TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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【サックス】もっと良い音で吹きたい②

 

次に、「良い音」と「良い演奏」について。

 

「良い音」「良い演奏」は似ているようで違います。

 

 

結論から言ってしまえば

「良い演奏」の中の要素として「良い音」があります。

 

「良い演奏」をしているプレイヤーの音は「良い音」であることが多いでしょう。

 

 

では反対に、

「良い音」ということはイコール「良い演奏」となり得るのでしょうか……

 

 

例えば、声が良い人っていますよね。まぁ、これも好みですが。

でも、その声が良い人の「歌」が良い(好き)とは限りません。

 

 

「私、サックスの音がだ~~いスキ!」

という方もいらっしゃると思いますが、だいたいの場合は「純粋に1音ごとの音色そのもの」を聴いて好きと思えているのではなく、発音の仕方、音と音のつながり方、音の終わり方、強弱や音程の変化、リズムの取り方などさまざまな音楽的な要素が組み合わさった状態を聴いて、好き!と思えているのではないでしょうか。

 

 

以前どこかで聞いた話ですが、

トッププロと、ある程度まっすぐな音で吹けるようになった初級レベルのプレイヤーとで「純粋に音色のみ」を比較すると、あまり大きな違いはない

らしいです。

ちょっとビックリじゃないですか?

真偽のほどは定かじゃありませんが、私は「おそらくはそうかもしれない」と思っています。

 

「純粋に音色のみ」とは、ここでは、ある音の立ち上がりとお尻の部分をカットして、吹きのばしている部分だけにするということだとします。

言葉に例えると、子音と音の終わりをカットした状態ですね。

逆に言えば、いかに子音と音の終わらせ方(次の音への繋ぎ方)が大切か、ということです。

 

 

ですので私は、

音を単に音として楽しむのでなければ、つまり音楽を奏でるための楽音として使うのであれば、音そのものが良いことよりも、その使い方の方が大事である

ように思うのです。

 

 

ここを勘違いすると、「もっと高価な楽器だったら良い音が鳴るのに」とか、「マウスピースやリガチャー、リードを、あの人と同じ物に替えたら、ああいう音が出せるかな」とか、そんなふうにも思いかねません。

でも、きっと「良い音で吹くな~」と思わせる人は、どの楽器でどんなセッティングで吹いても「良い音」を鳴らすことができます。いや、もう少し正確に言えば「良い演奏」をすることができるのです。

 

 

「良い音」を鳴らすことこそが目的なのではなく、「良い演奏」をすることが目的・目標であり、「音を良くしていくこと」はそのための手段だ、ということをアタマの片隅に置いておきましょう。

 

ムジカ・ピッコリーノ

 

先日、テレビの音楽番組について書きましたが、じつはちょっと前に面白い番組を見つけました。

あ、見つけたというのはYoutubeでです。

何度も言ってますが我が家にはテレビがありませんので。

 

 

「ムジカ・ピッコリーノ」

 

Eテレ(NHK教育)で放送していた、見ていただくとお分かりのように子供向けの番組です。

設定やストーリーがあって背景や衣装なども凝っているんですが、とにかく音楽番組として素晴らしい。

 

まぁ、子供向け番組が侮れない、大人にとっても面白い、というのはもう、何を今さらという感じですね。

 

Wikiによるとこの番組は2013年から放送を開始したということなので、もう7年も経っているんですね。

現在のところシーズン7まで放送しているようで、今年シーズン8をやるのかは不明です。

 

 

出演者(演奏者)も大御所・鈴木慶一さん、在日ファンクのハマケンさん、ROLLYさん、オダギリジョーさん……有名どころからバリバリのセッションプレイヤーまで揃っていてめちゃくちゃ贅沢です。

主役の子供たちの歌も演奏もいい。

 

 

毎回の選曲もじつにバラエティーに富んでいて、さまざまなジャンルのスタンダード曲がピックアップされています。

 

クラシック、ロック、ポップスはもちろん、

クラフトワーク(テクノ)、アイアンメイデン(ヘビメタ)、アストル・ピアソラ(タンゴ)、ペレス・プラード(マンボ)……としっちゃかめっちゃか。

シーズン1で、いとうせいこう&タイニー・パンクスがピックアップされるとは

 

いろんな音楽の特徴を楽しく面白く感じられて、この番組をずっと見ているだけで世界中の音楽に触れることができるんじゃないかってくらい。

 

 

とにかく、作り手が音楽が大好きで楽しんで制作しているのが伝わってくるようです。

 

Youtubeにいくつか動画が上がっていますので、ちょっと見てみてください。

なんならDVDで欲しいくらいですが、全部は発売されていないみたいですね。

あっ、CDはいっぱい出てる!

