TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか

【ギター】コードの押さえ方変えてみた

今回は超個人的な内容で恐縮なんですが、

最近、ギターのコードの押さえ方を変えてみた

というお話です。

ギターを弾かない方にはなんのこっちゃだと思いますが、もしかすると他のことに置き換えた場合にもヒントがあるかも、ということでひとつ書いてみます。

 

 

みなさんの中にも関節が柔らかい方がいらっしゃることと思います。

しかし基本的には関節というのは、曲がる(可動する)方向が決まっていて、その可動の範囲も決まっています。

手の指で言えば、「パーからグー」が可動範囲。

パー以上に指を手の甲側に曲げていくことを「柔らかさ」と言っていると思います。

 

 

私はこれまで、ギターでいくつかのコードを押さえるとき、この「柔らかさ」を使って押さえていました。

 

例えば、ベーシックな形の5弦ルートのメジャートライアド。

他には、6弦ルートのマイナー7thコードで5弦をオミットした( 省略した)フォーム。

 

この2つで私は、薬指の第一関節を逆に反らせることによって3本の弦をセーハ(1本の指で複数の弦をいっぺんに押さえること)していたのです。

 

 

ですが、もう30年近く、ず~~っとこの「関節を逆に反らせる」ことに、なんだかスッキリしないモヤモヤを抱いてきました。

 

なんかムリしてるような感じと言いますか…。

共感してもらえますかね?

 

 

ギターのコードなんて実際はどの指でどう押さえようが、押さえているポジションが合っていれば良いわけです。

 

そこでこのたび、一念発起してフォーム変更をいたしました!

 

このように。

 

ベーシックな形の5弦ルートのメジャートライアド。

 

6弦ルートのマイナー7thコードで5弦をオミットしたフォーム。

 

そんなに大それたことでもないんですが、個人的には逆関節モヤモヤがなくなって、とっても気分良くギターが弾けている今日この頃です。

 

 

さて世の中には、上記の変更前のフォームで押さえているギタリストも、変更後のフォームで押さえているギタリストも、どちらもたくさんいます。

そして、いずれの押さえ方であっても素晴らしい演奏をしているギタリストがたくさんいます。

だから「みんなこういう押さえ方をした方がいいよ!」ということが言いたいわけじゃありません。

 

じゃあ何かっていうと、

「慣れて当たり前のようになっていることも、今のレベルでもう一度見直してみると、もしかするとより良い何かが見つけられるかもしれない」

ということです。

 

プロ野球のピッチャーやバッターもフォーム改良しますもんね。

あらためてジャンルを整理してみる③ロックとは(ビートルズ)

 

みなさんはロックと聞くとどんな音楽をイメージしますか?

 

ロックンロール?ロカビリー?ヘビメタ?パンク?

 

日本では、BOØWYX JAPANBz……このあたりはロックと言っても異論は少ないでしょう。

そういう分かりやすくロックなアーティスト(バンド)や作品はいいとして、たとえば私の好きな山下達郎さんはロックなのか。

Mr.Childrenやスピッツあたりはどうですかね?

米津玄師さんは?

 

どうでしょうか。

 

ちなみに個人的には上記アーティスト(バンド)はすべてロックだと思っています。

まぁこれは実際にロックかどうか、またどのサブジャンルに括られるのかは大した問題じゃないように思います。

 

それよりもここで注目したいのは、ロックという言葉が持つ多様性です。

 

すごく幅が広い。

その多様性ゆえ、曖昧さも有するわけですが。

 

今日、わりと限定的なイメージを持つようになってきているロックンロールから、ロールが取れて「ロック」と言うようになったとき、どのようにしてこの懐の広さ=多様性を持つようになったのでしょうか。

 

 

これを考えたとき、どうしても外せないのが

 

ビートルズ

 

でしょうね。やっぱり。

 

 

もともとビートルズのメンバーは、エルヴィス・プレスリーやバディ・ホリーのようなロックンロールに熱を上げたイギリスの若者でした。

しかし彼らは1962年にデビューすると、解散までの10年足らずでその音楽性をムチャクチャ広げました。

その過程でじつにさまざまな音楽を吸収し、あらゆる手法を試し、新たな音楽を生み出します。

 

テーマ、歌詞、メロディー、コード進行、テンポ、リズム、アレンジ、楽器、録音……

 

今でこそ「〇〇というバンドは音楽性の幅が広いね~」なんて言ったりしますけど、ビートルズがデビューするより前は、いやビートルズ以降だって、普通はひとつのバンドにはやっぱりそのバンドのカラーがあって、それは作品(曲やアルバム)ごとに少しずつ変化はしても基本は変わらない。

