【ピアノ】コード弾き入門3(音名を覚える)

前回の記事はこちら

 

前回、前々回と白鍵と黒鍵の区別をなくすために、クロマチックスケール(半音階)とホールトーンスケール(全音音階)を弾いてきました。

 

このハードル(白鍵と黒鍵の区別をなくす)は、コード弾きをしていくうえでかなり大事なことなので、もう2、3ステップ踏んでおきたいのですが、今回はちょっとお休みして、

もうひとつ避けて通れないことを先にクリアしておきましょう。

 

 

それは

「音名を覚える」

ということです。

 

 

ところで、みなさんは「覚えること」は得意ですか?

 

「苦手だな~」という方も少なくないかと思いますが、でも、だからと言って覚えることから逃げてしまうと、そこから先へはなかなか進めません。

なんでもかんでも暗記する必要はありませんから、必要最低限のことはしっかり覚えて、あとはそれを応用することで出来ることの量を増やしていきましょう。

 

 

さて、「音名」と聞いて「ドレミ」を思い浮かべた方もいらっしゃるかもしれませんが、ここではドレミは使いません

音名にはアルファベットを使っていきます。

 

ちなみに当スクールでは、「音名にアルファベット」「階名にドレミ」と完全に使い分けるようにしています。

当たり前ですが、こうすることで混乱が避けられます。

階名については今はすっ飛ばしますが、ご興味があればぜひこのあたりの記事を読んでみてください。

音名はCDE、階名はドレミ

ドレミ?ソラシ?

 

 

ピアノの音名は

アルファベットのAからGまでを白鍵にあてがい、黒鍵は♯および♭を付けて表します。

黒鍵は2つの名前があることになります。

これを「異名同音」といいます。

 

異名同音を1つの音と考えると、1オクターブ内に12の音があることになります。

 

オクターブ違いの音はそのままの順で名前がつくので、覚えるべきは12音(そのうち5音は異名同音)です。

 

たいした量じゃないですよね?

しかも当然アルファベットは順番なわけですから。

 

 

手順としてはCとFから覚えていくと楽かと思います。

 

ピアノの鍵盤を少し引いたところから見てみると、黒鍵の配置に法則があることに気づきます。

黒鍵が近くに2つ集まっている部分と3つ集まっている部分あり、それぞれの間には白鍵が2つ続くことで隙間ができています。

黒鍵が2つの部分と3つの部分が交互に並んでますね。

文章で書くとめっちゃまわりくどい。w

まあ、図を見て確認してください。

 

で、この黒鍵2つの部分のすぐ左隣の白鍵が「C」です。

そして、黒鍵3つの部分のすぐ左隣の白鍵が「F」となります。

白鍵に関してはあとは順に間を埋めていくだけです。

右側へ順番にアルファベットをあてがい、Gまで来たらその右隣はAになります。

 

そして、そうなると異名同音の黒鍵はおのずと

C♯/D♭(Cの半音上 / Dの半音下)

D♯/E♭(Dの半音上 / Eの半音下)

F♯/G♭(Fの半音上 / Gの半音下)

G♯/A♭(Gの半音上 / Aの半音下)

A♯/B♭(Aの半音上 / Bの半音下)

の5つになりますね。

異名同音は♯だけを覚えたり、♭だけを覚えたりしても実用的ではありません。

ちょっとメンドくさいですが、両方いっぺんに覚えてしまうのが吉です。

 

 

はい!

これだけ!

これ以上でもこれ以下でもなく12コだけ!

正確に言えば、B♯やC♭、E♯、F♭、さらにダブル♯やダブル♭などといった音名もありますが、まずは基本の12音の音名で十分です。

ピアノは88もの鍵盤がありますが、この12音が繰り返し配置されているだけです。

 

 

今、覚えちゃいましょう!

 

 

つづきはこちら

【サックス】地味に悩まされた→解決!

