課題曲攻略①「いとしのエリー」

ちょっ…もー2月終わり?

早すぎませんか?

 

このままでは2020年もあっという間に終わりますね。

んで、2021年はもっとあっという間。2022年はもっともっとあっという間でしょう。

ぼ〜〜っとしていてもどんどん時間は過ぎていきます。

 

思っているだけ、考えているだけ、じゃなく、実行しなければダメですね。

今日もやる気スイッチをONにして、ブログ、書いていきます!

 

 

さて、今回は「課題曲攻略」というのをやってみます。

とはいえこれ、たった今の思いつきで書いておりますので、どうなるやら。

 

課題曲を1曲定め、リズムやコード進行、LM(軽音楽)パートそれぞれの観点からポイントなどを押さえて解説していきます。

自分のパート以外のことを知るのもけっこう大事なことで、その曲への理解を深め、演奏を良い方向に向かわせてくれます。

ということで、参考になりそうなことがあれば、ぜひ練習に活かしていただければと思います。

 

 

初回の課題曲は…

サザンオールスターズの名曲「いとしのエリー」です。

 

サザンの3枚目のシングルで、1979年リリース。41年前!色褪せない、まさにスタンダード!

レイ・チャールズをはじめ、多くのアーティストにカバーされています。

 

 

【楽曲データ】

キー=Dメジャー

テンポ=BPM69

 

【構成】

イントロ(4小節) コーラスのメロディが素敵です。原曲ではピアノだけ。Aメロの手前でベースが入ります。

Aメロ(8小節) を2回し。(計16小節)1回し目でアルペジオのギターが、2回し目からドラムとカッティングのギター、さらにシンセストリングスが入ります。サビ手前でクレッシェンド。

サビ(10小節) 前半4小節「笑ってもっと~~」はビート感を出して。「誘い涙の~~」の2小節でいったん落として、最後の「エリ~~」は熱っぽく。

間奏(8小節) スライド奏法のギターソロの後、イントロのメロディがここでも。プロコルハルム「青い影」を思わすオルガンで奏でられます。Aメロに入る手前でリズムのキメがあります。

Aメロ(8小節) 2コーラス目ではAメロは1回し。

サビ(10小節) 最後のコードをB7にしてさらに

サビ(10小節)+付け足しの「エリー、マイラ~ブ、エ~~」この2小節はルバートで歌のタイミングに合わせていきます。

アウトロ(4小節) 「リ~~~」のタイミングで元のテンポに戻ります。最後はリットして終わり。

 

【コード(コード進行)】

基本的にはダイアトニックコードですが、いくつかノンダイアトニックなコードが出てくるのでチェックしておきましょう。

まず、イントロやAメロで出てくるE7というコード。ディグリーではⅡ7(二度7th)となりますが、これはA7(Ⅴ7)へのドッペルドミナントというやつ……と見せかけてG(Ⅳ)へ進行しますね。まぁその次にA7へ進むわけで、大きく見たらドッペルドミナントなんですが、一瞬調性が無くなったようなマジカルな進行です。(Ⅰ7→)解釈はややこしいんですが、けっこういろんな曲に使われています。

あとは、AメロのD7→G(Ⅰ7→)のD7や、サビに入るところのB7→Em7(Ⅵ7→m7)のB7ですね。これらはセカンダリードミナントというやつです。次のコード(G(Ⅳ)やEm7(Ⅱm7))へグイッと進行を促す(ドミナントモーション)ために、4度進行する7thコードを手前に配置する手法です。これはムチャクチャよく使われるので、ぜひ覚えておいてください。

ちょっとややこしいのは、サビで、Bm→G(Ⅵm→)という進行と、B7→G(Ⅵ7→)という進行(これもセカンダリードミナントの変形)の2つがあること。

 

【リズム】

ハネ感のないベッタリとした16フィール。

けっして急ぎすぎないよう、ゆったり、しみじみと拍を感じていきましょう。

突っ込むと台無しですが、かと言ってモッサリもたれるのもあんまり……淡々と、くらいがいいかもしれません。

 

