恥ずかしさと向き合う

 

「恥ずかしい」という気持ちは誰しにもあると思いますが、音楽をやる上ではこいつがけっこうな邪魔者です。

 

誰かに歌や演奏を聴いてもらったり、セッションやバンドに参加したり……ホントだったら「そうしたい」と思っても、そこで恥ずかしいという気持ちが勝ってしまうと尻込みしてしまいます。

 

上手くできなかったらどうしよう…。

まだ下手だから…。

 

と、どんどん消極的に考えちゃうんですよね。

私もその気持ち、よーく分かります。

 

この「恥ずかしさ」は、自尊心やプライドを傷つけられたくないという防御の気持ちとも言えるかもしれません。

 

 

その結果がどうであれ、誰かに聴いてもらったり、誰かと一緒に演奏したりすることは、多くの場合は大きな経験です。

 

積極的に誰かに聴いてもらったり、誰かと一緒に演奏したりすることができる人は上達も早いし、音楽の楽しさをより多く感じていけるように思います。

(もちろん音楽の楽しみ方はいろいろなので、必ずしも合奏したり誰かに聴いてもらわないとダメということはありません。)

 

 

手前味噌ですが私も過去に、自分の先生と一緒にバンドをやらせていただくなど、どう考えてもメンバー内で自分が一番下手っぴだという演奏を人に聴いてもらったりしたことは何度となくあります。

そうすると中にはとっても率直なダメ出しをもらうこともありますが、それを含めてとても貴重な経験だと思っています。

 

 

 

ところで先日、英会話レッスンの動画を見ていたら、こんなことを言っていました。

英語もやはり積極的にアウトプットして(話して)いくことが重要で、しかしながら多くの人は「恥ずかしさ」に負けてその機会を逃してしまうと。

 

英語の発音では日本語とは舌や唇の使い方が全然違うので、それを意識して発音すること自体に恥ずかしさがつきまといます。

もちろん流暢に話せているならば、感じることのない恥ずかしさでしょうけど。

 

それについてその先生曰く、自分が練習でアウトプットするときペルソナを作って恥ずかしさを上手いこと感じないようにしてきたそうです。

ここでいうペルソナとは「仮想の自分」みたいな意味で、「上手くいかなくてもそれは自分じゃない別の人格がやったこと」だとするんだそうです。

 

うーーん。

そんなに上手くセルフコントロールできるのかな~と思いつつも、とにかく「恥ずかしさ」と上手く付き合っていけるといいな、、、なんて思いながら見ていました。

 

やめるのは簡単

 

いや〜〜〜、

2週間ぶりくらいかな。

ブログの更新、むちゃくちゃ間が空いてしまいました…。

 

すみません。

 

 

 

…さて、今回の小休止で思ったこと。

それは「やめるのは簡単」ってことです。

 

まる3年続けてきたブログですがそんな積み上げもなんのその。

やめようと思ったら(もしくは意図せずとも)スパッとその時にやめられます。

なんの労力もいりません。

 

一方でやめたい物事ほど、なかなかやめられないということもあるかもしれませんね。

がんばって継続してきたことほど、いとも容易くプツッと終わりにしてしまうことができる、と。

 

 

一般的に、この「やめることの簡単さ」に対し、「始めること」そして「継続すること」と言ったら比べようもないほどに大変なのではないでしょうか。

 

歌でも楽器でも作曲でもなんでも、やっていると、なかなか上達せずにモヤモヤすることもあるかと思います。

でも、音楽を「始めたこと」と「続けていること」はとってもステキで尊いことだと思うのです。

腕前なんか関係なく、音楽を始めて続けているということだけで胸を張っていいと私は思います。

 

 

 

おそらくは他のことに時間やエネルギーを向けなければならないときもあるでしょうが、

どんなに細くでも音楽を続けてほしい。

 

ちょっと傲慢かもしれませんが、私がすべての生徒さんに対して願っていることです。

生徒さんがなんらかの事情でレッスンをおやめになるとき、「音楽はやめないで続けてくださいね」といつも言ってきました。

 

やめさえしなければ、いつかポンッと次のステージへ進める時がきっときます。

やめさえしなければ、音楽を通じて人の繋がりもできるでしょう。

やめさえしなければ、まだ味わったことのない楽しみにいずれ触れることができるでしょう。

 

 

 