少し前から、テナーサックスを吹いているとだんだん吹きにくくなってくる現象に地味に悩まされていました。

 

吹けないことはないんだけど、だんだん発音しにくく、コントロールがシビアになってくるという…。

リード位置がズレてきているのかと何回もチェックするもそこは問題なさそうで。

連日連日、吹き始めは調子良いんですが、またしばらくすると吹きにくく…。

 

こりゃ要調整かな、と思っていたら、

原因が分かりました!

 

 

吹いているうちにネックの接合部分が浮いてきていたのです!

ほんの少しだけネックが抜けていた。

 

 

そういえば最近、ネックを止めるネジをろくに絞めずに吹いていました!

マジか〜。

 

原因ショボっ!!www

 

自分の凡ミスでございました。

 

セルマーとか最近の楽器だと、もし同じようなことになったとして、ピッチが下がることはあってもここまで極端に吹きにくくはならなかった気がするんだけど。

 

繊細だぜ、コーン…。

もう15年の付き合いなのに…。

 

奥までネックを差し込み、しっかりネジを締めたら、あら不思議、吹きやすいこと吹きやすいこと。

 

みなさんもちゃんと奥まで差し込んでネジ締めてくださいね。

…って、やってますよね。スミマセン。

 

 

 

少し話は変わりますが、私はいろんな楽器に対して、「丁寧すぎる扱いでは楽器との距離が縮まらない」と思っている節があり、楽器の扱いに関してはあまり頓着がありません。

(もちろん楽器自体は大切に思っているのですが。)

 

しかしながら楽器は繊細なものには違いないですからね。とくにサックスなんて…。

良いコンディションで楽しく演奏できるのが一番ですね。

 

楽器のケア大事!

(反省もこめて)

 

【DTM】シンセサイザーとは2(フィルター)

前回の記事はこちら

 

アナログシンセサイザー(以下シンセと略します)をセクションごとに簡単にご説明、その2。

 

前回お話したように、

アナログシンセサイザー(以下シンセと略します)は特定の役割を持ったいくつかのセクションが集まってできています。

 

 

元となる音を発振するオシレーター(OSC)につづいて次のセクションはフィルターです。

 

・フィルター(Filter / VCF)

フィルターはOSCで発振した音を加工するセクションのうちの1つです。

フィルターをかけることで高音成分や低音成分を抑える(切る・消す)ことができます。

その名前からもなんとなく効果をイメージしやすいかもしれません。

極端なイコライザーとも言えます。

 

 

フィルターの種類

ローパスフィルター:任意の周波数より上の帯域をカットします。

 

ハイパスフィルター:任意の周波数より下の帯域をカットします。

 

バンドパスフィルター:任意の周波数帯「以外」をカットします。

 

ノッチフィルター / バンドストップフィルター:任意の周波数帯「だけ」をカットします。

 

さらに機種によっては、例えばローパスフィルターであればLP12、LP18、LP24のように、数字がつけられて細分化されているものもあります。

この数字はカットオフする「度合い」を表していて、数字が小さいほどやんわりと、数字が大きいほどズバッとカットします。

上の図で言うと、斜めになっている部分の角度が、数字が大きいほど垂直に近づきます。

 

 

カットオフ・フリケンシー(Cut Off Frequency )

上記の任意の周波数を決めるパラメーターです。

単にカットオフ(Cut Off)もしくはフリケンシー(Freq)と表記されている機種もあります。

フリケンシーとは周波数のことです。

 

 

レゾナンス(Resonance)

この値を上げることで、カットオフで設定した周波数帯を強調することができます。

シンセ特有のビョンビョンした音作りにはこいつをグイッと上げてやります。

 

 

シンセには必須と言えるフィルターですが、単体のエフェクターとして、またシンセ同様にサンプラーのいちセクションとしてなど、ちょいちょいお目にかかることがあります。

基本的には今回お話したことが分かっていれば、いずれにおいても活用することができると思います。

 

実際の楽曲制作ではローパスフィルターが使われることが多いので、まずはローパスフィルターで遊んでみてください。

レゾナンス値をある程度上げた状態で、カットオフを上げ下げするとエフェクティブなサウンドが得られるはずです。

 

 

つづきはこちら

【ドラム】好きなドラマー2(ポケットって?)

