【ギタリスト】Rei

今回は日本のギタリストをご紹介。

ご紹介といってもフェスやテレビ、ラジオなどにもたくさん出演されているので、ご存知の方も多いとは思いますが。

 

Reiさんです。

 

 

いつの時代も才能のある若い方ってのはどんどん出てくるものなんでしょうけど、彼女もまた素晴らしい才能の持ち主です。

 

ギターを弾きながら歌うわけですが、若いながらにブルースに大きな影響を受けており、いわゆるロックバンドのギターボーカルとも、いわゆる弾き語りとも一線を画すプレイをします。

そのスタイルはまさにブルース。歌とギターが切っても切れない関係に成り立っています。

フェイバリットはジョニー・ウィンターとか。渋すぎです。

 

オーセンティックなブルースも素晴らしいですし、ゴリっとしたロック、アップテンポでファンキーな曲調、フォーキーな曲調、ジャジーな曲調なんでも器用にこなします。

器用というと必ずしもポジティブなだけの表現ではない気もしますが、そんな他意はなく、ホントにどの曲もビシッとカッコよく歌って弾きます。

 

ギタープレイでは、とくにカッティングやパーカッシヴなプレイに目を見張るものがあります。

ちなみにピックは一般的なものとちょっと違い、サムピックという親指に着けるタイプのものを使っています。このあたりもブルースギタリストっぽい。

 

 

メロディや曲の作りには洋楽の影響を大きく感じますし、歌詞は日本語と英語が区別つかないような完全な折衷スタイル。

幼い頃、英語圏で育ったんじゃなかったかな?バイリンガルですよね。

 

 

そんな本格派で渋く通好みの面がある一方で、女の子らしさや、歳相応の可愛いらしい部分も合わせ持っています。

ファンション性、映像の「映え」もあり、なんというか、かなりスペックが高く、売り込む側からしたらかなり商品価値が高いんだろうなーと思ったり思わなかったり。

 

ソロのアーティストですが、ライブやレコーディングにはたくさんの素晴らしいミュージシャンが参加しており、その人選も妙に納得させられるというか面白いんですよね。

 

 

つい先日、モード学園のCMに使われるらしい新曲が発表され、その出来がまた素晴らしかったので記事にしてみました。

 

 

 

 

上手いと思う歌手を無理やり押し付ける企画①玉置浩二

 

始まりました!

「この人は歌が上手い!」と思う人を挙げ、無理やりにその良さを押し付けるという、けったいな企画!

 

初回を飾りますは……

 

玉置浩二さん!

 

でたー!日本の歌謡・ポップス界の歌ウマといえばこのお方。

 

いきなりラスボス。笑

 

 

はりきっていってみましょう!

 

まずざっとご紹介。

玉置浩二さんといえばバンド「安全地帯」のヴォーカルで、ソロのシンガーソングライターとしても数々のヒット曲をお持ちの方です。

世に出てきた頃から凡百の歌の上手いシンガーから頭一つ抜けでたような存在で、今や「日本で歌が上手い人」といえば必ず名前が挙がってきます。

 

 

わざわざ文字で説明することじゃないですが……

とりあえず、音程、リズム、発声といったベーシックな要素は、軒並み超ハイレベルです。

 

 

まず音程に関しては、この方は完全に相対音感で音をとっていますね。

Cを歌う、Dを歌う、Eを歌うという音の取り方じゃなくて、周りに鳴っている音との関係性の中でもっとも気持ちよく響き合うところに音を持っていっている。

じつはこれは歌を歌うにあたって、ほとんど全ての人が行なっていることではありますが、その精度がハンパない。

だから、ただカラオケで高得点を出せる人とはあきらかに違って聴こえます。もっと遥かに気持ちがいい。

カラオケの機械がバッチリと判定する音が、いつも気持ちよく響くとは限らないんですね。

また、細かいところで一瞬音程が外れたように思えても、ひとつのフレーズとして聴いたときは気持ちがいいという、捉え方のスケールが大きいことも特徴です。

 

このことは、ひるがえって我々の音楽の聴き方にも、あらためて考えさせられるものがあります。

カラオケの採点マシーンのような聴き方をしていると、音楽がどんどん窮屈になってしまう。

 

玉置さんの歌い方は、音楽をするにあたって、音を発することと同じかそれ以上に「聴く」ということ、そしてその「聴き方」が大切だと、あらためて思わせてくれます。

 