・ヴォーカル

男性がサザンの曲を歌うと、そんなつもりはなくとも桑田佳祐さんのモノマネになってしまうという、それほどまでに曲に桑田さんの個性が紐づいたイメージがあるわけですが、まずはこれをどう捉えるか。

サザンのトリビュートバンドといった趣きで完コピを目指すなら、モノマネも大いにアリでしょう。ですが、そうでないなら、あまり桑田さんの影響を感じさせない歌い方のほうが私は好きです。

音域はF#2A3で、1オクターブとちょっとの幅。

やや高いけど、原キーでもサビの最高音A3を地声でいけるかな?どうでしょうか?

キツかったら無理せず、キーを−1〜−2くらい下げてもいいと思います。−2にするとCメジャーキーなので、楽器陣には喜ばれます。w

あえてファルセット(裏声)にしても涼しげでいいと思いますが、個人的には熱っぽく地声でいきたい。なんやかんや言って、どうしても桑田さんのイメージが拭いきれない私……。苦笑

寂しげに始まるAメロは雰囲気を大切にしていきたいですね。

あとAメロは、リズムが意外と難しいです。完コピでなくてもいいかもしれませんが、シンコペーションは無くさず、次の音にぐいぐいと繋いでいくノリを意識してみましょう。

女性の方は、原キー+3~+5くらいが歌いやすいですかね。

サザンの曲はバンドでやるなら、ぜひコーラスも欲しいところ。

 

・ピアノ(キーボード)

 Aメロは歌のリズムが細かいので、白玉(全音符)でも良いかと。少なくとも左手(ベース音)は白玉が基本。

バンドではギターかキーボードのどちらかはアルペジオですかね。とにかく歌の邪魔をしないようにタッチに気をつけましょう。

サビ手前でクレッシェンドして、サビに入ったらビート感を強くするよう意識してみてください。

コピーするとなると、エレピ、オルガン、ストリングスの音色が使われており、キーボード奏者が1人で担当するのはなかなか大変でしょう。ギターが2人3人といるならストリングスに徹しても良いかもしれません。

弾き語りや歌伴では、ゆったりしたテンポでコードチェンジも激しくないので、ついついすき間を埋めてしまいたくなりますが、グッとこらえてスペースを聴かせた方が良いですね。

 

・ギター

基本的なポイントはピアノと同じです。

バンドアンサンブルではコーラス(エフェクター)などかけてみてもいいかも。

およそアルペジオかコードストロークですが、シンプルだからこそ強弱や音の長さなどを大切に。

サザンは音源やライブでも2本以上のギターが鳴っています。

間奏でちょっとしたソロがあります。スライド奏法ですが、必ずしもそうでなくともいい気がします。素朴な音で弾いた方が雰囲気が出るかもしれません。

アコギ弾き語りだったら、2カポで弾くのが楽だと思います。(Cメジャーキーで弾く)

 

・ベース

この曲に限った話ではありませんが、重要なパートであるのがベース。

発音のタイミングだけでなく、音の長さにも、ぜひ気を配ってみてください。すごく大事です。

全音符で音を伸ばすようなときにも、16フィールを感じながらリズムをキープしましょう。

サビに入ると、16分音符主体で音の移り変わりも多いラインに変わります。ここでは音の移り変わりよりもリズムをしっかりキープすることを気をつけましょう。

 

・ドラム

ハイハットは8分音符で刻まれ、24拍でスネアが入る、いわゆる8ビートのパターンが基本ですが、16分音符でキックが入る箇所もあります。

つまりリズムの項で前述したように、「フィール」としては「16」なのです。16フィールを感じながらも動作としては8ビートを叩いているような感じです。これもよくあるタイプのやつですね。

ドラマーが8フィールか16フィールかで、全体の印象はまったく変わってきます。どちらが良い悪いということでもありませんが、どう聴かせたいかは狙っていくと良いと思います。