 

私の好きなドラマーをご紹介。

 

2人目は

アッシュ・ソーン

Ash Soan

です。

 

あ、ちなみにご紹介する順番は必ずしも好きな順番ではないです。

思いついた順です。

 

 

アッシュさんは、知名度としてはめちゃくちゃ高いというわけじゃないと思います。

イギリスのスクィーズというバンドで活動しましたが、在籍期間は短かったようです。

ですが、イギリスの歌姫アデルの諸作品をはじめ、素晴らしい作品にをたくさん参加しているようです。

 

「ようです」と言うのも、私自身そんなにこの方について詳しくはありませんで、Youtubeのおかげで近年知ったしだいです。

アッシュさんは45年前から自宅でドラムを叩いた映像を自身のYoutubeチャンネルに頻繁にアップしています。

たまたまそれを見た私は一発で彼のファンになりました。

 

 

前回ご紹介したスティーブ・ジョーダンもそうですが、このアッシュ・ソーンもいわゆるグルーヴ系のドラマーです。

スタイルとしては少し違いますが、どちらもグルーヴに対するこだわりをめちゃくちゃ感じます。

 

 

ポケットについて

 

ドラムセットの、とくにスネアのバックビート24拍で鳴るスネア)を絶妙に気持ちのいいタイミングで叩くことを「ポケットに入る」と表現し、そのタイミングを「ポケット」と言います。

ビートのある音楽では、この「ポケット」の感覚を掴むことが、ドラムのみならず様々な楽器のプレイヤーにとって大事なことだと言われています。

アッシュ・ソーンのバックビートは、じつに気持ちのいいタイミングで叩かれていると思いませんか?

 

彼のドラムを叩いている姿を見ると、上体や頭をドラムスローン(椅子)の上で踊らせているのが分かります。

ビート(拍)を気持ちよくサイクルさせていることの表れだと思います。

ジャズやロックがもともとはダンスミュージックだったことを考えると、踊るように演奏することはとても大事なことかもしれません。

 

 

また彼は、スティックさばきの技術から言えば複雑なフィルインも叩けるはずですが、むやみにそうすることを良しとしません

彼の使うドラムセットも太鼓やシンバルの数が多くなく、シンプルなセット。

 

シンバルメーカーZildjianの企画に参加したこのライブ動画、他にもベテランから新進気鋭の若手まで素晴らしいドラマーが何人か参加していますが、こんなにシンプルなセットでグルーヴドラムに徹しているのは彼だけ。

 

4分過ぎ、曲のセクションの切り替わり目で多くのドラマーは派手なフィルインを入れてきそうなところですが、アッシュ先生はなんと「無音」を作ります

これが最高にカッコE!!

思わず動画見ながら「 イェ~~!」と声出ちゃいます。

「間の美学」ですね。

 

 

イギリス人ということもあるかもしれませんが、Youtubeではちょいちょいレゲエ/ダブ系のリディム(リズム)も叩いていて、これがまた個人的に超ツボだったりします。

 

【ピアノ】コード弾き入門2(続・白鍵と黒鍵の区別をなくす)

 

前回の記事はこちら

 

前回、実際にコードを弾いていく前の下準備として「白鍵と黒鍵の区別をなくす」ためにクロマチックスケール(半音階)を弾くところからスタートしました。

 

どうですか?

弾いてみましたか?

 

鍵盤を触れる時間をみつけてちょこちょこ弾いていけば、ぼちぼち慣れていくかと思います。

 

 

さて、今回も「白鍵と黒鍵の区別をなくす」ためのステップ。

 

半音に慣れてきたら、次は「全音」です。

 

全音は鍵盤で2つ離れた音同士の音程です。

順番に弾くときには半音は1つ隣の鍵盤でしたが、全音は2つ隣の鍵盤へと移行していきます。

1コとばし」という言い方もできますね。

 

2つ右隣へは「全音上がる」、2つ左隣へは「全音下がる」と表現します。

 