そういったことが特に顕著に表れるのが、他の歌手とデュエットしてハモリパートを歌ったとき。

主旋律に対して、ホントに気持ちのいい音程に当ててくる。

そのコントロール力たるや

 

 

玉置さんのリズムに関してはあまり語られることがないような気がしますが、やはりリズムも素晴らしい。

いわゆるR&B系のシンガーのようにあからさまには16系の細かいリズムを打ち出さないですが、大きな拍や小節の感覚(タイム感)がすごくガッチリどっしりしています。

メロディをフェイクしたり、思いっきりレイドバックしたりしたとき、その一つ一つの音は何分音符か何連符かという置き方ではなく、大きなノリに包括されていて聴く側に違和感を与えません。

おそらく玉置さん、というか安全地帯はデビュー前までに、じつにいろんな音楽を満遍なくコピーしてきたのではないでしょうか。そんな中にはリズムが強いファンクなども含まれていたと思います。ただそういった要素は、オリジナル曲ではすっかり素地に溶け込んでいるように感じます。

 

 

発声は本当にナチュラルですね。

低音から高音まで無理がない。

驚くほどに。

これが簡単にできれば苦労はないのですが

 

 

テクニック的にもバケモンだと思いますが、これが案外、非常に地味な部分のコントロールだったりします。

派手な上手さアピールのためのテクニックじゃない。

 

玉置さんの作曲や、ギターの弾き方を見ていると、「この人は典型的な、いわゆる感覚派のミュージシャンなんだな〜」と思ったりします。

頭で考えてテクニックで歌う「職人肌」ではなく、感覚派、つまり「芸術家肌」のミュージシャン。

だから打算的なものを感じない。

 

そういえば、以前何かでご本人が「上手く歌おうと思わない」みたいなことを言っていました。

カッコつけないというか。

なるほど。

分かる。

分かりますよ。

分かるけど……難しいっす。

 

本当に玉置さんの歌は、上手く歌ってやろうとして小手先のテクニックで歌う歌とは比べ物にならないくらい説得力があり、歌声がスッと入ってきます。

〇〇みたいに歌おう、みたいなのも、そういう意味では邪魔な考え方なのかもしれません。

 

その結果、狙わないからこそ滲み出る個性といいますか、癖っぽさもあります。

 

 

そんなこんなで、まぁもちろん、みんながみんな玉置浩二を好きなわけじゃないでしょう。

むしろ嫌いだわ、という人もいらっしゃるでしょう。

「なんか気持ち悪いわ~」とか。

 

かくいう私も一番好きな歌手というわけでもありません。(小声)

 

 

でも、この方の歌は、そんな声を簡単に飲み込んでしまう懐の広さと強度があるように思うのです。

理屈じゃない。

穿った見方をせず、素直な態度で正面から彼の歌に向き合ったとき、多くの人は心揺さぶられるのではないでしょうか。

 

 

 

 

引きこもって音楽力アップ

 

自粛まっただ中の東京です。

この事態や対応についていろいろ思うところあれど、この時間を活かすにはどうしたらいいか。

 

配信ライブとかもやってみたいですが、

こんな機会に音楽力をアップしてみては?

ということで、書いてみます。

 

何がいいかな~と考えながら書いていますが

 

まずは音楽をたくさん聴いてみてください。

 

普段より少しお時間があるようでしたら、ぜひ。

 

 

 

リズム練習

 

音楽をかけてそれを聴きながら拍子をとってみましょう。

①手拍子しながら1, 2, 3, 4と。必ずしも4拍子とは限らないので注意してください。

小節も意識して、小節の1拍目を1とカウントするように。(どこが「1」でもお構いなし、というのではなく、ここが1だといいかな?というのを気にしてみてください。)

それができたら、手拍子を13のときだけにしたり②、24のときだけにしたり③。細かく、1 and 2 and 3 and 4 and 1234と)と1小節に8回手を叩くのもいいですね④。さらにはand(と)のときだけ手を叩くのはどうでしょうか⑤。

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
* * * * * * * *

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
*   *   *   *

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
__*   *   *   *

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
****************

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
_* * * * * * * *

 

いずれもできたら、今度は音楽をかけず、自分の手拍子だけで歌を歌ってみましょう。

その手拍子を先ほどと同様に、いろんな場所に変えていくとどうでしょうか。

できましたか?

簡単?