 

・パーカッション

サザンにはパーカッション奏者の野沢秀行さんがいるので、パーカッションはスタメンです(パーカッションがかっこいい曲がいっぱいあります。)が、この曲調ではちょっと地味になってしまうのはしょうがないか。

でもコピーじゃなく、いろんなアレンジで演奏することを考えると、ドラムの代わりにコンガやカホンも大いにアリだと思います。

 

・管楽器(サックス、トランペット、フルートなど)

近年のライブ映像を見ると、ホーンセクションが入っていますね。Aメロではストリングスの代わり、サビやアウトロでは歯切れのいいセクションを、と。

インストで主旋律を吹くときには、アーティキュレーションに注意してください。歌うような滑舌でないと、なかなか雰囲気が出ません。これもこの曲に限ったことじゃないですけれど。

 

 

はい……

これは……思いつきで書いてみた「課題曲攻略」でしたが、ムチャクチャ大変でしたわ。

ちょっと次はいつになるか。のんびり待っていてくださいませ。

こんな感じでよければ、リクエストもどうぞ。

contact@festina-lente-music.com

 

 

 

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体験レッスンのページはもうご覧いただけましたでしょうか。

ただいま体験レッスンを無料でご案内しています!

https://festina-lente-music.com/trial-lesson

一周年のご挨拶

 本日をもって、festina-lente music school は一周年を迎えました。

これもひとえにお世話になっている皆さま方のおかげです。

本当にありがとうございます。

まだまだ手探りではありますが、このスペースがもっともっと

音楽を楽しむ方々の集まる場となるよう、がんばってまいります。

ぜひともお近くにいらっしゃった際はお立ち寄りくださいませ。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

 

株式会社Hi-Fields    festina-lente music school

代表 高野はるき

副主任講師 chie(丸山千絵)

 

 

 

またまた新しい才能が

 

どなたかがTwitterに呟いていたのを見て知りました。

これまたヤバい才能の登場です。

 

DOMi & JD Beck

 

鍵盤弾きのDOMiとドラムのJD Beckのデュオ。

詳しいことはぜんぜん分からないんですが、見るからに若い。おそらく10代ですね。

 

いや~~……もう、マイッタ。

 

まずそのバリテクに目を(耳を)奪われます。

大きな拍の捉え方の中に自由に音を詰め込んでくる。

 

特にドラムのJD Beckは、クリス・デイヴ、マーク・ジュリアナといったドラマーのポストポジションを担う存在になるかもしれません。

 

古いフォーマットの音楽に乗せてテクニックだけを見せつけるのではなく、音楽性もテクニックに伴いとても柔軟なのが大きなポイントです。

コンテンポラリーなジャズ、プログレ感、ダンスミュージックなどの要素が渾然一体となっており、なおかつ絶妙にポップであるというそのセンスに、もう、脱帽。

世代がなせる業でしょうかね。

 

まだ露出はさほど多くないみたいですが、今年はアメリカの楽器フェス、NAMMにも出演したようです。

若い世代のミュージシャンらしく、Youtubeに動画を投稿していますので、気になったら見てみてください。

 

以前ご紹介したベーシスト、Mono Neonともコラボレーションしています。

 

 

 

滝口講師のウクレレ弾き語りチャンネル

当スクールのギター、ウクレレのレッスンを担当する滝口徹講師による、Youtubeのウクレレ弾き語りチャンネルTorulele(トルレレ)」がスタート!

 

Toruleleチャンネル

 

このように、滝口講師の弾き語りに合わせてコードのダイアグラムが表示されます。

気がきいているのは、次の小節のコードが下に表示されている点。

1小節内でコードが切り替わる場合のタイミングも、何拍目なのか分かりやすい。

 

何より滝口講師のゆったりした歌声が心地よい。

 

今年に入って、すでに6曲アップされています。

「いとしのエリー」などの定番曲から、King GnuOfficial髭男dism まで!

