TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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今年も書きます「耳コピのススメ」

 

もうこのブログでは何度か書いている気がしますが、今年も耳コピのススメを書いてみようと思います。

 

まず、音楽とは当然、音を扱うものですよね。

しかしながら意外と音以外の情報、主に視覚情報から楽器演奏をスタートさせる場合が多い気がします。

 

もちろん最初のうちは仕方がないですよね。

どの鍵盤を叩けば、どの弦のどのフレットを押さえればどの音が鳴るということが分からないですから。

この曲を、このメロディを弾きたかったら、まず1音目はこの鍵盤ですよ、2音目はこの鍵盤ですよ、と教えてもらわないと困っちゃいます。

 

でも、そうやって音以外の情報に助けられているままでは、音楽を楽しむうえで重要な耳が鍛えられません。

そのままではいくら楽器を操る技術が上がっても、「楽譜に書かれているとおりに正確に身体を動かすこと」がイコール楽器を演奏することになっていきます。

 

楽器を演奏するにあたっての考え方やスタンスは人によっていろいろで、こうでなければいけない、ということはないのですが、

個人的には「歌を歌うような感覚で楽器が演奏できたら楽しいだろうな」と常々思っております。

 

いかがですか?楽しそうじゃないですか?

 

で、そのためには鳴らしたい音と楽器や身体の動きを結びつけていかなければなりません。

これは簡単なことではありませんが、それらを結び付けようという意思を持って働きかければ必ず違いが出てきます。

 

どんな働きかけをすればいいか。

いわゆるイヤートレーニングなど様々な働きかけ方がありますが、そこで私がオススメしたいのが耳コピです。

 

耳コピなんてムリムリ!と思ったそこのあなた!

初めから諦めてしまうのはもったいないですよ!

 

何ごとにも段階というものがありますから、まずは簡単なメロディーを耳コピしてみましょう。

よほど複雑なものでなければご自分のお好きな曲でいいと思います。

ただし、最初から最後までなんて欲張らない方がいいですよ。

たとえばサビのワンフレーズだけでいいんです。

そのフレーズの1音目は何の音ですか?

ご自分の楽器で探してみてください。

 

見つかりましたか?

オクターブ違いということを抜きにすれば、西洋音階の楽器は12個しか音の種類がありません。

半音づつローラー作戦で探していけば、きっと見つかるはずです。

 

ただし、それまであまり耳を使わずに演奏してきた方は、この1音目を探すのも苦労するかもしれません。

でも諦めないで!!

その音を探り当てることから、あなたの音楽ライフのネクストステージがスタートします。

ぜひがんばってみてください。

 

 

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もっとも上手くなる方法、それはおそらく…

 

もっとも上手くなる方法

これ知りたいですよね。

お教えしちゃいます。

 

それはおそらく、人前で演奏することです。

 

あっ、そもそも人に聴かせることが目的じゃないという方もいらっしゃるとは思いますが。

今回は、上手くなったらゆくゆくは人に聴かせたいと、少しでも思っている方に向けての内容ということになりますね。

音楽の楽しみ方は千差万別なので。

 

さて、音楽に限ったことじゃないと思いますが、いくら練習しても本番で上手くいかないという経験、ありますよね?

私はいっぱいあります。

これ、本番のためと思ってやっている練習が練習になってないということが考えられます。

練習は練習、本番は本番と切り離されてしまうという。

そうすると「練習では上手くできていたんだけど…涙;;」という例のセリフが聞こえてくる。

そう…本当の意味では本番の練習は本番でしかできないのです。

だからたくさん本番を経験するしかない。

 

でもそんなに本番の機会が多くないかもしれません。

そういう場合は、いかに本番に近いシチュエーションやマインドを作れるかが大事になります。

家族や友人に聴いてもらうなど、たった1人に対してでも、自分だけで練習しているときとはぜんぜん違う緊張感があると思います。

 

おやおや…?

「上手くなったらゆくゆくは人に聴かせたい」と思っていらっしゃるそこのあなた!

そんなこと言っていると、一生「そろそろ人に聴かせてもいいな」と思えることはないかもしれませんよ。

 

往々にして「上手くなったら」には明確なラインはないでしょう?