では、最後は、手拍子にリズムパターンをつけてみましょう⑥⑦。

1小節のシンプルなパターンでも、先ほどまでと比べ一気に難易度が跳ね上がりますね。

これも簡単という方は、2小節にしてパターンも少し複雑にしてみてはいかがでしょうか⑧。

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
*   * * *   * *

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
*  *  * *  *  *

 


1・2・3・4・1・2・3・4・
*  *  *  *  *  *

 

 

 

ソルフェージュの練習

 

よく知っている曲をドレミで歌う練習をしましょう。

よく知っていても複雑な曲は大変かもしれません。

今回はごくごく簡単な曲をいくつかドレミにしておきますので、トライしてみてください。

もうドレミを丸暗記するつもりで。

これを10曲くらいやると、にわかに簡単なメロディはドレミで聴こえるようになる、かも。

 

 

ふるさと

Do Do Do Re Mi Re Mi Mi Fa Sol

Fa Sol La Mi Fa Mi Re Re Ti Do

Re Do Re Sol Do Re Mi Mi Fa Mi Fa La Sol Fa Mi

Sol Sol Sol Do Re Mi Fa Fa Re Do

 

 

Sol Sol Do Do Re Do Ti La Sol

Mi Sol Do Re Mi Sol Re

Sol Sol Do Do Re Do La Ti Sol

Re Re Re Mi Do

Sol Sol Sol Mi Fa Fa Fa Re Mi La Re Sol

Sol Sol Do Do Re Do Ti La Sol

Re Re Mi Fa Re Do

 

 

遠き山に陽は落ちて

Mi Sol Sol Mi Re Do Re Mi Sol Mi Re

Mi Sol Sol Mi Re Do Re Mi Re Do Do

La Do Do Ti Sol La La Do Ti So La

La Do Do Ti Sol La La Do Ti So La

Mi Sol Sol Mi Re Do Re Mi Sol Mi Re (Ri)

Mi Sol Sol Do Re Mi Re Do Re La Do

 

 

今日の日はさようなら

Sol Mi Fa Sol La   La La Sol Sol Sol Fa Mi

La Ti Do Di Re    La Mi Re

Sol Mi Fa Sol La   La La Sol Mi Re Do

Do Re La Sol Re Mi Do

 

 

仰げば尊し

Mi Mi Fa Sol    Sol La La Sol    Mi Re Mi Fa La Sol

Mi Mi Fa Sol    Sol La La Sol    Mi Re La Sol Ti Do

Do La La Fa    La Sol Mi Sol    Sol La Do Ti La Sol

Fa Mi Fa Sol    Do Do La La    Fa Re Fa Mi Re Do

 

 

Mi Re Do La Re Do La Sol Sol Do Do Re

Mi Sol Mi Mi Re Do La La Sol Re Do

 

 

夏の思い出

Mi Mi Fa Sol Fa Mi Re Re Re Mi Fa

Mi Mi Mi Fa Sol Fa    Mi Mi Re Re Do

Mi Mi Fa Sol Fa Mi Re Re Re Mi Fa

Mi Mi Mi Fa Sol Fa    Mi Mi Re Re Do

La La La Ti Do Ti La Ti Sol Sol La Fa

Sol Sol Sol Sol Sol Sol Fa Mi Fa Fa Mi Re Mi Fa

Mi Mi Fa Sol Fa Mi Re Re Re Mi Fa

Mi Mi Mi Sol Ti La    La Ti Re Do

 

 

さくら さくら

La La Ti    La La Ti

La Ti Do Ti La Ti La Fa

Mi Do Mi Fa Mi Mi Do Ti

La Ti Do Ti La Ti La Fa

Mi Do Mi Fa Mi Mi Do Ti

La La Ti    La La Ti

Mi Fa Ti La Fa Mi

 

 

大きな古時計

Sol Do Ti Do Re Do Re Mi Mi Fa Mi La

Re Re Do Do Do Ti La Ti Do

Sol Do Ti Do Re Do Re Mi Mi Fa Mi La

Re Re Do Do Do Ti La Ti Do

Do Mi Sol Mi Re Do Ti Do Re Do Ti La Sol

Do Mi Sol Mi Re Do Ti Do Re

Sol Do Do Re Re Mi Mi Fa Mi La   Re Re Do Ti Do

Sol Sol Do Sol Sol La Sol Sol Mi Sol Mi Sol

Sol Do Sol Sol La Sol Sol Mi Sol Mi Sol

Sol Do Do Re Mi Mi Fa Mi La

Re Re Do Ti Do

ドレミ?ソラシ?

