曲の寄せ集めではなく、DJのセンスや技術をアピールする場になります。

選曲はもちろん、曲のつなぎ方や流れに、そのDJのスタイルが表れるわけです。

DJは当然たくさんの音楽を知っていて、所有しています。

DJのミックステープから新たなお気に入りの曲を見つける、ということがよくありました。

また、アーティストやレコード会社、レコード店も、DJが作るミックステープをプロモーションに活用していました。

新曲やレア音源を入れて街に広めることで宣伝になり、シーン全体を盛り上げる役割を果たしていたのです。

 

つまりミックステープは「私的な贈り物」であり「音楽シーンをアンダーグラウンドから広げるツール」でもありました。

共通するのは、既存の曲を使いながらも、そこに制作者の想いやスタンスを表現するのに最適な文化だったということです。

 

もちろん既存の曲を使うわけですから、著作権の問題は無視できません。

プライベートの範囲であれば問題ありませんが、それを売るとなると話は違ってきます。

「ミックスド・バイ・エリー」では、情熱とDIY精神が法律とぶつかる場面が描かれています。

でも、それも含めて「音楽をどう届けるか」という文化の試行錯誤だったのだと思います。

 

当時はカセットテープに録音して友人や好きな人に渡すのはよくあることでしたが、今の時代ではプレイリストがそれに相当するものではあります。

サブスク、やっぱり便利ですからね…。

 

でも、今またカセットテープが一部で人気を取り戻しているのも面白い。

インディーズのDIYシーンだけでなく、山下達郎さんのようなメジャーアーティストも新譜や再発盤をカセットテープでリリースしています。

ただのレトロ趣味ではなく、「手触りのあるメディア」として再評価されている印象的です。

カセットテープを手に取ると、ガチャガチャとケースを開けたり、ジャケットの紙の質感やデザインを楽しんだり、A面からB面への切り替え、巻き戻しの時間まで含めてすべて「その作品の音楽体験」になります。

その不便さが返って、音楽を大切する気持ちを育んでくれるような気さえします。

 

音楽を贈る文化は、形を変えながらも生き続けるでしょう。

カセットテープでも、プレイリストでも、DJのミックスでも、そこに込められるのは「誰かに届けたい」という気持ちです。

音楽はいつの時代も、人と人をつなぐために形を変えながら生きています。

そのことを、ミックステープという小さなツールがあらめて教えてくれたように思います。

自宅にはたくさんのカセットテープが眠っています。

中にはこっ恥ずかしいものも相当数あるはず…。

でも、近いうちにプレイヤーを買ってまた楽しみたい!と映画を観て思いました。

 

ミックステープ:伝えられずにいたこと

ミックスド・バイ・エリー

安い楽器じゃダメ?──始めたい気持ちに、まず応えよう

 

楽器を始めたい。でも、安い楽器じゃダメなのかな?

「安い楽器はやめた方がいい」よく聞く言葉です。

 

経験者は経験者の目線で、良かれと思ってそう言っているんだと思います。

たしかに、安価な楽器にはいくつかの難点があります。

でも、それが理由で”始めたい気持ち”を止めてしまうのは、あまりにももったいない。

 

今回は、音楽を始めるときの楽器選びについて、私の考えを書いてみます。

ぶっちゃけて言うと、楽器なんて最初は音が出てればいいと思っています。

演奏しにくいとか、耐久性が低いとか、音がイマイチとか、修理が難しいとか…

そういった安価な楽器の難点は後になって気になってくるかもしれません。

それでもなんでも、そもそも楽器がなきゃ始まりませんからね。

0には何を掛けても0なのです。

 

だから、楽器を始めたいと思ったら、なんとか楽器を入手してほしい。

ひととおりの音が出ればいい。

なんなら、少〜しくらい音程が悪くてもいい。

 

ちなみに、私が自宅でいつも弾いているローズピアノは、

中古で買ったときにはいくつかの鍵盤の音が鳴らず、音程もめちゃくちゃでした。

それでもなんとか自分で修理して、今はとっても愛着のある楽器になっています。

 

お店の入り口にある安価な楽器でも、

中古楽器店で見つけた楽器でも、

友人知人が使わなくなった楽器でも、

ヤフオクでも、メルカリでも、ジモティでも…

とにかく、楽器を入手しましょう。

 

もちろん、安価な楽器やコンディションの悪い楽器を使うことには、演奏性や耐久性、調整の難しさなどの難点があるということは頭の片隅に入れておきたいことではあります。

なお、個人売買では、まれにコンディションの悪い楽器をそこそこいい値段で掴まされることもあります。

だからこそ、購入前に周囲の識者に意見を求めることはとても大事です。

 

また一方で、初心者の方こそ、最初からある程度高い品質の楽器をお求めになった方がいいということも(一応)お伝えしておきます。

ただ、これはあくまで「もしお金が出せるなら」という話であって、高価な楽器が買えないということが、新しく素晴らしい音楽体験のスタートを妨げているとしたら、それはなんか違うかな…。

「始めたい」という気持ちを大切に、まずは音が出る楽器を手に入れてみてください。

 

スクールでレッスンをご受講くださっている生徒さんにも、

高級な楽器を使っている方もいらっしゃれば、比較的安価な楽器を使っている方もいらっしゃいます。

でも、高級な楽器を使っている方が必ずしも上級者というわけではありませんし、逆もまたしかりです。

ひとつ言えるのは、みなさんご自分の楽器を大切にされていて、マイペースで音楽を楽しんでいらっしゃる、ということです。

そうやって「安い楽器でも音楽はできる」という実感が持て、さらにだんだん「…けど、ここがもうちょっとこうだったらなぁ」という欲が出てくると、次に楽器を選ぶとき、ちゃんと”自分に合った楽器”を選べるようになるかもしれませんね。

 

結論。

初心者でも、もしお金が出せるなら、なるべく高品質な楽器を購入したほうがよい。

でも、安い楽器でも、しっかりと調整してありグッドコンディションならまったく問題ない。

もっと言えば、始めたい気持ちがあるのなら、とにかく何でもいいから楽器を入手すべし。

楽器がありさえすれば、どんな腕前でもあなたはもうプレイヤー(演奏者)です。

音楽を奏でる側の人間なのです。

そのはじめの一歩を、どうか止めないでください。