TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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名曲選その0「まえおき」

 

世の中には膨大な数の曲がありますね。

 

レコードやCD、配信などで聴くことのできる表立ったものだけでも、すべて把握することは困難です。

時間に換算すると、人の一生をかけても到底聴ききれる量ではないでしょう。

音楽だけ聴いて生きていけるわけでもなし…。

 

 

だとすれば

能動的に音楽を聴くということは、その選んだ曲に(人生の)限られた時間を割いている

ということでもあります。

 

まぁ、普段そんなことまじまじと考えないですけどね。

でもそういうことですよね。

音楽を聴くことに限らないですけど。

 

 

そこで何を聴くかはもちろん個々の自由(勝手)です。

 

お気に入りの曲を何度も何度も聴くもよし、友達に勧められた曲を聴くもよし、流行りの曲を追いかけて聴くもよし、1人の歌手や1つのバンドを追いかけて聴くもよし、あるジャンルに絞って聴くもよし、ある地域の音楽に絞って聴くもよし、ある年代の音楽に絞って聴くもよし、できるだけ広く聴くもよし、誰も聴いたことのないような音楽を探すもよし…。

あるいは、好きな人と共通の話題を持ちたくて、その人が聴いている音楽を聴くもよし。

なんでもイイわけです。

 

 

でも、なんでもを自由に聴けない環境っていうのも、時代や地域によってはあるわけで。

そういう意味では、なんでも自由に聴けるのってありがたいことですね。

ましてや今はサブスクですよ。

あらゆる音楽がスマホで簡単に聴けちゃう。

信じらんない。

 

 

 

さて、私の場合はどうかと申しますと、一生のうちになるべく多くの音楽・曲を聴きたいと思っています。

やはりすべてを聴ききれるわけなどないので、選んで聴くことになります。

 

さしあたって何を選ぶかと言うと、簡単に言えばヒット曲です。

それも今現在のものではなく、何十年か前のもの。

つまり、一般的に「名曲」と言われている類のものです。

※何をもってして名曲とするか、といった細かい話はここでは無しとしてください。

 

 

曲の好みなんていろいろで、もちろん私にも私なりの好みがあるわけですが、「名曲」にはやはり多くの人を虜にした要素が潜んでおり、なるほどと思わされることが多々あります。

 

なるべくたくさんの名曲を聴きたい。

しかしながら「名曲」の数の多さも尋常じゃない。

私のスタンスでは一生かけても「名曲」を網羅して聴くことなどできないでしょう…。

 

 

なんて多いんだ!世の中の曲よ!

 

 

 

ということで?今後は自らのためにも名曲をシェアしていきたいと思います。

微力ですし、いわゆる名曲ですのでベタベタな選曲となるでしょうが、ひとつよろしくお願いいたします。

 

みんな違ってみんな良い

 

出来なかったことを出来るようになる、その過程やそれにかかる時間はさまざまでしょう。

もちろん、本人に合ったやり方でなるべく時間をかけずに出来るようになるのが理想だと思います。

 

 

レッスンをしているといろいろな生徒さんがいらっしゃいます。

進捗にはもちろん個人差がありますが、それ以上に「性格って本当に人それぞれなんだなぁ」と至極当然のことをあらためて感じます。

 

丁寧な方、大胆な方、テキパキした方、おっとりした方、自己表現が得意な方、観察する方、いい意味で遠慮のない方、気遣いのある方、独創的な方、協調性のある方、よく話す方、よく話を聞く方、行動力のある方、よく考える方…。

 

こういったさまざまな性格というのは、そのまま音に反映されます。

 

丁寧な方は丁寧な音に、大胆な方は大胆な音に…といった具合に。

 

つまりどんな性格でも、それがポジティブに働けば「個性的でステキ」だということになっていきます。

 

音楽に限らず表現することや創造することには、本来、この「個性」こそがもっとも重要と言っても過言ないでしょう。

 

 

 

人ぞれぞれ

 

ごくまれにですが生徒さんから「他の生徒さんは(自分と比べて)どうですか?」と聞かれることがあります。

自分と同じようにレッスンに通って音楽に取り組んでいる方の成長や進捗が気になる、そしてその方たちと比較して自分はどうなのかが気になるのはよく分かります。

よく分かりますが、やりたいことも性格も時間の使い方も人それぞれなわけですから、比べてもしょうがないんですよね。ホントに。

他の人のことを聞いてそれが励みになるのであれば、いくらか意味はあるのかも知れませんが。

 

