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オリジナル曲のススメ⑤メロディーから?コード進行から?

 

今回は曲先でオリジナル曲を作っていくときのことをお話してみようと思います。

 

じつは曲先と言っても、その中にもいくつかバリエーションがあります。

 

曲先とは「音楽を詞以外のところから作ること」だとも言えるわけです。

メロディー、ハーモニー、リズム、音色といったいろいろな曲(音楽)の要素のうち、何を取っかかりにしていくかによって作り方もだいぶ異なってきます。

 

 

おそらくはもっとも従来の形と言えるのが、

メロディーから作る

手順でしょう。

まずメロディーを思い浮かべ、それにハーモニーやリズム的な要素を付け足していきます。

 

ざっと1990年代以降、徐々に増えてきたと思われるのが、

ハーモニーから作る方法。

ハーモニーとはここではコード進行だと思ってください。

4ないし8小節程度のコード進行をまず考えておき、それを繰り返し再生(ループ再生)させておいて、それに合ったメロディを考えていきます。

 

他にも、よりダンスミュージックに近いものになれば、

リズムから音楽を構築していく

ことが、むしろ自然だということもあります。

 

その他、素材のサンプリングや、ある1つの音色や音響など、

従来であればディティールと考えられていた要素を発想の出発点として曲を作っていく

こともあります。

なお、こういった方法では、DTM環境およびDAWなどのツールを使うことが前提にはなってくるでしょう。

 

 

ここではベーシックな歌ものポップスを想定して、メロディー先行かハーモニー先行かをもう少し掘り下げてみます。

 

メロディー先行の良さは、その自由度の高さにあります。

絵に例えれば、大きさも決まっていない真っ白なキャンバスに、本当に好きなように描いて良いわけです。

スマホのボイスメモなどを使って、思いついたメロディーを口ずさみ録音していけばOK

ハーモニーやリズムなど他の要素は気にせず、気持ちのおもむくままに歌っていきましょう。

 

ただ、決まり事がなく「自由にやって良いよ」と言われると、意外と思うようにメロディーが出てこなかったりもします。

自由すぎてしまうというのもときに難しいのですね。

 

そこで、ハーモニー先行型というアイデアを試してみましょう。

ハーモニー、つまりコード進行にもオリジナリティを追求することはもちろんできますが、一方で定番と言われるコード進行がいくつも存在します。

なんと、コード進行には著作権がないのです!だから最初は、定番のコード進行をそのまま使ってみるのもアリだと思います。

 

もうひとつ、メロディー先行で考えた場合、問題になってくることがあります。

できたメロディーに対しハーモニー(コード進行)を付けていく必要があるのです。

これが初心者の方には荷が重いかもしれません。

やるのであれば、まずはあまり凝ったことをしようとせず、シンプルなコードを付けてみてください。

とにかくハーモニー先行であれば、その問題は解消されます。

 

ハーモニー先行のデメリットとしては、どこかで聴いたようなメロディーになりがちだったり、小節数なども決まってしまっているので、なんと言うか「小さくまとまった感じ」になりがちだったり、ということがあるかもしれません。

 

 

あと、完全に1曲分のメロディーを考えてからハーモニーを、もしくは1曲分のハーモニーを考えてからメロディーを、ではなく、ほぼほぼ同時に考えて作っていくということもあります。というか、そういう場合はけっこう多いんじゃないかな。

 

オリジナル曲のススメ④詞先・曲先

 

「詞先・曲先」という言葉、聞いたことがありますでしょうか。

 

これは、曲作りにおいて作詞と作曲のどちらから先に着手していくか、ということを表しています。

 

詞が先か、曲が先か

 

その実態は、非常にざっくり言えば

「曲先で作る人(場合)の方がやや多い」

でしょう。

これはちゃんとした統計ではなく、私の肌感覚です。

 

くり返し申し上げているように、オリジナル曲の作り方なんて本当に人それぞれです

ですから今回の記事は「作り方の手順を説明する」というワケじゃなく、「こんな手順もあれば、別のこんな手順もあるよ」というご紹介だと思ってください。

 

 

さて、「詞先曲先」のお話は、掘り下げていけば「言葉と音楽」の2項の関係であり、「その歴史においてどちらが先に生まれ、リードしてきたか」という非常に興味深いテーマにもなり得るワケですが、

ここでは単純に関心の強い方から手をつけてみたら良いかと思います。

 

 