私もこのブログ、これからも楽しみながら書いていきたいと心新たに思ったしだいです。

ひきつづきあたたかく見守っていただけますと幸いです。

 

ドレミで聴こえる

 

当スクールには現在、ソルフェージュのレッスンをご受講くださっている方が数名いらっしゃいます。

 

ソルフェージュというのは、音楽の基礎知識・基礎体力を養うためのトレーニングです。

 

主に、楽譜を読んで歌ったり(読譜)、音を聴きとったり(聴音)、音楽の基本的な仕組みを学んだり(楽典)、ということをしていきます。

 

 

ソルフェージュで養われる音楽の基礎的な能力を、私はざっくり一言で「音楽力」と言っています。

 

音楽力は、歌を歌うにしても、楽器を演奏するにしても、作曲や編曲をしたりするにも…何をするにしても重要です。

音楽力が高いことは大きなアドバンテージになります。

 

 

例えば、聴こえてきた音楽をドレミに置き換えていくことができたら、どんなメロディでも演奏できますよね。

そんな世界観、ステキじゃないですか?

 

 

大人の方でも、まったく経験のない方でも不可能じゃありませんよ!

ソルフェージュのトレーニングをしていくことで、少しずつドレミが聴こえるようになってきます!

 

 

ソルフェージュレッスンの受講生の方々は、みなさんご自宅でこつこつ自主練習されているので、このところメキメキ成長しています。

もう簡単なメロディならドレミに置き換えて聴くことができるようになって来ました。

私も自分のことのように嬉しいです♪

 

耳コピで気づくこと

 

もはやライフワークっぽくなってきた感もある耳コピ。

最近もスキマ時間でこつこつコード進行の耳コピをしています。

 

今日は60年代末の日本のヒット曲を。

 

 

この時代の曲に比べると、70年代以降の曲ってかなりコード進行ありきで作られている気がします。

逆に時代を遡るほど、コード進行という観点からは曲が考えられていない気がします。

 

そもそも1曲に使うコードの数も少ないうえに、ひたすら2つのコードを行ったり来たりしてみたり、同じコードがしばら〜く続くかと思いきや小節の途中でコードが変わって「そこ?」みたいに思ったり…。

 

耳コピと言っても、純粋に音を聴きとる力だけじゃなく、いわゆる音楽理論みたいなものも使って行っている私としては、裏切られたり勘ぐってしまったりするようなコード進行がけっこう多い。

 

 

曲を頭で作っている感じがしないんですよね。

歌詞の世界観や雰囲気を重視した曲作りと言いますか。

 

技巧的なコードワークも大好物ではあるのですが、そうじゃないところに重きを置いた曲も、これはこれで素敵ですよね〜。

 

 

こういう気づきがあったりするので、やっぱり耳コピはやめられません〜!

 

練習のお供:ドラムアプリ⑤

 

練習に使えるおすすめドラムアプリ。

たくさんあってキリがないので、今回のアプリで最後のご紹介にします。

 

 

5つ目は

「Drum Beats+」

です。

 

1つ目にご紹介した「Drum Beats」と名前が似ていて紛らわしいですね…。

こちらには「+」がついています。

 

客観的には今回の「Drum Beats+」が練習のためのドラムアプリとしては本命かな。

 

 

こちらのアプリの特徴は…

 

リズムパターン

400以上のパターンライブラリーがあり、量は十分。(私には多すぎるくらい。)

ロック、ブルース系が強い印象です。

練習という目的であれば、まず不足はないでしょう。

中にはストレートとシャッフルを途中でで切り替えるような、練習に使えそうなパターンも。

 

音色・音質

たくさんのリズムパターンがありますが、基本的にはすべて同じドラム音源で鳴っています。なので、音色で音楽性を示すことにはこだわっていないようです。

そのドラム音源は自体は、けっこう太い音をしていて嫌いではありませんが。

 

テンポ

このアプリではテンポチェンジはスライダーではなく、ボタンをタップして行います。

全てのリズムパターンにおいて、BPM=45〜200までの可変幅を誇っており、このあたりは楽器の練習に向いていますね。

ただ、BPMが「5刻み」でしか変えられません。92とか126とかができず、90や125と近似値で鳴らすしかありません。このあたり是非が分かれそうなところ。

 

その他

カウントイン機能があるのは嬉しい。このあたり、やはり「楽器の練習」を意識した作りになっています。

リズムパターンをランダムに再生する機能もありますが、これはなくてもいいかな…。

リズムパターンが多いので、拍子やノリ、ムードなどで絞ることができます。お気に入りに登録もできます。

 

