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生徒さんからリクエストをいただいたので、キーボーディストをご紹介していきます。
ピアニストじゃなくてキーボーディストなんだそうです。
いってみます。
まず、パッと頭に浮かんだのは
です。
イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、エマーソン・レイク・アンド・パーマー(ELP)などで活躍したキーボーディストで、ロックにおけるシンセサイザーの立役者でもあります。
音楽的にはかなり多面的な人で、プログレッシブな曲を作り、ムチャクチャ激しいパフォーマンスをする一方で、ポップなアレンジをしたり、かわいらしい音色を使ったりします。
鍵盤のプレイは、タッチが強くて、左手のアルペジオをキープしながらのアドリブやパーカッシブなプレイが印象的。
また、最初はクラシックピアノからスタートしたらしく、随所にそういった土台が垣間見られます。
ELPでは、クラシックの要素をロックの曲に引っ張ってきたりしています。
ジャズっぽい演奏もしますが、いわゆるジャズピアニストのそれとは少し違って、やっぱりロックのアティチュードが感じられます。
ある意味ではあまり器用なタイプの人ではないかもしれませんが、小手先じゃなく真の表現を追求した偉大なプレイヤーです。
後年の彼は右手のコンディションに苛まれていたらしく、ついには悲しい結末へ向かってしまいました。
が、その功績が消えるわけもなく、後陣のプレイヤーに多大な影響を与え続けています。
個人的にはシンセサイザーやプログレ色が強いものよりも、オルガンでロックにガンガン攻めている感じの方が好きです。
前回、いろいろなサイズのフルートをご紹介しましたが、ここからはコンサートサイズのいわゆる普通のフルートについて、もう少し細かくお話ししていきます。
すでにお話ししたように、最初、フルートは木製でした。
当時、単にフルートと言うとそれは縦笛を指していて、「横向き」と言う意味の「トラヴェルソ」を付けたフラウト・トラヴェルソが、前身の楽器だそうです。
もっとも、横笛自体は古くから世界各地に存在していて、日本では篠笛などがそれにあたります。
ヨーロッパでは19世紀、ドイツ人のテオバルト・ベームという人が「ベーム式」と言われる金属製の横笛を作り、それが今のフルートと呼ばれるものになりました。
金属製でも木管楽器に分類され、エアリードという仕組みで発音します。
頭部管、胴部管、足部管の3つの管をつなぎ合わせて1本の楽器になります。
頭部管には吹き口が、胴部管と足部管にはたくさんの穴と、それを塞ぐパッドやキーが付いています。
国内外の各メーカーからいろんなモデルが売られていますが、それらにどんな違いがあるのでしょうか。
もっとも材料が安く、加工しやすく、つまりコストが低く、重量が軽く、発音時の反応も軽いのが「洋銀製」の楽器です。
洋銀とは、銅や亜鉛やニッケルの混ぜ物(合金)です。
銀のメッキがかけられている場合がほとんどです。
楽器自体も比較的安価なので、初心者用とか、程度の低い楽器とか、そんなふうに思われがちですが、そんなことはありません。
大巨匠マルセル・モイーズが、生涯通して洋銀製のフルートを愛用し続けたというのは有名な話。
フルートの素材としてスタンダードと言えるのが銀です。
ベーム式の開発者であるベーム自身も銀を想定してフルートを作ったらしいです。
銀は貴金属なので、洋銀よりは若干高価になってしまいます。
銀と言っても純銀ではなく、925とかのいわゆるスターリングシルバーがほとんどです。シルバーアクセサリーになってるやつですね。
楽器によっては、洋銀をベースに、リッププレートだけ銀、頭部管だけ銀、キーメカニズム以外は銀というように、ある部分だけを銀製にしているモデルもたくさんあります。
すべて銀でできた総銀となると、洋銀に比べ若干重く、発音時の息の圧力が多少必要な気がしますが、そのぶん懐の深い表現がしやすいように思います。