 

初期の主役(子役)だった斎藤アリーナさんは、今ステキな歌い手さんになられていますね。

 

 

フリートラックその4「Calling」

 

またまた著作権フリーのトラックを追加です。

 

とは言ってもこれは最近作ったものではなく、23年前に某楽器メーカーのある楽器のプロモーションのために作っていたものです。

けっきょくお蔵入りになっていたのを思い出して、ここにアップしてみました。(権利確認済み)

作り途中のままなのでツメが甘いですが。

 

ざっくり言えばEDMってやつですね。

でもたしか、トラップとかフューチャーベースみたいなのもちょっとだけ意識してみたんだと思います。

何かの案件じゃないと、自分から自然には出てこないタイプの曲調です…。

 

よかったら聴いてみてください。

 

【サックス】もっと良い音で吹きたい①

 

ひさしぶりにサックスについて書いてみます。

 

サックスの音色は、歌声が十人十色なように、じつにいろいろです。

「こうでないといけない」ということもないので、ご自分の出す音を本人が気に入りさえすれば何の問題もないのですが、やはり各々に理想というのはありますね。

 

そんなこんなでよく、「もっと良い音で吹きたいんですけど、どうしたら良いですか?」と聞かれますので、今回はこのことについて。

 

 

まず、具体的に何をどうする、という話の前に2つのことを確認しておきましょう。

 

1つは、理想とする音のイメージがはっきりとあるかどうか。

もう1つは、今の自分の出している音を客観的に聴けているかどうか。

 

です。

 

地図で言えば、目的地と現在地が分かっているかどうか、ということですね。

実際に地図を活用して道筋を知ろうとするならば、目的地と現在地が分からないことにはどうにもならないのは明白です。

しかし「自分のサックスの音を良い音にしていく」ということになると、意外にも目的地と現在地が認識できていないままに闇雲に進もうとする方が多いような気がします。

 

 

理想とする、カッコイイ!こんなふうに演奏したい!というプレイヤーの音色をはっきりイメージできるようにすること。

これはもちろん好みの話なので、なんだってOKです。

とくにポップスやジャズ系のプレイヤーは人によってかなりスタイルが違うので、その音色にも幅があります。

漠然と良い音、上手く聴こえる音、ではなくもう少し明確な音のイメージがあるといいと思います。

もちろん誰かを目標にするのではなく、初めから誰にも似ない独自の音色を狙ってもいいでしょうけど、往々にしてまずは真似することからスタートすると良い、というのはサックスに限ったことじゃありませんよね。

 

 

はい、そしてそれ(理想・目的地)に対し、自分の今の音がどうであるかが客観的に聴けること。

自分の演奏を録音して聴くということを、「こんな拙い演奏聴きたくない」と、したがらない人もいますが、それでは何をどうしていったらいいか、まったく分からないままです。

レッスンを受けると先生がそれを言って導いてくれるワケですが、けっきょくのところ自分で思えて(認識できて)いないことに対しては、働きかけ自体もその効果もかなり鈍くなってしまうのではないでしょうか。

 

私の人生に影響を与えた10枚のアルバム

 

Facebookで「私の人生に影響を与えた10枚のアルバム」を毎日1枚づつピックアップしていく企画、昨日、10枚目を投稿して終了しました。

 

前回のブログでも書きましたが、あらためて自分の音楽遍歴を振り返るいい機会になりました。

 

ちょっとここにまとめておこうと思います。

 

 

