TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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「Changes」リリースされました!

 

先日、20日にリリースされた、

MIDICRONICA 181と高野はるきの共作シングル

「Changes」

Spotifyの週間プレイリストに選ばれているとのことです。

「New Music Wednesday」

 

見てみると…なかなか錚々たるメンツの中に入れていただいてますね。

ありがたいことです。

このプレイリストは次の水曜日までなのかな?だと思います。

 

 

もちろんSpotifyの他にも、GooglePlayamazon musicApple MusicAWAなど、

いろいろなところでダウンロード、サブスク、していただけます!

リンクはこちら

 

 

ぜひ聴いてみてください!

どうぞよろしくお願いいたします〜!

 

【サックス】もっと良い音で吹きたい②

 

次に、「良い音」と「良い演奏」について。

 

「良い音」「良い演奏」は似ているようで違います。

 

 

結論から言ってしまえば

「良い演奏」の中の要素として「良い音」があります。

 

「良い演奏」をしているプレイヤーの音は「良い音」であることが多いでしょう。

 

 

では反対に、

「良い音」ということはイコール「良い演奏」となり得るのでしょうか……

 

 

例えば、声が良い人っていますよね。まぁ、これも好みですが。

でも、その声が良い人の「歌」が良い(好き)とは限りません。

 

 

「私、サックスの音がだ~~いスキ!」

という方もいらっしゃると思いますが、だいたいの場合は「純粋に1音ごとの音色そのもの」を聴いて好きと思えているのではなく、発音の仕方、音と音のつながり方、音の終わり方、強弱や音程の変化、リズムの取り方などさまざまな音楽的な要素が組み合わさった状態を聴いて、好き!と思えているのではないでしょうか。

 

 

以前どこかで聞いた話ですが、

トッププロと、ある程度まっすぐな音で吹けるようになった初級レベルのプレイヤーとで「純粋に音色のみ」を比較すると、あまり大きな違いはない

らしいです。

ちょっとビックリじゃないですか?

真偽のほどは定かじゃありませんが、私は「おそらくはそうかもしれない」と思っています。

 

「純粋に音色のみ」とは、ここでは、ある音の立ち上がりとお尻の部分をカットして、吹きのばしている部分だけにするということだとします。

言葉に例えると、子音と音の終わりをカットした状態ですね。

逆に言えば、いかに子音と音の終わらせ方(次の音への繋ぎ方)が大切か、ということです。

 

 

ですので私は、

音を単に音として楽しむのでなければ、つまり音楽を奏でるための楽音として使うのであれば、音そのものが良いことよりも、その使い方の方が大事である

ように思うのです。

 

 

ここを勘違いすると、「もっと高価な楽器だったら良い音が鳴るのに」とか、「マウスピースやリガチャー、リードを、あの人と同じ物に替えたら、ああいう音が出せるかな」とか、そんなふうにも思いかねません。

でも、きっと「良い音で吹くな~」と思わせる人は、どの楽器でどんなセッティングで吹いても「良い音」を鳴らすことができます。いや、もう少し正確に言えば「良い演奏」をすることができるのです。

 

 

「良い音」を鳴らすことこそが目的なのではなく、「良い演奏」をすることが目的・目標であり、「音を良くしていくこと」はそのための手段だ、ということをアタマの片隅に置いておきましょう。

 

ムジカ・ピッコリーノ

 

先日、テレビの音楽番組について書きましたが、じつはちょっと前に面白い番組を見つけました。

あ、見つけたというのはYoutubeでです。

何度も言ってますが我が家にはテレビがありませんので。

 

 

「ムジカ・ピッコリーノ」

 

Eテレ(NHK教育)で放送していた、見ていただくとお分かりのように子供向けの番組です。

設定やストーリーがあって背景や衣装なども凝っているんですが、とにかく音楽番組として素晴らしい。

 

まぁ、子供向け番組が侮れない、大人にとっても面白い、というのはもう、何を今さらという感じですね。

 

Wikiによるとこの番組は2013年から放送を開始したということなので、もう7年も経っているんですね。

現在のところシーズン7まで放送しているようで、今年シーズン8をやるのかは不明です。

 

 