そしてきっと、そのぼんやりした「上手くなったらのライン」は、自分のレベルに比例して引き上がっていきます。

おそらく、どれだけ上手くなっても自分の演奏に満足することはないと思います。

 

一方で上手な演奏を披露している人は、きっとたくさん本番を経験し、たくさん失敗して恥もかいたのではないでしょうか。

逆に言うと、その経験があって上手になったのだと考えられませんか?

 

そんなことを意識してなのか、せずになのか、お金を払ってでも人前で演奏したい、という方々がいらっしゃいます。

すばらしいです。

そういう方はきっと上手くなるでしょう。

だからもしタダで人に聴いてもらえるのなら、それはありがたいチャンスです!積極的にものにしていきましょう!

 

 

セッションやオープンマイクをやっているお店もありますから、興味があったら覗いてみてください。

 

神田の音ステージさん。広くてキレイでスタッフも爽やかです。

音STAGE

 

新橋のサンロスさん。優しいマスターの手料理おいしいです。

SANLOS LIVE

 

代々木のアルティカさん。とってもフランクで馴染みやすいお店です。

アルティカセブン

6周年のご挨拶

2025年2月22日、festina-lente music schoolは開校から6周年を迎えました。
2019年に開校し翌年にはコロナ禍と苦しい時期が続きましたが、
ようやく軌道に乗ってきた感がございます。
それもこれも、ひとえに日頃からレッスンをご受講くださっている生徒さまと、
ご支援くださっているみなさまのおかげでございます。
心より感謝申し上げます。
今後も実りのあるレッスン、居心地のいいスペース、楽しい交流や企画を作ってまいりますので、
ひきつづきどうぞよろしくお願いいたします。
(写真はスクールの開校時に撮ったものです。初心を忘れないように。)
株式会社Hi-Fields    festina-lente music school
代表 高野はるき

セッション、アンサンブルを楽しもう!(APT.のススメ)

 

「アーパツアパツ、アーパツアパツ、ア、アハアハ」

 

これ、巷でよく流れてますよね。

 

「APT.」

韓国のグループBlack Pinkのロゼと、ブルーノ・マーズの2人による軽快なナンバー。

とにかく冒頭のフレーズがサイコーにシンプルで歌いやすい。

この分かりやすさ、覚えやすさに肩を並べる曲はちょっとパッと思いつかなかったです。

 

で、こういう曲をみんなでセッションするのって楽しいんじゃないかって提案です。

だからべつに「APT.」じゃなきゃというわけではなく、シンプルで分かりやすい曲なら何でもいいんですが。

 

セッションのときに自分のパートをこなすことでいっぱいっぱいになって、アンサンブルを楽しむ余裕がないってのはあるあるですよね。

 

セッション、アンサンブルっていうのはけっして1人じゃできないものです。

そして自分以外の複数の人と一緒に演奏する機会って、人によってはあまり多くないかもしれません。

だから「その部分」を楽しまないと、せっかくのセッションがもったいないんじゃないかと思うんです。

 

みんなで何かやるなら思い入れのある大好きでカッコいいあの曲がいい!ってのはよく分かるのですが、そういう曲はえてして難しかったりしませんか?

もちろん、そういう曲にトライすることはとってもステキです。

でもセッション、アンサンブルのビギナーの方は、まずは人と一緒に演奏することの楽しさを感じていただけたら嬉しいなって思います。

 

そのためにはある程度演奏の難易度を下げて演奏中に周りの人の音を聴く必要があります。

自分のパートを間違えないようにと必死になった結果、周りの音を聴けないくらいだったら、多少間違えてしまってもかまわないので周りに耳を向けることを優先してみてください。

間違えずに演奏するっていうのはたしかに大切ですが、必ずしも一番大切なこととは限りません。

一音も間違えずに演奏することよりも、一緒に演奏するメンバーとしっかりテンポを共有して各々が自立したリズムを刻むこと、音の長さを合わせてピタッと止めるところを止め、強弱の波を合わせるなど、曲の全体感や肝心な部分を合わせることに意識を割いてみてください。

 

演奏の難易度を下げるという意味では、完コピにこだわらないというのもポイントです。

曲に必要な外せない要素と、そうでもない要素を自分で分けられるといいですね。

目安はパッと聴いて耳に残る部分は外せない、何度聴いてもよくわからない部分は簡略化しちゃってもいい、という感じで。

そうすると意外とシンプルになってきますよね。

 

さて、どうですかね?