ところがビートルズは言うならば虹色。

ビックリマンシールで言えばキラキラのやつ。w

 

 

で、ビートルズはやっぱりロックバンドだと思うんですよね。

 

だけどビートルズをロックバンドだとしたときに、ロックを定義づけしづらくなってくる。

それほどにビートルズは多様な音楽性を持ったバンドでした。

逆に言えば、そのビートルズの音楽性の幅広さが、そのままロックという言葉の持つ多様性に繋がっている、と言ってもいいんじゃないかと思ったり思わなかったりするわけで。

 

そしてビートルズ以降は、〇〇ロックという具合にサブジャンルが生まれ細分化が進みます。

 

 

 

もちろんロックの音楽性が広がり深まったのは、すべてがビートルズだけの功績ではないことは言うまでもありません。

 

そもそもイギリスには、アメリカのジャグバンドにも似た、DIYで作った楽器を用いてブルースやフォークをごちゃ混ぜに演奏するスキッフルというシーンがありました。

ビートルズのメンバーはこのスキッフルから出発しているんですね。

ですから、工夫して様々な音楽を生み出していく素地はこのあたりにもありそうです。

 

 

こうしてイギリス各地で起こった音楽が、ある意味逆輸入される形でアメリカで流行したことをブリティッシュ・インヴェイションと言ったりしています。

ビートルズの他に、ローリング・ストーンズ、アニマルズ、キンクス、ザ・フーといったたくさんのバンドがアメリカでも人気を博しました。

ちなみに、当時のビートルズのようなサウンドはマージービートと呼ばれています。

 

 

アメリカに目を向ければ、

エヴァリー・ブラザーズの美しいハーモニー、ベンチャーズの革新的な演奏、そしてフォークからロックにアプローチしたボブ・ディランやサイモン&ガーファンクル、さらにモータウン勢…

他にもたくさんの素晴らしい才能が、この時代にロックの可能性を追求しました。

 

 

がんばってつづきます。

あらためてジャンルを整理してみる②

 

さて、では20世紀後半からポピュラーミュージックのメインストリームとなったロックを見ていきましょうか。

 

ロックの元になっているのはロックンロールですね。

 

ではロックンロールの語源は?

ジャズもそうですけど、このあたりのネーミングの由来は諸説あったりしてあんまりはっきりしないようです。

調べると性交という意味のスラングだったとありますが、う~~んどうなんでしょ?

とりあえず直訳すると「Rock=揺らす、Roll=転がる」ですね。

 

ロックは元々はロックンロールを略したワードですが、半世紀以上経ち、今ではロックは「その手の音楽」を総じたカテゴリーネームに、そしてロックンロールというとその中の1つのサブジャンルとイメージされるようになってきたようです。

 

 

ロックンロール(Rockn Roll)は、1950年代に入ったころ、黒人音楽であったブルースやリズム&ブルースにカントリーなどの白人音楽の要素が融合して生まれた音楽です。

 

まずは、チャック・ベリーリトル・リチャードファッツ・ドミノらを始めとするブルース(R&B)直系のミュージシャンが、ブルースをテンポアップさせるなど「ノレる音楽」にしたスタイルのロックンロール。

 

さらに、エルヴィス・プレスリービル・ヘイリーバディ・ホリーら白人ミュージシャンがカントリーやブルーグラスをベースに確立したスタイルがあり、これはのちにロカビリーと呼ばれるようになります。

 

 

……こうやって書いていると、じゃあブルースってどんな音楽?カントリーって?と当然なっていきますよね。

こりゃ~大変だわ。

 

ロックからいったのマズったかな

古い方からいきゃよかったのか

時すでにお寿司

 

 

とりあえずもうちょっと補足しておきましょうか。

 

ブルース(R&B)直系のロックンロールは、いわゆるブルース進行と言われるコード進行を使って、ブルースでは当たり前のリズムのハネ(シャッフル、バウンス)を減らしたストレートな8ビートを基本にしています。

ジャズとブルースが融合したようなジャンプブルースやジャイヴといったジャンルからの影響もあり、ピアノや管楽器が編成に入っていたりもします。

 

ロカビリーも基本的には同じですが、ウッドベース(コントラバス)の弦をバチバチ弾くスラップ奏法や、エルヴィスの歌唱で顕著な独特な歌い回し、またリーゼントなどのファッション的要素といった特徴があります。