 

 

さて、それぞれの性格がすぐに個性に昇華されれば苦労はないのですが、往々にしてそうなる手前の段階では、その性格からくる逆の側面が音楽の成熟や楽器の上達を邪魔します。

 

丁寧ゆえに時間が膨大にかかる、大胆ゆえに雑になりがち…といった具合に各々の持つ性格ゆえに苦労します。

ともすれば自分には向いてないんじゃないか、才能がないんじゃないか、と思ってしまうこともあるかもしれません。

 

でも、

習得に時間がかかっても誰かに迷惑をかけることはありません。

少々雑な演奏でも誰かに迷惑をかけることはありません。

 

 

もっと言えば、そういった一見ネガティヴな側面も含めてステキな個性だと私は思います。

 

ポジティヴな面とネガティヴな面は表裏一体ですから。

そういう意味では、上手な人でもきっとその人なりの悩みを抱えながら取り組んでいるはずです。

 

ネガティヴな面をカバーしようと取り繕う(悪い意味ではなく)ことが個性につながる、ということも大いにありうるでしょう。

 

演奏の出来栄えを気にしていくことは自然だし良いことだと思いますが、多くの方は他でもない自分のために音楽をやっているのでしょうから、「その取り組み自体が素晴らしい」と考えていけたらステキですよね。

 

 

私も、私のこの性格ゆえに苦労したことがいっぱいありますし、それは今も続いていますが、少しずつ自分らしい演奏・音楽が出来るようになってきている気がするし、ようやく「これが自分だ」というある種の割り切りも出来るようになってきました。

 

 

 

また、上達することに焦点を当てるならば、ご自分の性格をある程度把握した上で、ときに普段ではチョイスしない方法を取ってみるのも効果的かもしれません。

 

レッスンを受けることには、そういったことを自分一人だけじゃなく講師と一緒に客観的に考えていける、というメリットがあります。

 

オススメの音楽練習アプリ③「おとあて」

 

スマホの音楽アプリで、にわかにハマっているやつがあるのでご紹介してみます。

 

いわゆる音感トレーニング系のアプリで、その名もズバリ

「おとあて」

というやつです。

 

 

iOS版、Android版のどちらもリリースされていて、無料でインストールできます。

iOS版 音感検定アプリ おとあて

Android版 音感検定アプリ おとあて

 

 

ド〜シまでの中からランダムに鳴らされる音を聴いて、それが何の音か当てていくだけの、めちゃめちゃシンプルなゲーム?アプリです。

 

が、10問正解するまでの時間が計測され、ランキングされるところに妙な張り合いが生まれてきます。

そして、ある程度いい成績(時間)が出せると、よりレベルの高いステージに進むことができます。

 

「おとあて」がイージーだという方には、上級レベルの「おとあて PRO」というアプリも用意されています。(こちらも無料)

iOS版 音感検定アプリ おとあてPRO

Android版 音感検定アプリ おとあてPRO

 

 

トレーニングを目的として考えたら、Cメジャーキー以外のキーにも変えられたらなとか、音域がせめて2オクターブは欲しいなとか、臨時記号の練習もしたいなとか、いろいろ欲がでてきます。

ただ、ここまで絞って削ぎ落としたからこその手軽さや分かりやすさがあって、そこが良いんでしょうね。

 

 

作っているのは「hubbub party」?

調べてみたら、なんとソニー・ミュージックエンタテイメントではないか!

 

だからどうと言うこともないはずだけど、なんだか妙に納得したりしなかったり。

 

 

さらにこのアプリには対戦モードがありまして、これがなかなかに熱い。

 

このところヴォーカル/ピアノのchie講師とスキマ時間に対戦しているのですが、対戦成績は3 : 7くらいで負け越し中…。

悔しい。

 

まぁ対戦モードは、ある程度の音感がある者同士だとおよそ瞬発力勝負で、トランプゲームの「スピード」に近い感じですけど。

 

 

こういったスマホ・タブレット用の音楽トレーニングアプリはもちろんいろいろありますが、制作・販売元がOSのバージョンアップに対応してくれず使えなくなってしまうものも少なくありません。

私は、過去に重宝していたアプリが使えなくなってしまったことがありました。

「おとあて」はソニーさんということで、しばらくは大丈夫かな?と思っていますが、ご興味のある方は早めにインストールすることをオススメします。

 

 

前述したように「痒いところに手が届く」といったタイプのアプリではないので、これ1つあれば音感トレーニングはバッチリ!とはいきませんが、

「遊びながら音感を強くしていく」というのは大事なこと

ですから、その観点からはかなり優良アプリだと思います!