 

すでに数年前にネット上(Twitter?)で話題になったようですが、

この写真を見て何か気づくことはありますか?

 

 

この写真、喫茶店の看板を写しているわけですが、

お店の名前が「ドレミ」

で、看板に書かれている音符を見ると……

 

「ソラシじゃん!」

 

と言うことで、間違っている、おかしい、との指摘があったわけです。

 

 

とそこに、もうちょっと音楽リテラシーのある方が

 

「(調号の)シャープが1つ付いているからドレミで間違ってないよ」

 

と返したと。

 

 

で、

「え…ソラシなのにドレミ?どゆこと?」「けっきょく合ってるの?間違ってるの?」

といった物議を醸したらしいのです。

 

 

これはなかなかに興味深い。

 

 

当スクールでは、音名と階名の使い分けを徹底しています。

音名、つまり音の高さごとの固有の名前にアルフベットを使い、

ドレミは階名として、つまりキー(調)の主音を「ド」とする相対的な名前の付け方として使っています。

 

ですから、

「(調号の)シャープが1つ付いているからドレミで間違ってないよ」

という返しに賛同です。

 

調号のシャープが1つ付いているということはGメジャーキー(ト長調)です。(Eマイナーキーということも考えられますが、今回はそこには言及しないでおきましょう。)

最初の音符は音名でGですので、Gメジャーキーの主音であり階名で「ド」となります。

続く音符は相対的に、Aが階名で「レ」に、Bが階名で「ミ」となります。

 

 

しかしながらこの写真が話題となったのは、

「間違っている」「おかしい」と思う人が大勢いたからなわけで。

 

日本では、音名と階名の違いをしっかり教えてもらう機会がほとんど無いことに加え、音名にも「ドレミ」を使うことが多い、というのが現状です。

 

なぜこんなことになってしまったのか、と悲観的な思いはありますが、それを言っても始まらないので、少なくとも自分のスクールでは音名と階名の使い分けを徹底していこうと思っています。

 

なぜか。

 

その方が音楽的に歌を歌ったり楽器を演奏したりできると考えているからです。

 

 

音の高さに名前を付けることは、記憶(記録)する上でもコミュニケーションを図る上でも必要でしょう。

しかしその名前だけでは、多くの人は、音の高さがイメージできません

ここで言う多くの人とは「絶対音感を持たない人」です。

その人たちにとって、その名前は、ピアノのこの鍵盤の音のこと、ギターの何弦の何フレットの音のこと、サックスのこのキーを押さえた音のことといった楽器上のポジションを差すだけのものになってしまいます。

これが音名ですね。

 

 

歌を歌うときに、この音名を意識しながら歌っている人はどのくらいいるでしょうか。

おそらくほとんどの方は意識していないはずです

歌を歌うのに、音名を把握することはさほど重要ではありません。

しかし音の高さの関係性を把握することは必須です。

次の音はこのくらい高くなる、その次はこのくらい低くなる、と。

もしくは伴奏に対して歌い出しの音の高さはこのくらいだ、と。

このことは歌を歌うにあたって全員が行なっています。意識的にかどうかは別にして、全員が。

先に述べたように、この音の関係性に対して名前をつけたものが

階名です。

 

 

では、楽器を演奏しようとするとどうでしょう。

すると一転して、多くの方は音名は意識するけど、階名は意識しない

つまり音の高さをイメージして鳴らす、ということをしなくなってしまいます。

私は、これがあまり音楽的ではないように思っているのです。

 

 

楽譜がなくても、歌を歌うように楽器が演奏できたら楽しいと思いませんか?

これは練習すれば誰でもある程度はできるようになりますよ。

本当ですよ!

 

 

 

で、写真の看板がなぜこうなったかについては、

まずお店の名前は「ドレミ」に決まっていて、

看板を作るにあたって「五線に音符の絵を入れよう」となるも、

「Cメジャーキー(ハ長調)では音符の位置がビミョーだな…」となり、

音楽を知る人(オーナーか看板をデザインした人か他の誰かか)が

「Gメジャーキー(ト長調)くらいがちょうど良いんじゃない?階名でドレミなら問題ないでしょ」

というのが私の予想です。

 

音の長さをコントロールしよう②

 

音価のつづきです。

 

前回、音価とは一次的には「音符の長さ」だとお話しましたが、実際のところポピュラーミュージックでは楽譜に書かれている音符は、発音のタイミングを表していることが多く、音価については歌い手や演奏者に委ねられていたりします