ただし、このロカビリーの第一次のブームはわずか数年だったようで、60年代に入るとパタッと聴かれなく(演奏されなく)なってしまいます。

ちなみに日本でもハワイアンブームに次いでロカビリーブームが起こり、こちらはGS(グループ・サンウズ)の波が来るまで続いたようです。

 

 

ロックンロールはその後、ご存知のようにビートルズローリング・ストーンズらイギリスの若いミュージシャンに継承されていきます。

 

アメリカではロカビリーブームが去った後、ポール・アンカコニー・フランシスなどのロックンロールの濃度を薄めた甘ったる~い音楽が若い層に人気を博します。

(ちなみに私は甘々なの好きです。)

これがいわゆる「ポップス」と呼ばれた音楽の最初期のものだと思います。

 

 

これらを総じて「オールディーズ」という括られ方もしていますね。

 

 

また、バック・トゥ・ザ・フューチャーのこのシーンにあるように、当時のこれらの音楽はパーティーなどで「踊る」ことを目的としたものでした。

これはかつてのジャズが担っていた役目ですね。いつの時代も音楽と踊り(ダンス)は切っても切れない関係で、その時代その時代のダンスミュージックがあるわけです。

 

 

……ダメダメだ。このペースで書いてたらダメだ…。

つづきます。

あらためてジャンルを整理してみる①

 

数多ある音楽をジャンルで括ることについては、私自身はたいして意味のないことだと思っています。

しかしながら、細分化してグルーピング、名前をつけていくことは色々な場面で便利であることもあるでしょう。

 

今回は、意味がないと言いつつも、音楽にはどんなジャンルがあるのか、ちょっと整理してみたいと思います。

 

当然、いろんな見地・角度からのカテゴライズができるわけですが、あまり深く考えず私の基準で行きたいと思います。

まぁ、かなり無謀かつ不毛なこととなる予感がしてなりませんが。w

 

 

 

まず、ポピュラーミュージックと、そうでないもので分けてみましょうか。

「そうでないもの」にはクラシック音楽や伝統的・古典的な民族音楽、環境音楽、実験音楽などが入ります。

逆にそれら以外は、概ねポピュラーミュージックだとしていきましょう。

で、「そうでないもの」に関しては、私自身があまり明るくないこともあり、今回は掘り下げません。

 

 

では、ポピュラーミュージックの中を見ていきます。

 

大きめのカテゴリーでいくと、

 

・ロック

・ポップス

・ジャズ

・ブルース/R&B

・フォーク/カントリー

・ダンスミュージック

・ワールドミュージック

 

といったあたりでしょうか。

小~中規模のオールジャンルを取り扱うレコード店を思い出すと、だいたいこんな感じで分かれているような気がしたので、ひとまずピックアップしてみました。

何か忘れてる気もするけど。

 

 

このカテゴリーだったら、AC/DCなんかは私の中ではどう考えてもロック行きです。

ですよね?

そういう自他共に認めるような分かりやすいのはいいですが、この時点ですでに区分けが破綻・無効化してしまうようなアーティストや作品もたくさんあると思います。

 

私の好きなプリンスなんかはいい例ですね。

もうけっこうキツイ

 

 

だいたい、ポップスってなんなんでしょう?

 

ポップな音楽?

めちゃくちゃ守備範囲広いワードですよね。

まぁ広義にはポピュラーミュージックと同義でいいと思いますが…。

 

とりあえず、ポップスっていうのはロックやジャズ、ダンスミュージック、ワールドミュージックなどから美味しい要素をいいとこ取りして、難しくなりすぎないように、多くの人への訴求力があるものに「仕立てた」音楽だと、勝手に、今、定義づけてみました。w

 

だからポップスの中をさらに細分化していこうとすると、かなりカオスになります。

 

ちなみに「ポップ」と付く細分化されたサブジャンルには以下のようなものが。

・パワーポップ

・ギターポップ

・ポップパンク

・ドリームポップ

・テクノポップ

いや~~めっちゃ曖昧ですね。

パワーポップとギターポップは、もはやそのワードだけでは違いがイメージできませんね。

キビしいわ

 

あと、音楽的特徴もさることながら、その発生した国や地域によって「〇〇ポップ」と括られたり。

・ブリットポップ

・フレンチポップ

・ユーロポップ

・K-Pop

・J-Pop

 

J-popとテクノポップは並列のワードじゃないですよね。

 

ひゃ~~~とっちらかってきたぞ~~。www

 