 

このアーティストにせまる①角松敏生さん

 

今回は角松敏生さんについて書いてみようと思います。

 

活動歴も長く、当然熱心なファンも多いのですが、彼をご存じない方、名前だけは知っているけど…という方に向けてひとつ書いてみます。

 

 

角松敏生さんは1960年生まれのシンガーソングライター/プロデューサーです。

 

洗練された曲作りで知られ、都会的と表現されたりもしています。

具体的な音楽的特徴は彼が敬愛する山下達郎さんに通じる点も多く、同じく敬愛する大滝詠一さんやティン・パン・アレーの他、フュージョンやAOR、R&B、ファンクといった音楽の影響も大きそうです。

 

 

角松さんのデビューは1981年。(今年は40周年なんですね!)

おそらく当時はニューミュージックと括られていたと思いますが、サウンド的には昨今でいうところのシティポップど真ん中とも言えます。

 

81年というと、まだチャートには歌謡曲が多かったんですよね。

「奥飛騨慕情」「みちのくひとり旅」「大阪しぐれ」「恋人よ」などなど…。

そして「スニーカーぶる〜す」「お嫁サンバ」「ハイスクールララバイ」「まちぶせ」といったアイドルソング。

シンガーソングライターの曲では、松山千春さんの「長い夜」、ユーミンの「守ってあげたい」、矢野顕子さんの「春咲小紅」などがヒット。

 

もちろんどれも名曲!

 

しかし、ここで角松さんのデビュー曲を聴いてみましょうか。

「YOKOHAMA Twilight Time」

もちろん作詞・作曲は角松敏生。

これは2001年のライブテイクですが、

いかにシャレた曲でデビューしたかお分かりになると思います。

 

デビューアルバムには、村上”ポンタ”秀一さん(Dr)、斎藤ノブさん(Per)、鈴木茂さん(Gt)、後藤次利さん(B)、松原正樹さん(Gt)、今剛さん(Gt)、井上鑑さん(Key)、田中章弘さん(B)、清水信之さん(Key)、ジェイク・H・コンセプションさん(Sax)、向井滋春さん(Tb)、EPOさん(Cho)…書ききれないほどの一流スタジオミュージシャンが参加しています!

 

続く2枚目のアルバムはロサンゼルス録音。

ベースにネイサン・イースト!ルイス・ジョンソン!ギターにアル・マッケイ!鍵盤にドン・グルーシン!ドラムにジョン・ロビンソン!

スゴっ!

事務所やレコード会社の期待がはっきりと伺えます。

 

 

以来、角松さんのアルバムやライブと言えば、豪華なバックミュージシャン。

スティーヴ・ガッドが叩いてたりね!

ガッド(神)をガッちゃんだと!?

ステージ上のメンバーの数も多くて、ホント豪華です。

 

 

そしてシングル「TAKE YOU TO THE SKY HIGH」でブレイク。

 

いいですね〜〜!

夏!

 

もいっちょ夏!

「No End Summer」

 

 

さらに「Do You Wanna Dance」ではファンキー路線に。(動画はリテイク版)

 

この曲は角松サウンドの美味しいところが凝縮されています。

パーカッシブなリズム、ソウルフルなコーラス、キレのいいホーンセクション、うなるベース、シンコペーションのリズム、爽やかな音色の鍵盤…。

 

このあたりの’80sサウンドが青春だ、という方も多いことと思います。

ああ〜〜なんてステキな音!キラキラしてて最高ジャン!

 

 

その後もコンスタントに作品を作り、ライブを行っています。

その職人的な音へのこだわりは有名で、作詞・作曲はもちろん、アレンジやプログラミング、そして演奏、エンジニアリングもこなすそうです。

 

 

また、角松さんはギタリストとしてインストの作品を作ったりライブをしたりもしています。

プレイヤーとしても確かな腕前を持っていますが、彼の周囲はホントに一流のミュージシャンばかりなので、本職の方々と比べてしまうのは良くないですね。

ヴォーカリストであり、作曲者であり、アレンジャーでもあり…音楽全体を俯瞰できる彼の演奏は、本職の方々にはない魅力や歌心があり、以前から言っていることですが、私はそういう演奏が好きです。

 

 

あっ、もう一つ!