1 チェッカーズ「BEST1987

2 ローリング・ストーンズ「STEEL WHEELS1989

3 マイケル・ジャクソン「BAD1987

4 ファーサイド「Bizarre Ride II The Pharcyde1992

5 ビル・ラズウェル「APC TRACKS Vol.11995

6 4heroTwo Pages1998

7 エリック・ドルフィー「Last Date1965

8 ボブ・マーリー「Legend1984

9 菊地成孔「Degustation a Jazz2004

10 山下達郎「COZY1998

 

 

1 チェッカーズは当時もちろん流行ってもいましたが、アイドル的人気だけじゃなくカッコイイ曲をやっているな、と音楽面で好きになった最初のグループでした。

とくに活動中期からはセルフプロデュースになり、もともと得意なロックンロール、ドゥーワップ路線の他に、ファンクやジャズ、レゲエといった要素が入ってきて、その幅広い曲調やアレンジに夢中でした。

正直に言うと、チェッカーズが大好きだったことを大っぴらに言うのが恥ずかしい、と思っていた時期もありますが、今はまた「やっぱり自分のルーツはここだ」と素直に思えるようになりました。

 

 

2 私の家では母親が、クラシックやジャズのレコードの他に、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、レッド・ツェッペリン、ディープ・パープルなどを聴いていましたが、幼かった自分にはいずれも何のこっちゃよく分かりませんでした。

でも中学校に入ると、ちょうどストーンズが初来日したタイミングで、ペシャンコに潰した学生カバンにストーンズのステッカーを貼っている、いわゆる不良の先輩なんかがいまして。

ようするに「かぶれ」ですね。きっかけは。ストーンズとか聴いてたらカッコいい!って。

で、聴いていくとすっかりハマってしまったと。

20代前半くらいまで、自分のギターへの影響はほとんどキース・リチャーズでした。だから速弾きとかしたことありません。w

そして、案の定というか、ブルースや古いソウルミュージックへの扉を開いてくれたのもストーンズでした。

 

 

3 マイケルはまたちょっと違う角度から入っていて、これはもうミュージックビデオですね。マイケルはまさにMTV時代の申し子だったと思いますが、「BAD」や「スムース・クルミナル」などの映像を夢中になって見ていました。

もちろん「スリラー」も後追いし、つづく「デンジャラス」の頃もずっとマイケルのビデオを見ていました。

でもなぜかマイケルは完全に「鑑賞するもの」になっていて、真似して歌ったり踊ったりはほとんどしていませんでした。簡単には真似できないと悟ったのかな。ムーンウォークはクラスの友達と一緒にやってたけど。

私はプリンスのファンですが、プリンスを好きになる素地を作ってくれたのは、マイケルやマドンナだったと思います。

 

 

4 ヒップホップグループ、ファーサイドの1stアルバム。20代はヒップホップにハマった時期でもありました。ターンテーブルを揃えてDJをしてみたり、シーケンサーやサンプラーを使って曲を作り始めたのもこの頃。

今はどうだか分かりませんが当時ヒップホップというと、怖モテなお兄さんたちがやっているというイメージもありました。でもファーサイドにはあんまりそういうイメージはありませんでしたね。他にもトライブ・コールド・クエストやデ・ラ・ソウルなど好きなグループはいっぱいあるけど、やっぱりこのファーサイドの1stが一番かな。

今ではDJもしなくなったし、ヒップホップを聴くことも減ったけれど、音楽の聴き方や曲の作り方など、この頃に受けた影響が今もちゃんと残っています。

 

 

5 これはパリのファッションブランドA.P.C.のファッションショーのための音源かな。

エクスペリメンタルなジャズのシーンでのベーシストとして、そしてプロデューサーとしても名を馳せるビル・ラズウェルによる、ダビー(Dub:ジャマイカ発祥の音楽をミックスする際に大胆なエフェクト処理・加工を施したり、各パートのオンオフをしてパッチワークのような音像を作り出したりする手法・ジャンル)なバンド演奏によるインストゥルメンタル作品。

当時流行っていたトリップホップのような雰囲気もあるけれど、今聴いても十分にカッコよく、気持ちがいい。

自分の中ではこの辺の感性ってのはバリバリ現役で、今すぐにでもこういうバンドがやりたかったりします。

 