クロマチックスケールのときと同様に、順次2つ隣へ2つ隣へと弾いていきます。

これをホールトーンスケール(全音音階)といいます。

この名前もたいして重要じゃありません。

 

注意点としては間違えないように丁寧に弾くくらいで、今回もあまり細かいことは気にしなくて大丈夫です。

 

どの音からスタートしてもOK(むしろどの音からでもスタートできることが大事)ですが、クロマチックスケールと違って

ホールトーンスケールは「2通り」あります

その2通りをそれぞれAライン・Bラインとすれば、Aラインで1コとばし「された」音でBラインが形成されています。

AラインとBラインは互い違いというやつですね。

どちらか一方だけでは意味がないので、両方をバランスよく弾いて慣れていきましょう。

 

Aライン

Bライン

 

やはり「利き手じゃない方の手」で弾くことをオススメします。

反対の手で弾くときは、鏡写しのように左右を反転させればOKです。

 

 

ピアノの基礎としては、いわゆるドレミを弾くことをイメージする方も多いかと思いますが、「そこ」から入ってしばらく白鍵ばかり弾きつづけることが白鍵・黒鍵の区別を促進させてしまいます。(黒鍵にネガティブなイメージがついてしまう)

Cメジャーキー(ハ長調)の曲が1曲弾ければ満足という方にはそれでも問題ありませんが、今回はコード弾き、さらに言えばコード弾きでいろんな曲(当然いろんなキーの)をホイホイ弾いていくことを目標としてお話ししていますので、まずはドレミよりもクロマチックスケール(半音階)やホールトーンスケール(全音音階)で半音・全音に慣れていくことの方が大事なのです。

 

 

つづきはこちら

音楽×映画1 「DOWNTOWN81」

 

映画と音楽は切っても切れない関係ですよね。

映画の名作は、常に素晴らしい音楽とセットです。

 

ということで、ここはひとつ音楽を絡めて映画作品をご紹介してみたいと思います。

続けられたらシリーズ化します。(小声)

 

 

1本目は

「DOWNTOWN81」

です。

 

 

 

画家のジャン=ミシェル・バスキアが主演した唯一の映画です。

 

バスキアは、ユ◯クロのTシャツになったりといろんなところでその作品を目にすることも増えましたが、元々はアンダーグラウンドなストリート出身のアーティスト。

キース・ヘリングやアンディ・ウォーホルから才覚を見出され、マドンナなどと交流を持つようになるとともに一気に評価が高まったようです。

彼は黒人のアイデンティティをもって現代アートに切り込んだ若き天才でしたが、ドラッグの過剰摂取により27歳で亡くなってしまいます。

 

 

そんなバスキアが19歳のとき、「バスキア本人の役」として主演するこの映画。

舞台は1981年のニューヨーク。

フィクションですが、ドキュメンタリー的でもあり、ファンタジー的でもある。

ストーリーは取り立ててどうということもありませんが、刺激的なアートや音楽、ライフスタイルをたくさん見ることができます。

 

金属製のクラリネットを剥き出しで小脇に抱えてダウンタウンを闊歩するバスキア。

たまに「ぽへへ〜〜」って吹いたりして。

それを見た20年前の私は、「なんてカッコE〜んだ!!」と、かぶれてソプラノサックスで真似しようと思ったが、同じようにはならないことが容易に想像できたのでやめた、というしょーもない思い出。

 

 

映画には当時のニューヨークで活動したミュージシャンもたくさん出演しています。

アート・リンゼイ、モリ・イクエ、ジョン・ルーリー、ファブ・ファイブ・フレディ、キッド、クレオール、ジェイムス・ホワイト…日本からはプラスティックスも!

最後にBlondieのデボラ・ハリーも。

 

その音楽は「ノーウェイブ」という言葉に代表される、ごった煮の前衛サウンド。とにかく尖ってます。

映画のサントラも売ってるみたいですね。

 

 

若き日の鬼才アート・リンゼイ(Arto Lindsay)率いる「DNA」は、ドラムにイクエ・モリ、ベースにティム・ライトという前衛的な3ピースバンド。

 

キッド・クレオール&ザ・ココナッツ(Kid Creole & The Coconuts)は、米米クラブが大いに影響を受けたバンド。

 

当時(2001年公開)の私としては、ジェイムス・ホワイトに興奮しました。

ジェイムス・チャンス(James Chance)としての方が知られているかもしれませんが、この時期はホワイトと名乗っていますね。(サウンドもややファンクよりで、ジェイムス・ブラウンを意識した?)