 

このアプリもインストールは無料ですが、豊富なリズムパターンをすべて使うには費用がかかります

1年で2,100円という支払い方法か、8,000円支払ってすべてを永久に使えるようにするという方法があるようです。

うぅ〜〜ん。ひと月175円と考えるとそうでもないけど、やっぱり他のアプリと比べると高くつくかな。ここがネックかもしれませんが、実用性は高いと思います。

無料版でもけっこうな数のパターンが使えるので、まずはインストールしてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

さて5回にわたり5つのドラムアプリをご紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。

 

実際にはドラム系のアプリはまだまだたくさんありますが、「メトロノーム代わりに練習に使う」そして「簡単操作でストレスフリーなこと」を考慮すると、最初にも言いましたが意外と選択肢は多くないんですよね。

自分で作りたいくらい。

 

そんな中でも、個人的に気に入ったのは1つ目の「Drum Beats」と3つ目の「Loop Drum」ですかね。

やっぱりこのくらいシンプルなのが好きです。とくに「Loop Drum」は音が好み。

 

ジャズがお好きな方なら4つ目の「Drum Genius」、総合的には5つ目の「Drum Beats+」がオススメでしょうか。

 

 

すべてのアプリをチェックできてはいませんので、他にも良いのがあったらぜひ教えてください。

あと、自分がiOSなのでiOSのアプリばかりのご紹介になってしまいます。Androidユーザーの方、すみません。Androidアプリでもオススメがあったらぜひ教えてください。

 

練習のお供:ドラムアプリ④

 

練習に使えるおすすめドラムアプリ。

どんどんいきましょう。

 

 

4つ目は

「Drum Genius」

です。

これはiOS版、Android版どちらもありますね。

iOS版はこちら

Android版はこちら

 

 

このアプリはドラムを鳴らしたりテンポを変えたりといった操作に関しては、前回までにご紹介した3つのアプリと大差ありません。

 

こちらのアプリの特徴は…

 

リズムパターン

このアプリの特筆すべき点は、なんといっても実際のドラマーの奏法を加味したリズムパターンが豊富なライブラリーとなっていることです。

アート・ブレイキーやエルヴィン・ジョーンズ、トニー・ウィリアムズ、マックス・ローチ、フィリー・ジョー・ジョーンズといったジャズジャイアントたちのグルーヴ。

バーナード・パーディや、ジェイムス・ブラウン・バンドのクライド・スタブルフィールドのグルーヴ。

とくにジャズ系は、並々ならぬこだわりを感じます。

 

音色・音質

かなり生々しい鳴りをしています。

ジャンルやリズムパターンによっての音色の変化はなく、基本的には同じ空間でのアコースティックなドラムサウンドに統一されています。

スネアのピッチなどは、実際のドラマーのセッテイングを真似て設定されています。

 

テンポ

テンポ表示あり。

テンポの可変幅は±20ほど。これについてはやはりもう一声、幅が欲しかった。

 

その他

ドラムのピッチ(チューニング)を上げ下げできる機能がありますが、どうだろう…あんまり使わないかな。

リズムパターンが多いので「お気に入り」マークをつけて管理するような感じ。

 

ドラムマシンとしてだけでなく、単体のメトロノームとしてもなかなか面白い。単純な拍子でクリックを鳴らすだけでなく、いろんなリズムパターンで鳴らすことができます。

 

 

このアプリ、インストールは無料なんですが、豊富なライブラリーからリズムパターンを実際に使おうと思うと、そこで費用がかかります

課金制。

10パターンで120円、50パターンで250円、全部で980円となっています。

ジャズをやっている方にはオススメできそうです。

 

練習のお供:ドラムアプリ③

 

練習に使えるおすすめドラムアプリ。

どんどんいきましょう。

 

 

3つ目は

「Loop Drum」

です。(これもおそらくiOS用しかありません。ご了承ください。)

 

 

前々回の「Drum Beats」、前回の「Guitar Drums」と同系統のシンプルな作りで、使い勝手がいい。

 

 

こちらのアプリの特徴は…

 