 

キーはすべてCメジャーキーになっており、オープンコードがほとんどですので比較的押さえやすいかと。

歌を歌う際にキーを変更したければ、カポを使いましょう。

 

テンポが速かったら、Youtubeの再生速度変更機能を使って、ゆっくりにして練習できます。

 

 

さあ、みなさんもレッツらトライ!

 

……え?

ウクレレを持ってない?

それはまずいですね。

すぐ買いましょう!今日買いましょう!

 

そして、festina-lenteのギター、ウクレレのレッスンでは、優しく面白い滝口講師が待ってます!ぜひ!

(滝口講師は地元、静岡県の御殿場市で自身のスクールを運営しています。ご近所の方はそちらもぜひ!)

 

Toruleleチャンネルの、高評価、チャンネル登録もよろしくお願いします!

 

 

TORU TAKIGUCHI

滝口徹

担当楽器(コース):ギター、ギター弾き語り、ウクレレ

 

富士山の麓、静岡県御殿場市生まれ。ピアニストの母の影響で音楽に囲まれた環境に育つ。

12歳でギターに興味を持ち、20歳の時にニューヨークへ。Brooklyn Conservatory of Music及びThe New Schoolでジャズを学ぶ。

卒業とともに、ジャズ、ブラジリアン、ミュージカル、ゴスペルバンドと、ジャンルを問わず多くのグループ・プロジェクトに参加。

アメリカを代表するコンサートホールThe Hammerstein BallroomSymphony Space (New York)、

The Kennedy Center (Washington DC)、他に出演。その活動が認められ、アメリカ合衆国アーティストビザを取得。

2010年から作曲家、音楽家として、ジャズの枠を超え自身のグループ“Torujazz”をスタート。

Tomi JazzMiles CaféZinc Bar (New York)、World Café (Philadelphia)、Twins Jazz (Washington DC)、An Die musik (Baltimore)をはじめとする、東海岸のjazz Venueにて活動。

2015年よりニューヨーク・東京で活動中。

また、音楽の楽しさ、美しさを1人でも多くの人とシェアすべく、レッスンを行っている。

 

絶対に間違えないで演奏するには④

 

前回のつづきです。

 

確実な演奏をするため、いったんグッとテンポを落としていった、その際に出てくる、

「遅すぎて元の曲がイメージできなくなり、リズムが分からなくなってしまう」という問題

 

たとえば、米津玄師さんのLemonYoutubeの設定で再生速度を0.25にしてみてください。

次の音へ移り変わるタイミングが分かりにくくないですか?

(今は、引き伸ばしすぎて音が劣化したり揺れたりしてしまうことには目をつぶっていきましょう。)

 

このタイミングを問題なく把握できる方は、今回の内容は読み飛ばしちゃってOKです。

 

初心者の方の多くは、遅すぎて分かりづらいと感じたんじゃないでしょうか。

これを、本筋で解決していこうとするならば、テンポやリズム、拍子、音符の種類、表拍・裏拍など、音楽の「時間」に関する要素を、しっかり理解しコントロールできるようにしていきましょう、となります。

何ごとも「急がば回れ」ですので、もちろん丁寧に学んで練習していくに越したことはありませんが、今回はちょっと先を急いでみようと思います。

 

どうするかというと、

アプリを使います。

 

もう、思いっきり道具に頼ります。w

 

 

Youtubeも再生速度を変えられて便利なんですが、遅くしようとしたとき、0.750.50.253段階しかありません。

試してみると分かりますが、けっこう極端にテンポが落ちてしまうんですね。

1段階でかなりイメージが変わって、分かりづらくなってしまう。

 

これをアプリで、もう少し細かい段階にしていこうというわけです。

 

そういった用途のアプリはいくつもありますが、私が持っているのはSpeed Pitchというアプリです。(iOS

シンプルなアプリですが、テンポを1%づつ100段階に変えることができます。

ついでにキーも±12と、どこにでも上げ下げできます。

Speed Pitch

 