 

クラシック音楽の楽譜には、こと細かに演奏記号が記されています。基本的にはこれを無視することは良しとされません。

一方、ポピュラーミュージックの楽譜では、そういった演奏上の指示というものは最小限にとどめられ、むしろほとんど記載が無い場合の方が多いでしょう。

でも、だからといって何も考えずにただ譜面をなぞるだけで良いわけではありません。このフレーズだったらこうしよう、あのリズムだったらああしよう、と歌い手・演奏者が工夫していかなければなりません。

逆に言えば自由度が高く、記譜上は4分音符だとしても、音価よりもたっぷり伸ばすことも、限りなく短く切っていくこともできるわけです。

 

この「楽譜には書かれていない(書ききれない)音価のコントロール」が、楽譜上同じフレーズでも歌い手や演奏者によってまるで印象が変わってくることに繋がっています。

 

例えばベーシストが音価をコントロールすることは、ベースという楽器の音域その他の要因により、楽曲の印象を大きく方向付けることに直結します。

隙間なく次の音まで音を伸ばしていけばどっしりした安定感が、また、短く切っていけばハキハキした印象に、音価の長短を組み合わせることで、有機的で踊り出したくなるような印象にもなります。

いわゆるノリグルーヴといったものをコントロールできるわけです。

 

もちろんベーシストのみならずすべてのパートの歌い手・演奏者が音価を意識すべきで、バンドアンサンブルにおいてはこの音価のイメージをメンバー間でビシッと合わせることによりグッと一体感が増すと思います。

 

このように音価は、単に記譜上の音符の長さだけでなく、「どういった演奏にしよう」という歌い手・演奏者そしてバンドの意識によって決定されるものであり、歌唱・演奏を良いものにするための大きな要素でもあるのです。

 

わざわざ言うまでもないと思いますが、ここで言う「記譜上の音符」とは、「楽譜があったとすれば」と言う想定でのことです。

ポピュラーミュージックではすべてのパートの楽譜(パート譜)など無いことの方が多いでしょう。オリジナル曲を作った場合も、コード譜程度しか書かないことがままあると思います。

そういう場合でも当然、音価には意識を向けていきましょう。

音の長さをコントロールしよう①

 

今回は音の長さについて。

 

 

初心者のうちは音を鳴らすこと、つまり発音のタイミングに多くの意識が向いています。

もちろん、音を鳴らさないことには長さも何もないので、順序としてはそれが当たり前です。

でも、ある程度思ったタイミングで発音できるようになったら、なるべく早い段階から音の長さにも意識を向けていくのが良いと思います。

 

拙い歌や演奏を聴こえの良いレベルに押し上げるのに、音の長さをコントロールするということはとても大きな要素になってきます。

歌や演奏が上手な人というのは、必ず意識して音の長さをコントロールしています。

音の長さは、本来は強弱や音程のニュアンスといった諸々の要素と分けて考えるべきではありませんが、今回はそこ(音の長さ)だけを切り取ってお話してみます。

 

 

音の長さのことを「音価」といいます。

 

音価は一次的には「音符の長さ」と言うことができます。

4分音符や8分音符の1つずつの長さですね。

 

これはすべて「テンポに紐付いた長さ」ということになります。

例えばテンポが60BPM=60)のとき、4分音符1つの長さはどれだけになるか、ということです。(4分音符を1拍とした場合、その1つの長さは1秒ということになりますが、そういう具体的な秒数はあまり考える必要はないし、むしろ考えない方が良いでしょう。)

要は、音価はテンポが認識できていてこそコントロールできるということです。

 

同じ長さの音符がいくつも連続している場合、その間の音価のコントロールはさほど難しくないと思います。一定の間隔ですからね。

問題はいろんな種類の音符が入り組んできたときですね。雑にならずに丁寧にテンポをキープしながら確認していきましょう。

特に注意したいのは、むしろ長い音符です。初心者の方の多くが長い音符をいい加減な長さにしてしまいがちです。フレーズの最後の音の長さなど、何拍分あるのかを把握しておきましょう。

 

また、音を鳴らすことばかりに意識が向いていると、休符をおろそかにしてしまいがちだったりもします。

よく言う「休符を歌う(休符を演奏する)」というのは、その手前の音の音価をしっかりコントロールすることでもあります。

休符を休符の音価分しっかりお休みにすることでテンポ感も増し、歌や演奏が息づいてくると思います。

 