シンガーソングライターと呼ばれるような方々を見ていると、詞と曲のウエイトバランスが拮抗していて、結果として、ギターを抱え、もしくはピアノに向かいながら「詞と曲をほぼ同時に作っていく」ということも珍しくないようです。

 

一方で、従来の歌謡曲やポップスでは作詞と作曲が分業化されているのが一般的で、そういった現場では作曲が先であることが多くなっています。

 

ちょっと話は逸れますが、オリジナル曲を作るにあたってこのように誰かと共作をするのも良いかもしれません。例えば、自分は作曲だけを担当する、もしくは作詞だけを担当する。これも立派なオリジナル曲作りです。すべてを1人で作らなければいけないワケじゃありませんからね。

 

話を戻して、数人で作ると言えば、バンドでの曲作りも曲先の場合が多いでしょう。

 

ただし、詞先のアーティストやバンドも一定数いて、そういったアーティストやバンドの特徴として、やはり詞の世界観が際立っているということが挙げられます。

 

 

言わずもがなですが、これはどちらが良いということもありません。

これから曲を作ってみようとされている方は、まずは何を重要視するかを考えてみましょう。

 

 

また、何曲か作っていく中で、その手順を変えてみるのも面白いと思います。

いつも曲先で作っているなら詞先で、その逆なら曲先で。

意外にスッとマンネリが解消できたりするかもしれません。

 

 

つづきます。

オリジナル曲のススメ③どこまで作る?

 

今回は歌モノのポップスの曲作りについてお話してみます。

 

この手の音楽が一般的に聴かれるのは、歌声以外にもギターやキーボード、ベース、ドラム、パーカッション、シンセサイザーなど、たくさんの楽器の音が入るべくアレンジ(編曲)が施されており、それらの演奏を録音し、ミックス、マスタリングといった一連の工程を経た状態ということになります。

 

オリジナル曲を作るにあたって、

作詞・作曲編曲演奏・録音ミックスマスタリング

という工程のうち「どこをゴールに設定するか」を考えてみましょう。

 

アコースティックギターでジャカジャカコードを弾いて、オリジナルの歌詞をメロディに乗せて歌う。

これは1つ目の作詞・作曲に当たりますが、これでもう十分にオリジナル曲を作った!と言えます。

 

一方で、今はパソコンはおろかスマホでも録音やミックスができますので、「ミックス完了」をゴールにする方も少なくないでしょう。

 

これはどちらが良い悪いということではありません。

どの工程をゴールとしてもいいと思います。

 

だから、ギターやピアノで弾き語りをしただけのオリジナル曲が、マスタリングまでされたオリジナル曲に対して劣っているということは決してありません。

もちろん、たくさんの音が詰まった録音物と比べれば弾き語りは簡素ですが、自分で「この状態まで」というゴールをはっきり設けていれば、そういった比較をする必要はありません。

 

でも、録音やミックスまで出来る環境やツールがあるならば、それはそれで面白いので、ぜひトライしてみてください。

 

 

ちなみに、マスタリングという工程がありますが、これをゴールにする必要はないと私は思います。

しばしばミックスとマスタリングを混同して捉えている方がいらっしゃるようですが、オリジナル曲を1曲作って、それを自宅オーディオやパソコンやスマホ、カーステレオまぁなんでも良いんですが、それらで再生するにあたってマスタリングは必要ありません。

詳しいお話はここでは割愛しますが、とにかく、やるとしてもミックスまでで十分です。

 

 

また、工程といったこととは別の視点になりますが、誰かに聴かせることをゴールにするというのは大事かもしれません。

その際、どういった状態でどういうものを聴いてもらいたいか、によってまた目指すべきところが見えてきますね。

ライブで披露する、というのももちろんアリですよね。

 

 

つづきます。

オリジナル曲のススメ②テーマやイメージを固める

 

作曲の方法…と思いましたが、ブログで書いていくのはちょっと大変なので、「オリジナル曲を作るにあたってのポイント」くらいの感じでお話してみます。

 

 

オリジナル曲を作るといっても弾き語りから、バンド打ち込みなど、形式はいろいろです。

それによって作り方というか、意識する点もアプローチもだいぶ違ってきますが、

いずれにしてもまずはテーマを決め曲調をイメージするところからスタートするといいでしょう。

 

 