リズムパターン

ジャズ、ロック、ファンクなど生のグルーヴ系が豊富に揃っています。

ブラジル系や「ワールド」とカテゴライズされた、パーカッションが絡んでくるリズムにも強い。

4拍子以外の、各ジャンルでよく使われる拍子もそこそこ入っていて抜かりがありません。

「ノリ」もスクエアすぎず、ほどよいグルーヴ感があります。

 

音色・音質

これは好みもあるでしょうが、一連のドラムアプリの中では個人的にはもっとも高評価

生々しく、サンプリングされたような空気感があります。

すばらしい。

この音色・音質で練習できるというだけでこのアプリの価値はあります。

 

テンポ

テンポ表示はあります。

テンポの可変幅はBPMで±20ほど。これについては「Guitar Drums」と同じで、もう少し幅が欲しかったところ。

テンポスライダーのマークがウサギとカメになっててかわいい。

 

その他

パンを左右に振ることができるのですが、私には用途があまりなかったです。

ドラムのサウンドと一緒にメトロノームを鳴らすことができ、その音量も調節できます。これは場合によっては使えるかもしれない。

 

 

けっこう良いところが多いですけど、それもそのはず、このアプリは有料です。(610円)

無料のお試し版があり、こちらは実用性はいまいちですけど、どんなもんかは知れるのでよかったら試してみてください。

 

練習のお供:ドラムアプリ②

 

練習のお供としてのドラムアプリ。

さらにいくつかご紹介していきましょう。

 

 

正式名称がいまいちはっきりしませんが

「Guitar Drums」

というアプリ。(これもおそらくiOS用しかありません。ご了承ください。)

 

 

作りとしては前回の「Drum Beats」に似ています。

こちらもシンプルで使い勝手はいい。

 

 

違いはというと…

 

リズムパターン

Drum&Bass やDubstep、House、Trapなど、いわゆるダンスミュージック系のマシンビートの割合が多く、音色もそれに則ったものとなっています。

アプリの説明文によると、ギターの練習に焦点を当てたもののようですが、このリズムパターンのバリエーションはどうなんでしょうか…。

 

テンポ表示

このアプリにはテンポ表示があります。やはりあると便利なときもあるので、これはこれで問題ありません。

 

テンポ可変幅

これは「Drum Beats」に比べてると、かなり狭い。

BPMで±20くらいまで。

実際には、リズムパターンの雰囲気を壊さずにテンポを変化させられるのはこのぐらいが限度なのかもしれませんが、練習を目的とした場合、もう少し幅広く変えられるとありがたい。

 

 

こちらのアプリも無料です!

よく似ていますが「Drum Beats」に軍配が上がるかな…。テンポを数値で確認したい方はこちらをどうぞ。

 

練習のお供:ドラムアプリ①

 

楽器の練習のお供といえば…

 

メトロノーム!

 

ですよね。

 

 

メトロノームはホントに重宝します。

リズム、大事ですから。

 

でもいつもメトロノームだと、「味気ない」とか「ストイックで疲れちゃう」とか思う方もいらっしゃることでしょう。

 

そこでたまには気分転換で、ドラムを鳴らして練習してみるのはいかがでしょうか。

 

ドラムマシンとかリズムマシンリズムボックスと呼ばれているようなやつを使うと、気軽にちょっとしたアンサンブル気分が味わえます。

 

 

ということでメトロノーム代わりに使えるドラムアプリを探してみると…

意外と「これ!」というのがないんですよね。

 

 

でもこの度、なかなかイイのをいくつか見つけました!

 

チョイスの基準は簡単操作でストレスフリーなこと。これが一番です。

練習のお供としては、使い勝手ってもっとも重要だと思うんですよ。

 

 

 

今回はまずはこちら。

 

「Drum Beats」

(おそらくiOS用しかありません。ご了承ください。)

 

スタートとストップのボタン、テンポを変えるスライダー、リズムパターンを変えるボタン

のみ!