つづきます。

 

【ギター】その他のエレキギター(フェンダー・ギブソン編)

ソリッドのエレキギターといえば、やはりストラト、テレキャス、レスポールの3タイプが大スタンダードではありますが、それ以外にも魅力的なモデルがたくさんあります。

挙げていくときりがないのですが、思いつくままにピックアップしてみます。

 

 

まずはフェンダー社から。

 

ムスタング

ネックは細めのショートスケールで、手の小さい方にもオススメなのがムスタング。フロント・リアにシングルコイルのピックアップというところはシンプルですが、フェイズ(位相)スイッチが付いています。これを上手く使うと面白いサウンドが得られるかも?ムスタングといえば、日本ではCharさんでしょう!ニルヴァーナのカート・コバーンでも有名ですね。

 

 

ジャズマスター

なぜジャズマスターという名なのか。今となっては「?」ですが。当時はジャズを演るために作られたそうです。確かにフェンダー系の中では豊かな音なので、ジャズに合うかなー?いやしかし、スイッチ類の複雑さよ。所有していないだけに、いまだに把握しておりません。

 

 

ジャガー

ジャズマスターに似ていますが、こちらはショートスケール。音はジャズマスターよりガッツがある感じがするかな。いやしかし、スイッチ類の複雑さよ。所有していないだけに、いまだに把握しておりません。低音をカットするローカットスイッチなるものも付いています。

 

 

フェンダーには「スクワイヤー」というセカンドブランドがあり、主なモデルはスクワイヤーでも作られています。フェンダーに比べ価格が安いので、ブランドにこだわらずフェンダー系のギターを求めるのならアリだと思います。

 

 

 

次にギブソン社。

 

SG

SGはソリッドギターの略。無駄を削ぎ落としたまさにソリッドな作りとサウンド。レスポールに比べ重量は軽いかな。個人的にギブソンで一番好きなのは、このSGです。SGといえば、やっぱりアンガス・ヤング!トニー・アイオミ!スライドギターの名手、デレク・トラックスの愛機もSGです。SGについてはまた書きたいですね。AC/DCのコピーバンドやりたいなぁ…。

 

 

フライングV

これぞ変形ギターの王様。弾きにくい?そんなことは問題じゃありません!見てくれ、大事でしょ?誰がなんと言おうと、もっともカッコいいギターはこれです。マイケル・シェンカー、ポール・スタンレー、アルバート・キング、ジミ・ヘンドリックスなど。ハードロック系のギタリストからブルースマンまでを虜にしています。

 

 

ファイヤーバード

独特なデザイン、圧倒的な個性。これを持っていたら一目置いちゃうかも。ジョニー・ウィンターやロン・ウッドをはじめ、ブルース、ブルースロック系のギタリストがよく使っていました。

 

 

エクスプローラー

HR/HM系のギタリストが使っているイメージがありますが、今さらながらにカッコいいギターですね。とくにヘッドがカッコいい。

 

 

ギブソンには「エピフォン」というセカンドブランドがあり、主なモデルはエピフォンでも作られています。ギブソンに比べ価格が安いので、ブランドにこだわらずギブソン系のギターを求めるのならアリだと思います。

ただ、エピフォンは、フェンダーにおけるスクワイヤーの位置づけとは若干異なり、もともとはギブソンとは別のメーカーでした。そんなわけでエピフォンにしかないモデルもあり、それを好む人も少なくありません。かのビートルズのメンバーは、こぞってエピフォンのカジノというモデルを使っていました。

 

 

フェンダーにもギブソンにも、もっとマニアックなモデルはありますが、主なところではこんな感じでしょうか。

 

フェンダー、ギブソン以外のメーカーはまた次回

良い演奏のための技術的ポイント⑤

 

前回からのつづきです。

 

良い演奏をするための技術的要素を4つ挙げ、優先順位をつけてみました。

 

1.  リズムが良い

2.  表情が豊か

3.  音程が良い

4.  間違えない

 

残すは「音程が良い」ですね。

 

 

音程が良い

 

まず、音程は悪いより良い方がいいときがほとんどでしょう。

私も「音程は悪いより良い方がいいに決まってる」と思っています。

それは前提としてありつつ、今回は、「あまりに音程に神経質になりすぎると、音楽が面白くなくなるんじゃないか」という私の考えを綴ってみます。

 

 