使っていると酸化して表面が黒ずんでいくので、ピカピカを維持したければこまめに拭いてあげてください。
銀の管体やパーツに、金やプラチナのメッキがされているものもあります。
金製の楽器にははいろいろな純度があります。9金、14金、18金と。
純度が高い24金とかになると……流石にめっちゃ高価です。そして重い。
今や、クラシック音楽およびオーケストラで演奏するプロのフルート奏者の多くは金の楽器を使っていますね。
純度が高いものの輝きは半端ないです。放っておいても半永久的にピカピカです。
しかし純度が高くなると、柔らかくもなっていくので取り扱いには注意です。
音は好みによりますが、倍音が多く遠鳴りする(コンサートホールの後ろの方まで音がよく届く)と言われています。
え~~~~、高いっす。
プラチナは(金も)日々相場が変わるので、いわゆる時価というやつですが、余裕で10,000,000円を超えてきます。「0」多すぎ。
フルートに限らず、あまりにも高価な楽器というのは、実用レベルでの価値(主に音色や操作性など)とは、もはや無関係です。
過度な装飾による工芸品としての価値、歴史的価値、希少価値……そういった価値を求める人たちによって、値段が青天井で釣り上がっていきます。
フルートの場合、貴金属ですからね。そもそも高い。
ベーム式のモダンフルートで、素材が木である楽器です。
ピッコロや他の木管楽器の素材としてよく使われるグラナディラがここでも使われます。
素朴で柔らかい音色。
しっかりケアしないと木が割れてしまうことがあるので注意が必要です。
木製フルートにはちょっと関心があります。
ちょっとおもちゃみたいな扱いになってしまいますが、プラスチック製のフルートもあります。
やや特殊な吹きごこち。ポヘ~~とした音。
でも、これはこれで面白い。
多少なりともラフに使えるので、アウトドアとかにはいいかも。
さて、
つい勘違いしがちになってしまいますが。
個人的にはやっぱり総銀が好きです。
初心者の方には、洋銀の楽器や、頭部管が銀で胴・足部管が洋銀の楽器もオススメです。
結局はご自分の選んだ楽器を大切に、よく吹いていくことが大事だと思います。
以前、サックスについて、いろんなサイズがあるよ、というお話をしましたが
小さい方から
となっております。
一般的にフルートと言われているのはコンサートフルートのことですね。
サックスの場合は、アルトやテナーが主ではありますが、ソプラノやバリトンも含めた4種類くらいがいずれも一般的と言っていいかと思います。それに比べると、フルートは一般的にはほぼコンサートフルートのイメージしかないと思います。
でもじつはいろいろなサイズがあると。
割合で言えばコンサートが圧倒的ですが、次点はピッコロですかね。
アルトフルートも渋いです。
では順番に。
オーケストラではフルート奏者が持ち替えで担当することが多いです。
ピッコロ専門のプレイヤーもいないことはないですが、会ったことはありません。
長さが30センチそこそこでとても小さくかわいらしい楽器です。
C調でコンサートフルートの1オクターブ上の音域になります。
現代のフルート属はほぼほぼ金属製ですが、ピッコロは木製が一般的です。
ちょっと話が脇にそれますが、アコースティックの楽器は音の高さと楽器のサイズ感がおよそ比例しています。
で、人間の体にちょうどいいサイズっていうのがあって、それよりも極端に小さくても大きくても、演奏の難易度は高くなっていきます。
難しくなる理由は小さいものと大きいものでやや異なります。楽器が小さくなっていくと、どんどんコントロールがシビアになっていきます。大きくなると単純に取り回しというか扱いの面でフィジカル的に大変になります。
ということで簡単とは言いづらいところがありますが、なんとも魅力のある楽器です。
ピッコロとコンサートフルートの間のサイズで、Es管(E♭調)の楽器です。
今やほとんど使われない楽器。