の超シンプル設計。

単純明快、サクサク動くし素晴らしいです。

 

 

リズムパターン

リズムパターンは、ロック、ブルース、レゲエ、ラテンなども入っていますが、割合から見るに、かなりファンク系に振り切っています。

ジャズ系はゴメンなさい…な感じ。

 

ただ、パターンの数に対して、意外と使えるものは多くないかもしれません。

変拍子のパターンがけっこう多く入ってるんですね。その手の拍子が好きな人にはありがたいかもしれませんが、個人的には3拍子や6/8拍子がいくつかあれば十分なので、その分4拍子のバリエーションを増やして欲しかったかな。

あと、ループが短い(2小節や4小節)のに毎度毎度フィルが入ってきて邪魔なやつもありました。

 

音色・音質

ドラムの音色はすごくイイというわけではないけど、リズムパターンごとに合わせてあるあたり気がきいています。

まぁ、個人的には練習に使う目的であればそこまで音にはこだわりませんので、必要十分です。

 

テンポ表示

メトロノームにはテンポ表示(BPMの表示)は当たり前ですが、このアプリにはそれすらありません。

なんと潔いことか。

 

テンポを数値化して認識できるのは便利は便利なのですが、実際に演奏するときには(クリックを聴きながらの演奏でもないかぎりは)「だいたい」のテンポですからね。

古いアナログのリズムボックスなんかもテンポ表示なんてありません。

きっとアプリを設計するにあたって、テンポ表示するかどうかは検討されたはずですが、なんでもかんでも数値化したり、それを視認したりすることへのアンチテーゼで表示しないことにしたのだと思っています。

 

テンポの可変幅はメチャクチャ広いです。

ベーシックなファンクパターン(デフォルトがBPM=160)でBPM=40〜240までテンポチェンジできます。

もっとも遅くするとさすがに音がデジタル臭く歪んでしまいますが、今回探していた中ではもっとも広い可変幅を誇っています。

 

その他の機能

ホントに簡素な画面で上記以外の機能は皆無なんですが、いちおうバックグラウンド再生できることは記しておきます。

ドラムを鳴らしたままホーム画面に戻ったり、他のアプリを立ち上げることができるってやつですね。

 

 

こちらのアプリは無料です。

タダで、とにかく手軽に、という方にはオススメです。

 

 

次回以降、あといくつかドラム/メトロノームのアプリをご紹介してみます。

名曲選その9「オリビアを聴きながら」

 

私的名曲選、今回は

 

「オリビアを聴きながら」

 

です。

 

 

 

 

説明不要、杏里さんのデビュー曲にして代表曲ですね。

 

リリースは1978年です。

すでに40年以上も前の曲でありながら、今も歌い継がれるジャパニーズポップスのスタンダードと言っていいでしょう。

 

 

 

作詞・作曲はシンガーソングライターの尾崎亜美さん。

 

尾崎亜美さんのデビューは「オリビア〜」の2年前の1976年。

第二のユーミンと言われたそのソングライティング術は、当時としては群を抜いてハイレベルだったことでしょう。

ハスキーで、抑揚が大きく、ヴィブラートに少しクセのあるご本人の歌唱も素晴らしい。

 

 

尾崎亜美さんはまた、80年代〜90年代には、たくさんのシンガーやアイドルに楽曲を提供しています。

松田聖子さんの「天使のウインク」など、たくさんのヒット曲を手がけました。

「オリビア〜」は当初の売り上げこそ芳しくはなかったようですが、楽曲のクオリティはそんな中でも白眉です。

 

 

「オリビア」とは、アメリカのシンガー、オリヴィア・ニュートン=ジョンのことですね。

冒頭の「お気に入りの歌」がオリヴィア・ニュートン=ジョンのナンバーだと示唆されています。

内容は失恋ソング。

 

 

 

さて、この曲を語るにあたってはコード進行について触れないわけにはいきません。

 

オリジナルキーはGメジャーですが、Aメロに入った早い段階でまずCメジャー(平行調でAマイナー)に、さらにB♭メジャーへとコロコロと転調していきます。

とくに1つ目と2つ目の転調の際、マイナーコードから3度上のマイナーコードへ進行することで転調しています。クロマチックメディアント進行というやつです。

いきなり世界感が変わるような進行にもかかわらず、とても自然で、それでいて失恋の悲しさの中で落ち着かない心境がよく表されています。

ホントに素晴らしい。

 

サビに入ると一転、今度は王道のⅣ-Ⅴ-ⅲ-ⅵ進行。

そして泣きのクリシェと、鉄板のコード進行となっております。

 

凝ったAメロと王道のサビ、あくまでもポップで、完璧です!

 

 

 

オリジナルの杏里さんの歌唱はさすがにあどけなさが残っていますが、それがまたよかったりもするんですね。

杏里さんは後に何度かセルフカバーをレコーディングしていますが、私が聴きたくなるのはやっぱりオリジナル…。

 

カバーも数えきれないほどあることでしょう。

 

名曲!