本来音の高さは無段階(声やトロンボーン、ヴァイオリンなどの擦弦楽器がそうであるように)です。

スロープ状に高くなったり低くなったり。

これを段階的にしたものがいわゆる「音階」というやつですが、西洋の音楽では1オクターブ内に12の段階を設けたわけです。

この12段というのが適切であるかどうか、という素朴な疑問もありますが、今回はそこではなく、この12段からほんの少しでも外れた場合、その音はただちに「音程が悪い」ということになると思っている方もいらっしゃるかも、というところ。

 

 

例えばギターをA4=440Hzでチューニングし、弾き語りをする。

その際に、歌メロディの一部分で「C」の音が少し低くなったとします。

この文章を読んで、「それは音を外しちゃったんだね」「音痴になっちゃんたんだ」と思った人には、ぜひこの後まで読んでいただきたい。

 

A4=440Hzであれば、ピアノの真ん中のCC4)は261.6255653006Hzだそうで。

これがちょっと低く、例えばC4=261Hzになったとしたら、これはもうダメなんでしょうか?

ちなみに半音下のB3246.94165062806Hzだそうです。

 

どうですか?

 

ダメだと思います?

 

 

私はですね。

まっっっったく問題ないと思います。

 

 

てか、こんなこと気にして音楽やるべきじゃないと思っています。

こんなんでやれ音痴だなんだと言われていたら、誰も歌なんか歌えませんよ。

アコースティックの楽器もおよそ全滅です。

機械じゃないんだから。

 

こんなところ(音程)一点のみに機械のような正確さをヒステリックに求め、それによって音楽の良し悪しを判断するなんて

私に言わせれば、バカげている…というか勿体なさすぎです。

 

 

そもそも先ほどの例においての、少し低くなった「C」ってワザとかもしれませんよ?

ピアノ、もうこのさい電子ピアノとしましょうか。絶対音程が狂わないやつ。それから鳴る音の高さだけが正義という人には信じられないかもしれませんが、世の中にはワザと音を高くしたり低くしたりして歌ったり演奏したりする人がいるのですよ。

 

ほら、ヴィブラートとか、普通に聴けるし使いますよね?

あと、ブルーノートとかありますからね。いろんな音程の訛りやコントロールのし方があります。

純正律ってのもありますね。

本当にいろいろあります。

 

ピアノ(平均律)の音程に対してどれだけ正確か、という考え方自体は否定しませんが、「いろいろある考え方のうちの1つだ」というくらいの認識がよろしいかと。

 

 

もちろん、歌や楽器を練習していく上で、狙った高さに音を当てられるようにするのは大切なことですし、音程(2音間の関係)を正確にイメージしていけるようにするのも大切です。

そのことを軽んじているわけではないですよ。

 

 

そもそも今回挙げた4つの要素(間違えないこと、音程が良いこと、リズムが良いこと、表情が豊かなこと)は、どれも大切な要素であることには違いないのです。

ただ、大切だと思っていてもつい後回しにしてしまったりすること、どうやって練習して良いかわからないこと、場合によっては気づかなかったりすることもあるかもしれない。と思ったわけです。

 

 

ということで「良い演奏のための技術的ポイント」をお話してみましたが、いかがだったでしょうか。

ちなみに私は演奏するとき、ほとんどリズムと表情(ニュアンス)のことばっかり考えています。

 

良い演奏のための技術的ポイント④

 

前回のつづきです。

 

良い演奏をするための技術的要素を4つ挙げ、優先順位をつけてみました。

 

1.  リズムが良い

2.  表情が豊か

3.  音程が良い

4.  間違えない

 

私はこのように並べてみたわけですが、今回は2番目の「表情が豊か」について。

 

 

表情が豊か

 

表情が乏しいことが「ある種の魅力」に繋がっている場合を除き、表情が豊かであった方が良いというのは多方の同意するところだと思います。

ここでは表情が豊かであることと、リズム、音程、間違えないこと、それぞれの重要性とのバランスを考えてみましょう。

 

 

「機械のように正確」とは音楽に限らずいろいろな場面で使われる表現ですが、こと音楽においてはそれは必ずしも褒め言葉とは限りません。

この表現には、「機械のように正確であるとともに、機械のように無表情で無機質である」という含みがあるように感じてしまうのは私だけではないでしょう。

正確なリズム、正確な音程、もちろん間違えるはずなどない。しかし、のっぺりと、淡々としている演奏。

ちょっと想像してみてください。

 

どうですか?