合奏中の景色や聴こえ方が変わってきませんか?

 

演奏しながら目が合うだけでも楽しいものです。

はたまた目を合わせてもいないのに、申し合わせたかのようにアクセントがバッチリ合ったりした日にはもうやみつきキャベツ。

こうなってくると、ある意味では曲はなんでもよかったりします。

むしろ小難しい曲よりも、シンプルな曲の方が好まれることも少なくありません

 

ということで、まずはアーパツあたりからレッツアンサンブル~♪

【ギター弾き語り】保存版!この16コードから覚えるべし!

みなさん、今日も弾き語りしてますか~!?

ということで今回は、未来のギターの弾き語リストに向けまして

「保存版!この16コードから覚えるべし!」

という内容で書いてみたいと思います。

 

コードっていろんな種類がありますよね。

いったいいくつくらいあるんでしょうか。

いくつくらいだと思います?

30個くらい?40個くらい?

 

じつは私も分かりません(爆)が、テンションコードなんてのも含めると300個くらいは余裕であります。

あら~けっこうな数ですね。

 

さて、あなたはその内いくつ押さえられますか?

3つ?4つ?

素晴らしい!

千里の道も一歩から!すでにあなたは歩き始めているのですから。

何百個も覚えなくたって弾ける曲はいっぱいあります。

コードが3つあれば弾ける名曲だってありますからね。

 

とはいえいろいろ弾いていこうとすると、どうしても知らないコードが出てきますよね。

ダイアグラムって図で描かれたものがありますけど、いちいちそれ見てたら曲が止まっちゃいますからね。

少しずつ覚えて、パッと弾けるコードの数を増やしていきたい。

 

じゃあどんなコードを覚えていくといいか、そしていくつ覚えればいいか、それを今からご紹介します。

まずはとにかくこの表を見てみましょう。

はい、この16個(18個)を目標にコツコツ覚えてみてください。

16という数はけっして少なくはないですが、どうにかなる数ではないでしょうか。

いや、どうにかしてやりましょう!

 

覚える順番は、表の上の方にあるものから。

いちばん上にある「ダイアトニックコード」の括りにあるコードは、もう使用頻度めっちゃ高いです。

 

その下にあるのが「セカンダリードミナント」というやつです。

名前なんてどうでもいいです。

こいつらを覚えると弾ける曲の数がぐぐーーんと増えます。

 

そのまた下は「サブドミナントマイナー」。

たまにしか出てこないくせに押さえるのがダルいです。

でもこの押さえ方ができるようになると、その先がとっても明るくなります。

 

ここまでで16個!

いちばん下にある2つがマイナー7th5というやつ。ここまでがんばれれば最高。

 

ちなみに、この表にあるコードは曲のキーがCメジャーもしくはGメジャーを想定したものです。

それ以外のキーの曲もいっぱいあるのですが、そこは、あれです、カポ!

カポでどうにかしていきましょう。

キーをCメジャー、Gメジャーに絞ることで、覚えるコードの数もぐっと現実的になります。

 

もちろん上記の表には無いコードも出てくるでしょう。

そういうコードはひとまず置き換えたり省略していくことで対処しましょう。

響きとしては少し物足りないかもしれませんが、破綻してしまうことはありません。

メジャー7th(Maj7)はシンプルなメジャーコードに、マイナー7th(m7)はシンプルなマイナーコードに置き換えて弾いていきましょう。

分数コード(オンコード)は左側のコードだけを弾いていきましょう。

 

ちなみにこれより先は、コードの成り立ちや、なぜこうやって押さえるのか、といったことを知っていくことで、丸暗記ではなく考えて押さえ方を導き出せるようになっていくのがオススメです。