Androidでは「ミュージックテンポチェンジャー」というアプリが、おそらく似たような物だと思います。

ミュージックテンポチェンジャー

 

 

前回ちらっと書いた

>> 目標設定と、現状把握、そして目標に近づくためには何をしていくべきか。

>> この3つを客観的に考えられる人が、もっとも上達するタイプです。

にも通じる話ですが、

『「ある点」と「ある点」を結ぼうとしたときに、いかにその「間」に細かい段階を設定できるか』

ということが効率よく物ごとを運べるか否かに、大きく関係しています。

 

 

上記のアプリを使って、焦らず少~しづつテンポを落としていきましょう。

そうやって段階を踏んでいくと、かなり遅くしてもまだリズムをキープできると思います。

演奏することを想定して、多少でも次の音までの猶予を持てるテンポまで落とせたら、それをしばらく繰り返し聴き込んでください。

焦ってすぐ演奏しようとせず、音もリズムもイメージできるように、よく聴き込みます。

元のテンポじゃなく、そのゆ~~っくりにしたテンポで、メロディを口ずさめるくらいにまでなったら準備万端です。

 

さあ、演奏です。気を抜かず集中して。

 

どうですか?

 

およそ間違えずに演奏できたでしょう?

 

あとはそれを繰り返していけば、勝手にテンポアップしていきますから。

 

ぜひ試してみてくださいね。

 

 

今回で「絶対に間違えないで演奏するには」のシリーズは終わりです。

個人的には、「間違えずに演奏できるかどうか」は大事な要素ではありますが、最重要かと言えば必ずしもそうではないと考えています。

「間違えずに演奏できるかどうか」以外のことにも目を向けてみると、もっと音楽の楽しさを、そして自由さも感じれるのでは、と思います。

 

絶対に間違えないで演奏するには③

 

前回のつづきです。

 

なんであってもいきなり事を成すのは大変で、簡単なことからの積み重ね(ステップアップ)が、けっきょくは一番近道だ、ということを多くの方は知っています。

 

頭ではそれを理解しながらも、誰しも「すぐにでも」こんな曲が演奏したい、あんな風に演奏したい、という欲があるわけです。

 

目標設定と、現状把握、そして目標に近づくためには何をしていくべきか。

この3つを客観的に考えられる人が、もっとも上達するタイプです。

逆に高い目標だけしか見えていない人は、なかなか上達しない、と思い悩みがちです。

 

 

 

ちょっと話がそれました。

 

さて現状では、

およそ「高速であるため」一曲通して間違えずに演奏しきることは困難

だとしましょう。

途中で何度も間違えてしまう。つっかえてしまう。

 

だからテンポをググ~~っと落としていきます。

 

元のテンポの半分か、場合によってはそれ以上かもしれません。

「演奏の間違い」は、ほとんどが時間的制約が厳しいことから起こりますので、その制約を可能な限り緩くしていきます。

次の音を考え、確認し、正確に運動できるくらいの猶予を設けていきます。

 

 

その状態で、気を抜かずに演奏すれば「間違えない演奏」が成せるはずです。

 

この「間違えない演奏」が一度できてしまえばあとは簡単で、目標のテンポに向かい徐々にテンポアップしていきます。

と言うか、間違えない状態が固まってしまえば、ほっといてもテンポアップしていくはずです。

楽器の演奏に限らず、淀みなく行える運動は高速化していきますので。

 

 

演奏したい曲の元のテンポで、何度も何度も間違え、悶々としながら繰り返す練習より、いったん確実に(間違えずに)演奏できるテンポまで落とし、それを元のテンポまで引き上げていく方が早いということですね。

 

 

人によっては、焦れったいでしょう。

自分がしたいのはこんなのじゃなくて、もっとアグレッシブでカッコいいやつなのに……。

と、モヤモヤもするでしょう。

そこをグッと堪えてやれるかどうか、なのですが。

もう、騙されたと思ってやってみてください、と言うしかないです。

 

