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ビギナーのためのサックス入門その1 「楽器の選び方」

今回から始まりましたサックス入門記事。

記念すべき1回目は楽器選びです。

 

一口にサックスと言ってもじつはサックスにはいろいろな種類があるのです。

種類というか大きさですね。

大きさが違うことで音域が変わってきます。

小さい→音域が高い

大きい→音域が低い

これはなんとなくイメージできますよね。

 

実際にどんな種類があるかというと、小さい(音域が高い)方から順に

・ソプラニーノサックス

・ソプラノサックス

・アルトサックス

・テナーサックス

・バリトンサックス

・バスサックス

・コントラバスサックス

6種類挙げましたが、一般的にはソプラノ〜バリトンの4種類がほとんどです。

しかし聞くところによるとソプラニーノサックスより小さなソプラニッシモサックス、コントラバスサックスより大きなサブコントラバスサックスなどといった代物も世には存在しているようです。

 

ソプラノサックス

アルトサックス

テナーサックス

バリトンサックス

さて、ではビギナーの方におすすめなのはどれかというと…

 

ズバリ、好きなのを吹くのが一番です。

 

例えば、テレビやYoutubeで見たソプラノサックスの演奏に「ステキ!私も吹きたい!」と思ったならば、それはもうソプラノサックスを吹いた方がいいに決まってます。

 

どれが一番コントロールしやすいか、という問いであれば、サイズや音程感を考慮してアルトサックスでしょうか。

だから、種類があることもよく知らず単に「サックスを吹きたい」と思った方にはアルトサックスがおすすめと言えます。

 

でも、ソプラノサックスを吹きたい人はソプラノサックスを始めればいいと思う。

だってサックスはサックスでも違う楽器だもん。

 

本当はエレキギターでハードロックが弾きたいのに、アコギで弾き語りから始めるみたいな…。

ちょっと違うか…。

 

確かにソプラノサックスはアルトサックスに比べたら、とくに音程のコントロールの面で難易度は高いかもしれません。

でも「やりたかったのはこれじゃない感」ありますよね。

 

大人の方が楽器を始めるにあたって、モチベーションの維持や上昇は大事です。

楽器そのもののフォルム、構えたときの立ち姿、持ち運び時のケース、そしてもちろんサウンド。

 

ケニー・Gに憧れたならソプラノサックス。

ジョン・コルトレーンに憧れたならテナーサックス。

武田真治に憧れたならアルトサックス。

スカパラの谷中さんに憧れたならバリトンサックス。

それでいいと私は思うんですよ。

 

中高の吹奏楽部のように備品の楽器を使っているならいざ知らず、やはりサックスはいずれも高価ですし、そこは遠回りせずにダイレクトに吹きたい楽器を手にとってみてはいかがでしょうか。