彼はイントロや間奏で調子っ外れなサックスを吹くんですが、それが良いんですよ~。

 

 

なお、バスキア関連ではこの作品以外にもドキュメンタリーも含め2、3作品作られています。

アンディー・ウォーホル役をデヴィッド・ボウイが演じているものもあります。

 

【DTM】シンセサイザーとは1(オシレーター)

ブログ記事の内容は「なるべくなら誰かしらにとって有意義なことがらを」と思っていつもネタ探しをしています。

自身の体験からひっぱってくることも多いわけですが、そういえばシンセサイザーについてはよく分からない時期がずいぶん長かったなーと、ふと思い出しまして。

 

ということで、シンセサイザーについてお話してみます。

テクノやテクノポップ、EDMといった音楽には必需品のシンセサイザーですが、今や(一聴してそれと分からないような使い方も含め)ありとあらゆるシーンで使われています。

普段その手のサウンドにはあまり関心がない方にも、豆知識として読んでいただけたら幸いです。

 

 

まず、シンセサイザーとはなんなのか。

 

シンセサイズ(Synthesize)は「合成する」といった意味で、電子工学によって音を発振・加工、つまりさまざまな音を合成することができる楽器(機器)の総称をシンセサイザーといいます。

このことから、シンセサイザーは必ずしも鍵盤楽器ではありません。

小室哲哉さんらがよく使われているようなやつは「鍵盤付きシンセサイザー」ということになります。

 

いかにもないわゆるピコピコ音から、エレキギターやヴァイオリン、オルガン、フルートといった楽器を再現した音、幻想的な音、宇宙を思わすような音…。

理屈のうえでは、「こういう音」とはっきりイメージできる音はおよそ近づけて作り出すことができます。

もちろん慣れないうちはかなり試行錯誤が必要ですが。

また、デジタルシンセサイザーであれば、たくさんのプリセットが用意されていますし、まさに「レシピ」といった具合で求める音に近づけるためのパラメーター設定を紹介してくれているサイトもあります。ありがたや〜!

 

 

さて、その歴史を紐解いていろいろなシンセサイザーを見ていくのも面白そうですが、今回はもう少し実践向きに絞って

「アナログシンセサイザー」の説明を簡単にさせていただきます。

 

アナログシンセサイザーに対してデジタルシンセサイザーがあり、ソフトウェアシンセなども大枠ではこれに該当します。

中には変わった仕様のものもありますが、基本的にはアナログシンセサイザーの成り立ち(発音の仕組み以外の)を踏襲したものが多いので、これを踏まえておくとシンセ全般に対しいくらか理解が深まるかと。

発音の仕組みがデジタルでも、それ以外はアナログシンセサイザーのそれであるものをヴァーチャル・アナログシンセサイザーと言います。

ちなみに、代表的なアナログシンセサイザーには、MOOG社のMini MoogやSequential Circuits社のProphet-5などがあります。

 

 

さて、アナログシンセサイザー(以下シンセと略します)は、特定の役割を持ったいくつかのセクションが集まってできています。

 

 

まずは肝心の元となる音をを発振するセクション。

 

・オシレーター(OSC / VCO)

波形の選択

サイン波、三角波、ノコギリ波、矩形波といったそれぞれに音の特徴を持った波形から1つを選びます。

音の特徴はだいたい名前や図形のイメージどおり。

鋭かったり、丸っこかったり、明るめだったり、暗かったり…。

このキャラクターの違いは、選ぶ波形によって「倍音」の含み方が異なることから生まれます。

 

シンセによってはオシレーターを複数有しているものもあり、その場合はそれぞれのオシレーターで(別の波形を選んで)発振した音をブレンドさせることができます。

ザーーーッていうだけで音程のないノイズを選択することもできます。

 