 

とりあえずポップスはそっとしておいて……つづきます。たぶん。

 

【リズム】ベスト・キッド的にリズム強化

 

その昔、「ベスト・キッド」という映画がありまして、作中でミヤギ老師が主人公のダニエル少年に雑用ばかりさせるが、それがじつは効果的な空手の練習になっていた、というくだりが有名です。

 

空手の練習だからといって、道場で道着を着て素振りや型の練習や組手をするばかりとは限らないのですね。

 

映画ではデフォルメというか若干大げさに描かれていますが、意外と大切なこと・要点はその他の要素に隠れていてピックアップしにくいものなのかもしれません。

主人公も最初は、与えられた雑用の真意を汲み取れずにいます。

 

 

さて、音楽の話。

今回は「リズム」について。

 

「え、またリズム?」と思いました?

そんなこと言わないで!w

先日のTwitterのアンケート結果でも、リズムが大事だって声がとても多かったんですから。

ベスト・キッドの前振りは、なにもリズムに限ったことではなく何にでも当てはめることができると思いますが、とりあえず今回はリズム。

 

 

以前、別のスクールで講師をしていたころ、リズム強化のために生徒さんにダンスをすることを勧めていた若い講師がいました。

私はそれを肯定的に捉えましたが、それを受ける生徒さんは必ずしもダンスをすることに積極的ではないように見受けられました。

なんなら講師の中にも、「あいつ、生徒さんに何やらせてるんだよ」と思った人もいたかもしれない。

 

まぁ、そう思うのはムリもないかもしれません。

だって、できるようになりたい、やりたいのはダンスじゃなくて、ギターやピアノ、サックスだったり、歌が上手くなりたかったりするわけですから。

 

 

でも、何かを鍛えようとしたときピンポイントに有効な練習をしていくのは、けっして間違っていないと私は思います。

 

1曲の中のある部分のリズムが上手くいかなかったとして、それはその曲限定でのことではなく、もっと根本的・本質的なところの理解が足りない、意識や練習が足りない、ということが少なくないはずです。

そういうベーシックなリズムへの理解、リズム感の強化を考えたとき、楽器を使って練習することは、リズム以外のたくさんの要素も同時に意識せざるを得ないことになります。

リズムだけに意識を絞れない。

 

結果、かけた時間やエネルギーに見合った成果が得られないことに繋がりかねません。

もちろん最終的には、他の諸々の要素と合わせてリズムをコントロールしなければなりませんが、まずはリズムに絞る。

 

 

そもそも、歌や楽器演奏において「リズムの要点」とは、ある周期に対して任意のタイミングで身体を運動させることです。

こうやって書くとなんだか分かりにくいですね。

でも、このことをまず頭の隅に置いておきましょう。

 

リズムが苦手な方の特徴として、まずこの「周期」への意識の低さが挙げられます。

 

リズムがうんぬんという音楽の場合には、必ずこの周期があります。

ここで言う周期とは、拍(ビート)の連続です。

そしてこの拍の連続は、いくつかの拍でひとかたまりに感じることができると思います。これが拍子です。

さらに、この周期(連続する拍)のスピードをテンポと呼びます。

 

さまざまな曲のあらゆるフレーズ、その中の11音は、この周期に対していかなるタイミングで鳴らされているか(鳴らすべきか)を意識していくことが、大基本です。

 

 

そう考えたとき、ダンスは有効ではなかろうか。

 

ダンスというのは全身運動なので、指先だけの運動などに比べて、はるかにこの周期を感じやすいはずです。

周期を円運動で表すとしたら、5cmくらいの小さな円じゃなくて、1mくらいの大きな円をイメージで描いてください。

 

 

ピンと来ませんか?

遠回りのような気がしますか?

ベスト・キッドですよ。

 

 

もちろんダンスも良いですが、もっと身近でシンプルなのは歩いたり走ったりすることです。

これ、思いっきり周期的な運動ですもんね。

マーチングってありますよね。行進しながら太鼓や管楽器を演奏するやつ。

あのイメージ、すごく良いと思います。

 

 

あ、ちなみに椅子に座りながらでも、トントンと小さく足でリズムとったりしますよね。

あれを頼りにするのはお勧めしません。

あれはしっかりリズムを理解してコントロールしている人ならいざ知らず、周期を感じて意識していくには頼りなさ過ぎるんです。

簡単に止まったり、スピードが変わったり、他の運動につられたりしてしまう。

全身を使って、大きく周期を感じていきましょう。