私は見たこともなければ、当然吹いたこともありません。
一般的なサイズのやつです。普通、フルートと言えばこれ。詳しくは次回以降に。
コンサートフルートの1.5倍くらいの大きさ(長さ)。
G管(G調)になっていて、サックスなどのようないわゆる移調楽器です。
ピッコロとは用途というか活躍の場が少し違いますが、こちらも割とよく使われます。
しっかりした中低音が魅力です。
持っていないのでいずれ欲しいです。
コンサートフルートの1オクターブ下の音域です。
管の長さが長いのでU字管といって、吹き口のとこから折り返す形になっています。
え~~、流石にデカイです。重いです。
支えを使って演奏します。
でも私は吹いたことがないです。
いよいよおかしなことになってきます。
管の長さは3メートルに迫ります。
横向きは諦めて縦になりました。
でも吹き口は横向きなので、全体が4の字みたいな形です。
水道管です。
音域はコンサートフルートの2オクターブ下。
吹いたことないです。吹いてみたいです。
世界に2本?とかの激レア楽器です。
謎の巨大モニュメントです。
音域はコンサートフルートの3オクターブ下。
ぜひ吹いてみたいです。
とこんな具合です。
あれ?サックスでは王道でもある「テナー」ってのがありませんね……。
こういう区分もけっこう曖昧ですね。なにか定義ってあるんでしょうか。
あとは、フラウト・トラヴェルソという初期の木製のフルートも、今も愛好家がいて使われています。
※画像はコタトフルートさん他からお借りしました。
フルートという楽器についてもお話ししていきます。
フルートは管楽器ですけれども、管楽器をもう少し細かく分類すると金管楽器と木管楽器に分けられます。
金管と木管、フルートはどちらだと思いますか?
「え…、思いっきり金属製じゃん」と思いますよね。
現代のフルートのほとんどは金属でできていますが、最初のころのフルートは木で作られていました。
トランペットやトロンボーン、ホルンといった金管楽器は、丸いカップのようなマウスピースに唇を当てて、息によってその唇を振動させることによって発音します。
そして、それ以外の発音の方法をとっているものは木管楽器ということになります。
それ以外とはどういうことかというと、数ある木管楽器の発音の方法は必ずしも1つじゃないからなんです。
サックスやクラリネットなど木管楽器の多くは「リード」と呼ばれる薄く削った樹皮をマウスピースに取り付け、それを息の吹き込みで振動させていきます。(サックスやクラリネットのように1枚のリードで吹くものをシングルリード、オーボエやファゴットのように2枚を合わせて吹くものをダブルリードと言います。)
では、フルートは、というと物質としてのリードは用いず、「エアリード」といってマウスピースのエッジ部分に息を当てることで発音させます。
ビンの口に角度をつけて息を吹き当てて音を鳴らしたこと、ありませんか?
他に金管と木管の区別と言えば、金管は吹き口から出口までが隙間のない1本の管になっています。その管の全体の長さをピストンやスライドを使って変えていくことで、息の入れ方と合わせて、音の高さを変えていきます。
対して木管楽器は、管にたくさんの穴が空いています。その穴を塞いだり開けたりすることで、息の入れ方と合わせて、音の高さを変えていきます。
ちょっと分かりにくいかもしれませんが、ボコボコ穴が空いているのは木管楽器ってことです。
フルートは木管楽器、しかもエアリードの楽器ということで、
エアリードは面白いですよ。金管楽器とも、他のリード楽器とも違う独特な吹奏感で。
ただ発音させるだけであればそんなに難しいものじゃありません。
適切な場所に適切な角度で息が当たればちゃんと発音するように作られてますので。当たり前っちゃ当たり前ですが。
その適切さも、針の穴に糸を通すような細かい精度じゃなくって大丈夫です。
だいたいで鳴ります。
ビンを鳴らせたら大丈夫です。
もちろん、良い音にしていこうと思ったら奥は深いです。それはもう、そこが面白いところなんで。