これだけだとほんの数種類の音しか選べませんが、これに他のセクションによるいくつかの加工を施すことによって、じつにさまざまなサウンドに仕立て上げることができるのです。

 

 

ピッチの選択

オシレーターでは波形の選択の他に、ピッチの選択をします。

例えばシンセリードだったらやや高いレンジ、ベースだったら低いレンジといった具合に、ざっくりとしたレンジ(音域)はオクターブピッチを変化させて選びます。

さらに半音単位でピッチを調整するパラメーターがあったり、ごくわずかにピッチを上げ下げするデチューンと言うパラメーターがあったり…。

デチューンは、2つ以上のオシレーターで発振したとき、コーラスがかかったような広がりを持たせるために、オシレーターどうしのピッチをわずかにずらしたりして使います。

このへんは機種によっても実装しているパラメーターの数が違います。

 

 

うーーーん。簡単に、と言っても難しくなっちゃうな…。

とりあえずオシレーターセクションでは、「ポーーー」とか「ピーーー」とか「ビーーー」とか「ザーーー」とか、といった音の中から元となる音を選ぶ!

これで!

 

 

長くなりそうなので今回はここまで。

つづきはこちら

【ピアノ】コード弾き入門1(白鍵と黒鍵の区別をなくす)

先日、「ピアノのススメ」と題した記事を書きましたが、そこでオススメしたピアノのコード弾きについて、数回にわたり簡単なレクチャーをさせていただきます。

歌やピアノ以外の楽器をやられている方はもちろん、場合によってはすでにピアノを弾いていらっしゃる方にとっても有益なお話かもしれませんので、よかったら読んでみてくださいね。

 

ちなみに私はクラシックピアノの正規の訓練は受けていません。

「そんなヤツの話はよう聞かんわ!」

と思われたら、すみません、一連の記事は読み飛ばしてくださいませ。

※当スクールのピアノ講師は音大でクラシックピアノを学んでおり、ポピュラーミュージックとクラシックのいずれもに精通しています。

 

 

 

さて、ピアノはかなり万能な楽器ですが、これから弾いてみようとされている方にとってネックになってくることのひとつに、

「鍵盤が白鍵と黒鍵に分かれていること」

があります。

 

このことは今回は「クリアしておきたいハードル」としてお話しますが、必ずしもデメリットというわけではなく、ピアノが長い時間をかけて今の白鍵と黒鍵の姿形になったという歴史が物語るように、ひとつの理想形なわけです。

 

ただ、このハードル(白鍵と黒鍵に分かれていること)をクリアしておかないと、その後にネガティブな要素として根付いてしまいます

もしかしたら中級レベルの方の中にも、ネガティブに思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか。調号の♯/♭がたくさん付いている(キー)曲は、あんまりやりたくない…とか。

 

西洋の音楽がCメジャーキー(ハ長調)をベースにしている以上、ピアノ以外のさまざまな西洋楽器にも同じことが言えますが、ギターなどの弦楽器では白鍵・黒鍵の区別がないため比較的容易にクリアすることができます。

 

 

ということで、

「白鍵と黒鍵の区別を無くす」

ところからスタートします。

 

いきなりコードは弾かないです!爆

まわりくどいと思われるかもしれませんが、きっと結果的には近道ですので。

 

 

では何をするか。

まずは

クロマチックスケール(半音階)をひたすらに弾いて慣れましょう。

 

クロマチックスケールという名称は覚えなくて大丈夫です。

とにかくひとつ隣の鍵盤に右側にもしくは左側に順番に弾いていくだけです。

白鍵も黒鍵もすべて使ってです。

白鍵と黒鍵が入り組んでいるので、音を飛ばしたりしないようにゆっくりゆっくり確実に。

 

 

 

ひとつ隣の鍵盤へのステップ(音程)を半音と言います。

右隣への移行は「半音上がる」、左隣への移行は「半音下がる」と表現します。

 