これが間違えないで演奏できるようになる唯一の方法だ、と言うつもりもないのですが、多くの人にとっては有効なはずです。

 

 

 

ただ、これにはひとつ問題があります。

 

「極端にテンポを落とした際に、元の曲がイメージできなくなり、次の音に移るタイミング、つまりリズムが分からなくなってしまう」ということが起きる可能性があるのです。

 

テンポとリズムについて深い理解があれば、テンポを変えた際の相対的な音価(音や休みの長さ)の伸び縮みが分かりますが、初心者の方にはちょっと大変だと思います。

 

どうするか……

 

 

つづきますw

 

絶対に間違えないで演奏するには②

 

前回のつづきです。

 

往々にして「こんな曲が演奏できたらカッコイイ!」と思うような曲を元のテンポで演奏することは、初心者にとっては相当キビシイでしょう。

残酷なようですが。

でも、だから諦めましょう、という話ではないですよ。誤解なきよう。

どうにかしていこうという話です。

 

 

次の音までの猶予。

 

たとえば、米津玄師さんのLemonBPM=87で、これは4分音符が1分間に87個入るテンポということです。で、この曲のメロディには16分音符がたくさん出てきますので、その部分で言えば、次の音までの猶予は0.17秒ほどとなります。

これ……その間に次の音を正確に認識して確実に運動すること、はっきり言ってムリですよね。

 

こうなると、正確に認識することと確実な運動は度外視するほかなく、

やり方としては、けっきょく

「しのごの言わず繰り返せ!何べんも何べんも繰り返して体に染み込ますんや!」

となるわけです。

 

いや、むしろ楽器の練習と言えば、このやり方以外に何があるの?と思う人の方が多いかもしれません。

 

このやり方自体を全否定しているわけではありませんが、強靭な根気と膨大な時間が必要になってきますので、大人の方が趣味に使える時間内で、と考えるとどうも効率が良いとは思えません。

何より大人には考える力があります。これを活かさない手はありません。

 

 

ではどうしていくか。

前回お話ししたように、いったんテンポをグッと落として猶予を増やし、「余裕を持って判断や運動ができる」ようにします。

 

もちろん練習するのに適切な速さ(早さ)には個人差があります。

Lemonはテンポを半分(BPM=43.5)にしても16分音符の長さは0.34秒ですので、多くの初心者にとってはまだ速いと思います。

 

いったん曲を変えてみましょうか。

Lemonのように16分音符が基本となっている曲ではなく、4分音符が基本となっている曲に。

上を向いて歩こう、星に願いを、ダニーボーイ、ラブ・ミー・テンダーなど。

どうしてもちょっと古い曲にはなってしまいますが

 

この場合、テンポがBPM=60だとすれば、次の音までの猶予は1秒となります。

1秒あると、先に挙げた0.17秒とは違い、ほんの少しでも「考える」ことができるのではないでしょうか。

まだ速ければ、さらにテンポを落としてみてください。上記の曲であれば、BPM=40くらいでも、なんとか元のメロディをイメージできるんじゃないかと思います。ちなみにBPM=40の場合、猶予は1.5秒ですね。

 

 

なんだかまどろっこしい話になってきたと思ってませんか?w

こんな話はダルいわ~~、と思ったらどうぞ、何べんも何べんも繰り返して体に染み込ませてください。

 

いずれにしても、今できないことをできるようにしようとすれば、何かしらがんばらなきゃならないわけです。

なるべく効率よくスムーズに、そして楽しく、と考えて書いていますので、よろしければ引き続き読んでくださると嬉しいです。

 

つづく

 

絶対に間違えないで演奏するには①

 

今回は

「絶対に間違えないで演奏するには」

というお題でお話ししてみます。

 

楽器をやっている人は誰しも、間違えたという経験があると思います。

本来はこう演奏するはずなのに、違う音を鳴らしてしまったり、違うリズムで演奏してしまったり、詰まって演奏が止まってしまったり

 

そのすべてをあっさり解決する方法があります。

 

なんだと思いますか?