出演者(演奏者)も大御所・鈴木慶一さん、在日ファンクのハマケンさん、ROLLYさん、オダギリジョーさん……有名どころからバリバリのセッションプレイヤーまで揃っていてめちゃくちゃ贅沢です。

主役の子供たちの歌も演奏もいい。

 

 

毎回の選曲もじつにバラエティーに富んでいて、さまざまなジャンルのスタンダード曲がピックアップされています。

 

クラシック、ロック、ポップスはもちろん、

クラフトワーク(テクノ)、アイアンメイデン(ヘビメタ)、アストル・ピアソラ(タンゴ)、ペレス・プラード(マンボ)……としっちゃかめっちゃか。

シーズン1で、いとうせいこう&タイニー・パンクスがピックアップされるとは

 

いろんな音楽の特徴を楽しく面白く感じられて、この番組をずっと見ているだけで世界中の音楽に触れることができるんじゃないかってくらい。

 

 

とにかく、作り手が音楽が大好きで楽しんで制作しているのが伝わってくるようです。

 

Youtubeにいくつか動画が上がっていますので、ちょっと見てみてください。

なんならDVDで欲しいくらいですが、全部は発売されていないみたいですね。

あっ、CDはいっぱい出てる!

 

初期の主役(子役)だった斎藤アリーナさんは、今ステキな歌い手さんになられていますね。

 

 

フリートラックその4「Calling」

 

またまた著作権フリーのトラックを追加です。

 

とは言ってもこれは最近作ったものではなく、23年前に某楽器メーカーのある楽器のプロモーションのために作っていたものです。

けっきょくお蔵入りになっていたのを思い出して、ここにアップしてみました。(権利確認済み)

作り途中のままなのでツメが甘いですが。

 

ざっくり言えばEDMってやつですね。

でもたしか、トラップとかフューチャーベースみたいなのもちょっとだけ意識してみたんだと思います。

何かの案件じゃないと、自分から自然には出てこないタイプの曲調です…。

 

よかったら聴いてみてください。

 

【サックス】もっと良い音で吹きたい①

 

ひさしぶりにサックスについて書いてみます。

 

サックスの音色は、歌声が十人十色なように、じつにいろいろです。

「こうでないといけない」ということもないので、ご自分の出す音を本人が気に入りさえすれば何の問題もないのですが、やはり各々に理想というのはありますね。

 

そんなこんなでよく、「もっと良い音で吹きたいんですけど、どうしたら良いですか?」と聞かれますので、今回はこのことについて。

 

 

まず、具体的に何をどうする、という話の前に2つのことを確認しておきましょう。

 

1つは、理想とする音のイメージがはっきりとあるかどうか。

もう1つは、今の自分の出している音を客観的に聴けているかどうか。

 

です。

 

地図で言えば、目的地と現在地が分かっているかどうか、ということですね。

実際に地図を活用して道筋を知ろうとするならば、目的地と現在地が分からないことにはどうにもならないのは明白です。

しかし「自分のサックスの音を良い音にしていく」ということになると、意外にも目的地と現在地が認識できていないままに闇雲に進もうとする方が多いような気がします。

 

 

理想とする、カッコイイ!こんなふうに演奏したい!というプレイヤーの音色をはっきりイメージできるようにすること。

これはもちろん好みの話なので、なんだってOKです。

とくにポップスやジャズ系のプレイヤーは人によってかなりスタイルが違うので、その音色にも幅があります。

漠然と良い音、上手く聴こえる音、ではなくもう少し明確な音のイメージがあるといいと思います。

もちろん誰かを目標にするのではなく、初めから誰にも似ない独自の音色を狙ってもいいでしょうけど、往々にしてまずは真似することからスタートすると良い、というのはサックスに限ったことじゃありませんよね。

 

 

はい、そしてそれ(理想・目的地)に対し、自分の今の音がどうであるかが客観的に聴けること。

自分の演奏を録音して聴くということを、「こんな拙い演奏聴きたくない」と、したがらない人もいますが、それでは何をどうしていったらいいか、まったく分からないままです。

レッスンを受けると先生がそれを言って導いてくれるワケですが、けっきょくのところ自分で思えて(認識できて)いないことに対しては、働きかけ自体もその効果もかなり鈍くなってしまうのではないでしょうか。