まだ音の名前などはまったく気にしなくて大丈夫です。

弾き始める音も何だってかまいません。

とにかく順次隣へ隣へ。

 

運指(指使い)が気になる方もいらっしゃるでしょうが、それもさほど気にしなくて大丈夫です。

しいて言えば、なるべく効率の良い運指をご自分なりに考えてみてください。

正解がひとつだと思わずに、楽に考えてください。

もし、きっちりやりたいと思ったら、動画の運指を参考にしてみてください。

 

 

で、オススメは「利き手じゃない方の手」で弾くことです。

利き手じゃない方の手でできるようになれば、およそ利き手でもできるようなっているからです。

反対の手で弾くときは、鏡写しのように左右を反転させればOKです。

 

 

つづきはこちら

【ドラム】好きなドラマー1(グルーヴって?)

 

去年の暮れに、当スクールにも晴れてドラム/パーカッションコースができましたので、ドラムのことも書いてみようと思います。

 

とりあえずは私の好きなドラマーをご紹介してみますね。

といっても、ドラムをやっている方にしたらよくご存知の名ドラマーばかりだとは思いますが。

 

まず1人目は

スティーヴ・ジョーダン

(STEVE JORDAN)

です。

 

現代最高のグルーヴドラマーと言えば必ず彼の名が挙がってくるのではないでしょうか。

 

24thストリート・バンドやブルース・ブラザーズをはじめ、ローリング・ストーンズ(キース・リチャーズ)、B.Bキング、エリック・クラプトン、ジョン・メイヤー、ソニー・ロリンズ、ハービー・ハンコック…。

参加セッションを調べるだけでめちゃくちゃ大変そうですが、とにかく極上のグルーヴを求める世界中の一流アーティストからのラブコールが絶えないドラマーです。

 

スタイルとしてはフュージョンからスタートし、やがてブルース、ロック、ファンクなどを叩くことが多くなった感じでしょうか。

 

 

小手先不用のシンプル、パワフル、ファンキーなドラミング。

 

気持ちがいい、それだけです。言葉もいらない。

 

 

Vic Firth(ドラムスティックのトップメーカー)の企画で、このドラムソロ!

グルーヴドラムでゴリゴリにゴリ押してます。スゲェ!

 

ウヒ〜〜!

 

レジェンド、バーニー・ウォレルとのセッション。

 

最新ワークは、ターンテーブリスト、ミックス・マスター・マイクとの共作。

カ、カ、カッコE〜!! ぶっ飛ぶわ。

 

 

 

グルーヴって?

 

さてここで、「グルーヴって何?」と思われた方もいらっしゃるでしょうが、彼のドラミングを聴いて気持ちいい、カッコいいと感じるようであれば、あなたはグルーヴィーなリズム・音楽が好きだと思っていいのではないでしょうか。

一方で普段、かっちりクォンタイズ(リズム矯正)された打ち込みのドラムなどを多く聴いている方の中には、もしかすると彼のドラムを聴いて「あれ?ちょっとズレたりしてない?」って思われる方もいらっしゃるかもしれません。

これはどちらが良い悪いという話ではないですが、じつは「ただ」機械的に正確なリズムは、一般的にはグルーヴィーと言われることはあまりありません。

何をもって聴いた人が気持ちいいと感じるかは、それこそいろいろだし、カッコいいグルーヴというのも1つではなくいろいろあるでしょうが、スティーヴ・ジョーダンの打ち出すグルーヴに多くの人が熱狂していることはまぎれもない事実です。

 

グルーヴという言葉は定義があいまいなのが実情ですが、いわゆる「ノリ」に近いもので、グルーヴィーなリズムというとリズムが有機的(あえて無機質にすることである種のグルーヴを狙うこともある)で、聴いていると思わず踊り出したくなってしまうようなリズムかなと私は思っています。

グルーヴはリズム的側面では、複数の音の発音タイミングのわずかなズレや、プッシュ/プル(タイミングの押し引き)、サイクルのヨレといった要素から生まれると考えられますが、それらのみならず、音の強弱や音色の変化、音価(音の長さ)といったさまざまな要素が絡み合って打ち出されるのでしょう。

 

スティーヴ・ジョーダンは、リズムパターンやフィルインのバリエーションといった、多くのドラマーが関心を寄せていることよりも、いかにグルーヴを生み出し、いかにグルーヴをコントロールするかを、先ほど挙げたようなさまざまな要素を研究し鍛錬することで追求しているようです。

 

ひたすらにグルーヴを追い求める求道者です。

 

音楽プロデューサーとしての手腕や功績もスゴイですが、やっぱりドラマーとしての彼が大好きです。

 

サイクル、ありますか?