ちょっと考えてみてください。

 

どうです?

 

はい、それは……

 

「ゆっくりやる」

です。

 

テンポをググ~~っと落として、ゆ~~っくりにするんです。

 

演奏の間違いというのは、簡単に言えば、テンポという時間的制約の中でアタマの処理が追いつかないことと、運動が追いつかないことから起きます。

だからゆっくりにする。

非常にシンプルな答えです。

 

どれくらいゆっくりにするか?

これはおそらく、

あなたが思っているのの何倍もゆっくりにします。

 

私はつねづね「ゆっくりでできないことは、速くなんてできない」とアドバイスしていますが、それを受けても多くの方はほんのちょっとテンポを落とす程度です。

 

いやいやいや、ぜんぜん、もっと、うんとゆっくりですよ!

 

Youtubeで、どの曲でもイイので、再生速度を少なくとも0.5倍にして聴いてみてください。

譜割りや元のテンポにもよりますので、曲によってはまだまだ速い(早い)でしょう。

 

ちなみにこの曲(米津玄師さんのLemon)は、0.5倍でもそこそこ速い(早い)ですね。

 

ここで言う「速い(早い)」とは次の音までの物理的な時間です。

 

たとえば、

次の音までの時間が1分あったとしたらどうですか?

 

確実にこの音だ、と思うに十分な時間があるし、運動としても余裕があるでしょう。

もちろん、さすがにそれはやりすぎです。

でも、つまるところ、「そう言うこと」です。

 

この考えてみれば当たり前とも言えることが、既存の曲を演奏しようとしたとき、元の曲の速さで演奏したい、もしくは演奏せねば、と思うばかりに見えなくなってしまいます。

 

 

と、ここまでですと、たくさん異論もあることと思います。

つづきますね。w

 

白日

スキマ時間にひさしぶりにカラオケに行ってまいりました。

こんな機会に、ちょっと最近の曲もと歌ってみましたよ、アレを。

 

「白日」

 

King Gnuによる昨年の大ヒット曲ですね。

ご存知ない方はこちらをどうぞ。

 

いや〜〜〜、マジで歌えなかった!!

 

それなりに知っていて、歌詞もメロディも把握しているつもりだったんですが、

洋楽か、ってくらい歌えませんでしたわ。

私にとって、音域的に美味しいところがひとつもない。いや、多くの人にとってそうであろう…。

キーを下げても今度は、口が回りきらない、譜割りが分からない、息継ぎの場所が分からない、キーを下げてもなお高い、などズタボロ。

あ〜〜難しすぎて笑えた。惨敗。

 

 

で、こんなモンも見つけました。

ガチャピン…イイわ〜。w

 

 

このカバーはイイね!

ひさしぶりにオススメをば。

オススメってか、私もつい先日ちゃんと知ったばかりなので、

「こんなバンド見つけたよ」っていうシェアですね。

と言ってもメジャーレーベルで15年も活動されているようで、

私も名前だけは存じ上げておりました。

 

UNCHAIN

 

というのがそのバンド。

「なんだよ知ってるよ~」という方はごめんなさい。

 

 

 

先日、なんの拍子かにこの動画がYoutubeに上がってきてまして。

 

正直に言えば、普段はもはや、若い世代のロックバンドを聴いてみようとはさほど思わないのですが、

ちょっと気になって見てみると

 

お~~、なんかすっごい気持ちいいじゃん!

 

歌声がすんなり入ってくる!

 

バンドのグルーヴが良い!

 

アレンジが良い!

 

上手い!!

 

 

お〜〜〜!

 

お〜〜〜!

 

おおお〜〜〜!

 

 

カバー、秀逸ですねー!!

オリジナル曲もいっぱいあるので聴いてみたいと思います。