漠然とピアノの前に座って、もしくはギターを抱えて、まあ楽器はなんでもいいし楽器を使わなくてもいいんですが、とにかくボーっと待っていると、あるときメロディや歌詞、ハーモニーが「降りてくる」なんてことは最初にはまず無いと思います。

 

だから「〇〇というテーマで歌詞を書こう」とか「〇〇みたいな曲調にしよう」とか、そういう方向づけをしていきましょう。

 

実際のところ、ほとんどの場合は多かれ少なかれこういった方向づけをしているはずです。ですが、それをより明確に持てた方が曲は作りやすいと思います。

 

 

やってみるとわかると思いますが、曲作りとは「判断の連続」です。

 

歌詞もメロディもコード進行もアレンジも録音もミックスも……すべてにおいて、判断をしていくことで完成に近づきます。

だとすればやはり、「方向づけが明確であればあるほど判断がしやすくなる」というわけです。

ガイドラインですね。

 

そういう意味では前回もお話した「模倣」であれば、判断は比較的イージーだということが想像できます。

 

 

あと、「曲を作るぞ」というタイミングとは関係なしに、常日頃から好きな言葉を書き留めておいたり、楽器を触っていたら不意に出てきたような短いフレーズを録音しておいたり、いろいろな既存の曲を聴いて良いと思った箇所をチェックしておいたり、要は素材のストックですね。これをしておくといいかもしれません。

 

曲を作る際は、これらの素材を前述の方向づけに沿って組み合わせていくわけです。

ちなみに私には歌詞(言葉)のストックはまったくありません。ゼロです。自分は棚に上げててすみません。

 

 

もちろんオリジナル曲なんて、十人十色、ケースバイケース、ありとあらゆる作り方があっていいわけで、ここでお話していることは一例にすぎませんが、よかったら参考にしていただいて、とにもかくにもまずは作ってみてください。

 

オリジナル曲のススメ①

 

レッスンにいらっしゃる生徒さんも例に漏れず、ほとんどの方が、歌や楽器を始めるときには「誰それの〇〇という曲が演奏したい(歌いたい)」と思うことでしょう。

それはまったくもって自然なことだと思います。

その先もずっと既存の曲を歌ったり演奏していくことに何も問題はありません。

 

 

ですが、既存の曲をある程度モノにしていったら、

オリジナル曲を作ってみる

ことを、私はオススメします。

 

 

オリジナルと聞いて、「そんなの絶対ムリ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。

きっと想像よりも簡単に作れちゃいます。

 

出来上がる曲は拙いものになるかもしれませんが、プロの作曲家やミュージシャンだって、一作目からプロクオリティで作れたわけではないですからね。

最初はパクリでも良いと思います。

パクリって言い方がよくないか。w

模倣ですね。

 

あと、凝ったものじゃなくて良いと思います。

名曲と言われているものほどシンプルだったりもしますしね。

 

 

歌詞とメロディー、そしてコード進行があれば、胸を張って「作曲した」と言っていいです。

なんならハナウタでも。

もちろんインストなら歌詞はいらないですね。

 

メロディにコードを付ける術(すべ)がなければ、最初のうちはそれが出来る人に手伝ってもらうのもアリだと思います。

 

興味・関心があれば、GarageBandなどのアプリを使い、ドラム、ベース、キーボードなどを曲のイメージを膨らませて打ち込んでみるのも楽しいです。

GarageBandはこちら

 

 

で、

なぜオリジナル曲を作ることをオススメするかというと、

 

単純に音楽がより楽しくなるであろう、ということはもちろんですが、具体的には

自分で作ってみることで音楽のいろんなところに関心が湧き、良い意味で拘りが強くなると思うからです。

その結果、既存の曲を歌ったり演奏したりしたときにも、きっと良いフィードバックがあるはずだと思うからです。

 

それまではなんとなく歌っていたとしても、自分でオリジナルの歌詞やメロディを考えてみると、既存の曲の歌詞やメロディーに込められたものももっと読み取って、イメージを膨らませながら歌うようになります。

メロディにしか耳が向かなかったのが、自分でコード進行を考えるようになると、自然とハーモニーにも意識が向くように。

リズムを打ち込んでみることで、リズムへの理解が深まり、感覚も強くなります。

 

 

どうですか?

良いことずくめですよ?

 

それになにしろ、何かを創造するというのは本当に素晴らしいことですから。

「まだ早いよ」「そのうちね」と言わず、ぜひ作ってみてください。

 

 

私のオリジナル曲を貼っておきます。自信作です。w

ひるね