 

6 4heroはイギリスのドラムンベースユニット。

当時はヒップホップ以外にもいわゆるクラブミュージックが好きで、ハウスやテクノなどいろいろ聴いていました。

イギリスにはアメリカとは違った独自のクラブミュージックが根付いていて、ドラムンベースもそんな中から出てきたジャンルです。高速で小気味いいドラムと、ブーンブーンと唸るベース。今もってかなりエポックメイキングな音楽だと思っています。

このアルバムは2枚組ですが、とくに1枚目はこれを生で演奏している。ドラム、ウッドベース、そしてストリングス。美しく躍動的で、今も目標にしている音のイメージの1つです。

ちなみにこの頃、2ステップというジャンルも同じくイギリスから出てきます。こちらはやや軟派なイメージもあり、ほどなくして廃れてしまいますが、音楽としては私は好きでした。

 

 

7 エリック・ドルフィーの「Last Date」については先日書きましたので割愛します。

 

 

8 レゲエは現在進行形でよく聴くし演奏もしています。

ボブ・マーリーは最初は学生の頃の周りからの影響ですね。強いメッセージに耳を奪われがちですが、メロディやアレンジが本当に素晴らしいんですよね。

楽器を練習して音楽を勉強していくと、つい小難しいことをしたくもなってしまうのですが、ボブ・マーリーを聴くと、シンプルでもいいんだ、いや、シンプルな方がいいんだ、と思わせてくれます。

ここ数年はレゲエより少しだけ古い、ロックステディーというジャマイカ音楽をとくに好んで聴いています。ボブのようなメッセージ性はあまりなく、スウィートなソウルミュージックやハワイアン音楽にも通じる心地いい曲調が特徴です。

ちなみにスカはロックステディーの前に流行ったスタイルです。

 

 

9 師匠、菊地さんを最初に知って気に留めたのはCHARAさんの「Violet Blue」という曲でのサックスソロでした。今だにもっともカッコいいサックスソロだと思っています。

そんな菊地さんのジャズ回帰アルバムがこれ。当時はかなり尖った、そしてやや難解な印象でしたが、つづく「南米のエリザベステイラー」がリリースされる頃にはかなり傾倒していて、菊地さんから少しでもたくさんのことを学びたいと思っていました。

やはり目標にしている音のイメージの1つですね。

UAさんのライブ盤「la」もオススメです。

 

 

10 達郎さんは遅ればせながらこのアルバムで初めてちゃんと聴いたわけですが、もう一気にヤラレましたね。計算し尽くされた黄金のポップス。

すぐに初期の作品も聴きましたが、これまたその当時にしてぶったまげるクオリティ。

70年代、80年代、90年代、そして2000年以降のどの作品も好きですが、やっぱり「COZY」はとくに印象深いです。

COZY」以来、達郎さんはフェイバリットであり、目標です。

目標がいっぱいです。w

 

 

と、ちょっとコメントをつけただけでこのヴォリューム

 

 

いや~、しかし10枚に絞るのはムチャクチャ大変でした。

 

プリンス入ってないし!

ジャニス・ジョプリンも!

ジミヘンも!

チャーリー・パーカーも!

まだまだあれもこれもと、キリがないですね。

 

 

見返してみて思うのは

案の定、バラバラですね。

 

ジャズばっかり10とはならない。

今聴きたい10枚とかならいざ知らず、「人生に影響を与えた」となると、ロックもポップスもヒップホップもレゲエも、やっぱり入れておきたい。

ここには入れられなかったけど、アイドル歌謡も自分にとっては大事です。

あとはブルースですか。10代の終わり頃はブルースばっかり聴いてました。今ではほとんど聴かなくなってしまったけど、ブルースのフィーリングってすごく大事だな、と思っています。

 

 

そして、自分では古い音楽ばっかり聴いているような気がしていますが、10枚中8枚はほぼリアルタイム。(7・8は後追い)

ガツンとヤラレるものっていうのは、意外とタイムリーな音楽なのかもしれません。

そうやって見ると、2000年以降の作品は1枚だけか

う~~ん、もっと新譜を聴かないともったいないですね。