 

「あえて無表情」ということでもなければ、面白みのない、魅力を感じにくい演奏になってしまうのでは…。

 

 

逆に、いわゆる「味がある演奏」というのは、ともするとリズムや音程は頼りなくヨレていたりもします。

間違えないように!という緊張感もあまり感じることがない場合もあり、下手したら間違えてしまう。笑

でも、そういった、まぁネガティブと言えなくもない要素を補って余りある魅力がある、そんな味のあるシンガーや演奏者が、あなたの記憶の中にもいるんじゃないでしょうか。

もちろん、「味系」でなく正統派で、圧倒的な表現力を持つ、そんなシンガーや演奏者もたくさんいますけれど。

 

 

そんなわけで「表情が豊かである」ということは、やはりかなり重要な要素だと私は思いますと。

 

 

 

ちょっと余談ですが、いわゆる打ち込み(コンピューターで音楽を作る)をしてみると、正確なリズム、正確な音程でコンピューターに演奏させることは、ものすごく簡単なことに思えるでしょう。

ですが表情豊かな演奏にするとなると、これはかなり骨が折れる作業だったりします。

表情豊かな演奏は、人間の得意分野とも言えるのです。

 

 

さて、歌でも楽器でも、なんらかの曲を練習していくにあたり、「表情を付けていくのは、曲が形になった後」という考えの方もいらっしゃるでしょう。

ですが私は、そうやって後からお化粧のように表情を付け足すよりも、リズム、メロディ、ハーモニー、歌詞などに紐づいた表情を初めからイメージしていくのが良いと思っています。

 

そういった意思の表れとして、2番目に「表情が豊か」をもってきたわけです。

 

 

つづきます。

良い演奏のための技術的ポイント③

 

少し間が空いてしまいましたが

前回のつづきです。

 

良い演奏をするための技術的要素を4つ挙げ、優先順位をつけたんでしたね。

 

私は

 

1.  リズムが良い

2.  表情が豊か

3.  音程が良い

4.  間違えない

 

こうしてみたわけですが、このうち、4番目の「間違えない」については前回お話ししましたので、

今回は上からいきましょうか。

 

 

リズムが良い

 

ステキ、カッコいい、気持ちいい、そういう人の演奏は決まってリズムが良いです。

「音が鳴らせて、ある程度曲も演奏できる、でもどうしたらもっとカッコいい演奏ができるんだろう」と悩んでいるような人と、いわゆる上手な人との決定的な違いはリズムです。

極端なことを言えばリズムさえ良ければ、表情がなく、音程も悪く、ちょいちょい間違えてしまうような演奏でも、ステキな、カッコいい、気持ちいい演奏にはなり得ると思っています。

これは音楽の聴き方によるところも大きいので、あくまで私個人の意見ではありますが。

もちろん演奏するジャンル、曲調によっても変わってもくるでしょう。

でもポピュラーミュージックってのは往々にして、リズムが重要な要素であることが多いのではないでしょうか。

 

リズムの重要性を語り出すとキリがないわけですが、歌や楽器を練習されているみなさんはいかがですか?

どのくらい気にしていますか?

 

かく言う私も以前はリズムに無頓着で、先輩ミュージシャンにさんざん指摘されました。

徐々に音楽の聴き方や意識が変わって、今やリズム第一と思うほどになったわけですが。

 

先の4つの要素の優先順、リズムを下の方にと考えた方もいらっしゃるかもしれません。

でもじつは、そうでなくても、つまり頭ではリズムが大事だと思っていても、練習ではリズムをおろそかにしてしまいがち。気づかないうちに「間違えないように」「音痴にならないように」といったことに意識が向いてしまう。そういう方も多いと思います。

心当たりありませんか?

 

リズムの重要性を頭で理解することは、まずは大事な一歩ですが、もう少し本質的にあなたがリズムに関心を持っていくことが最も重要です。つまり、リズムを好きになって、リズムを楽しむことです。そのためにリズムを知りましょう。

 

リズム感に自信がなく、リズムに関することを考えたり練習したりすることを億劫に感じている方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、そういう方の多くがリズムについて「よく知らない」「よく分かっていない」状態だったりします。

まずは関心を持ってリズムについて知っていきましょう。

リズム感が良いだの悪いだのというのはもっとずっと後(先)の話です。

 

 

あ、念のため言っておくと「リズム以外は大事じゃない」と言っているわけではありませんよ。

 

 

つづきます。