 

今回はリズムのお話です。

 

またかよ!

 

ねぇ。

いいかげん飽きてきますよね。

 

…って、コラ〜!怒

 

飽きないで!商いで!明菜いで!

ダメ!ぜったい!

 

 

 

…はい。

では今回はまずこちらの動画をご覧ください。

 

エミリー・レムラーというジャズギタリストのライブ映像です。

いかがでしょうか。

個人的に彼女のプレイは好きですが、そういう好みは置いといて、

なにか気付くことはありませんか?

 

 

 

よーく見て考えてみてください。

 

 

 

どうですか?

 

 

……そう!

 

このエミリーさん、演奏中にずっと身体を左右に揺らしていますよね。

 

他の動画も見てみましょうか。

 

おお、こっちでも揺れてます揺れてます。

 

これ、もちろん、ただ何となく揺れているわけじゃありません。

曲のテンポと同期しているんですね。

 

テーマのメロディやバッキングを弾いているときだけじゃなくて、アドリブのギターソロの最中もずっと揺れています。

 

 

 

以前から言っていることですが、

リズムとは連続する拍の周期の上に(中に)展開されるものです。

 

ここでは、連続する拍の周期を「サイクル」と言ってみます。(≒テンポ)

リズムが悪い、リズム感がない、と思っていらっしゃる方は、リズムが悪い・リズム感がないのではなく、ただこのサイクルをご自分の中に設けていないだけだったりします。

 

サイクルを設ける(感じる)ということは、方眼のノートに1マスづつ文字を書いていくようなものだと考えてみましょう。

だとすると、サイクルを設けていない(感じていない)状態というのは、何のガイドもないまっさら真っ白のノートに文字を書いていくということです。

上手い例えかどうか分かりませんが、なんとなくイメージできますかね?

 

サイクルを設けていない人のリズムのとらえ方は、おそらく「その音もうちょっとだけ長く」とか「そこのキメの2音目をもうちょっと早く(手前に)」とか、「もうちょっと」という言葉を使いがちなことに顕著なように、感覚的にならざるを得ません。

(グルーヴとかもっと突っ込んだ話になれば感覚的に捉える部分も多分にあると思いますが。)

 

そしてこういう方に多いのが、身体をどっしりと動かさない状態で歌ったり演奏したりしていること。

 

 

サイクルを設ける(感じる)には、体を周期的に動かすことが効果的です

 

例えば、ギターでコードをジャカジャカ弾く(ストラミング、カッティング)とき、弾きたいリズムパターンがどんなものであれ、基本的にはずっと腕をアップダウンで交互に振り続けるのもそれをサイクルとすることが主な理由です。

ところが、ギターでも単線のメロディを弾くと、とたんにリズムが乱れる…。

これは弾き方にもよりますが、腕の振りというサイクルがなくなることが原因としては大きいでしょう。

 

 

ということで、まずは手軽なところから、身体を揺らしてみたり、腕を振ってみたりと周期的な運動をしながら、その上で歌をうたってみたり手を叩いたりしてみてください。

そういったことがリズム的ないろんな要素の土台となっていきますので、案外バカにできません。

 

 

ちなみに、先のエミリー・レムラーは、この2つの動画ではいずれも、2小節をひとつのサイクルとしています。テンポにもよりますが、これはけっこう大きな括りですね。

練習では1拍にひとつのサイクルを同期させることから始めるといいと思いますが、慣れてきたら、2拍で1サイクル、1小節で1サイクルと、大きくとってみるのも効果的です。