角松敏生と言えばプロデュースワーク/楽曲提供を忘れてはいけません!

 

まずは杏里さん。

「悲しみがとまらない」、ヒットしましたね〜。

あ〜〜、杏里さんについてもそのうち書きたいですね。

 

そしてミポリンこと中山美穂さんの「You’re My Only Shinin’ Star」。

これは角松さんのソロを含めても、もっとも売れた曲だとか?

 

他にも、西條秀樹さん、中森明菜さんなどに楽曲提供をしました。

 

あと、NHK「みんなのうた」で放送され、長野オリンピックのテーマソングでもあり、V6もカバーして歌った「WAになっておどろう」は元はAGHARTA(アガルタ)というバンドの曲で、このバンドは角松さんの覆面プロジェクトです。

 

【レコーディング】ピッチ補正②

前回の記事はこちら

 

ピッチ補正についてまずはその歴史を、ということでしたが、前回はサンプラーのお話で終わってしまいましたので、つづきです。

 

 

レコーディングの現場にも徐々にデジタル化の波が押し寄せます。

 

1990年代に入ると、アメリカのDigidesign社が「Pro Tools」を発表し、レコーディングスタジオに導入され始めます。

 

以来、プロの現場ではデフォルト、大スタンダード。

Pro ToolsはDAW(コンピューターで音楽を作る、デジタル・オーディオ・ワークステーションの略の元祖にして大本命となりました。

 

アナログの音質や作業を大切に考える人というのは今でも一定数いらっしゃいますが、圧倒的に便利で合理的な録音/編集を可能にしたPro Toolsへの移行は抗えない流れだったのかもしれません。

録音データは大容量のハードディスクへ記録され、元のデータを壊すことなくさまざまな編集(ノン・ディストラクティブ編集)をすることができました。

 

しかしそんなPro Toolsにも、1音ごとの音程を微調整するような機能は備わっていませんでした。

 

 

 

そしてついに1997年、アメリカのAntares社から「Auto-Tune」が発売されます。

 

Wikiによると、”技師として石油会社のエクソンモービルで働いていたアンディ・ヒルデブランドは、地震データ解析用ソフトが音程の補正にも使えることを偶然発見した” とあり、その翌年にはこの技術を用いたAuto-Tuneが製品化されています。

 

地震データ解析用ソフトが音程の補正にも使える??

マジか〜〜、ぜんぜん関係ねーじゃん。www

 

 

とにかく、今ではレコーディングスタジオのPro ToolsにはAuto-Tuneがプラグインとして入っている(Pro Tools内でAuto-Tuneが使えるようになっている)のが当たり前です。

Pro ToolsがDAWの元祖にして大本命なら、ピッチ補正ソフトの元祖にして大本命がこのAuto-Tuneです。

 

 

なんなら「ピッチ補正」という言葉や行いは知らなくても、Auto-Tuneは知っている、という方もいらっしゃるのでは?

 

まぁ、それには本来のピッチ補正とは別の理由がありまして。

オートチューンを用いてムリクリにピッチ矯正をすると、原音が歪んでそれを「ケロった」なんて言うんですが、試しに思いっきりケロケロさせてみたら面白い効果が得られたんですね。

もはやエフェクターです。

 

この効果を使った曲が次々とヒットしまして、「あの声はなんだ?どーやってるんだ?」「あれはじつはオートチューンってのを使っててね…」という具合にその名前が知れ渡っていった、と。

 

 

 

Auto-Tune、もう20年以上経っているんですね…。

 

もちろんその間に、他社からもピッチ補正ソフトがいくつも発売されました。

中でもCelemony社のメロダイン(Melodyne)などはDTMをする人にはよく知られたピッチ補正ソフトです。

 

DAWソフトのStudio Oneにはメロダインがプラグインとして付いてきます。

また、CubaseLogic ProといったDAWソフトにはピッチ補正機能が備わっています。

 

 

私がAuto-Tuneを初めて使ったのは16年前くらいかな。おそらくは最も話題になっていた頃ですね。

そのときはそりゃもう、感動!でした。

 

時が経ち、その感動ももはやだいぶ薄れ、自宅でちょっとした録音をした後にササッとピッチ補正をする、なんてのも日常茶飯事?になってきています。

それが良いか悪いかは、いろいろな考え方があるでしょう。

そのあたりも後ほど考えてみたいと思います。

 

 

つづきます。