今回はピアノの話ですが、すでにピアノを弾いていらっしゃる方ではなく、今現在、ピアノ以外の楽器や歌をやられている方に向けて書いてみます。
ズバリ
「ピアノはやった方がいいですよ」
なぜか。
ざっくり言えば、
ピアノは楽曲の全体(音楽の構造)を捉えやすい楽器だから
です。
・小節感、拍感、テンポ感を含むリズム的なことが把握しやすい
・ハーモニー感が養われる
・コードやスケールなどの仕組みを理解しやすい
などなど。
とくに歌や管楽器などでは、上記のことが難しいというか自然には促されにくいかと思います。
語弊があるかもですが、楽曲の全体(音楽の構造)を把握しにくい。
いきおい、いいかげんなリズムになったり、自分の音以外に意識が向かなかったり、コードのことなど分からないままだったりしがちです。
「自分のパートだけでもいっぱいいっぱいなのに、ピアノまでやる余裕なんてないよ!バカバカ!」
なんて言わないで!
なにもバイエル(という人が書いたピアノ入門用の教本)からやりましょう、という話じゃないんです。
というか流暢にピアノを弾くことを目的にした話じゃないので、長い時間ピアノを弾く練習をする必要はありません。
普段歌ったり演奏したりしている音楽を、ピアノを介してもう一回捉え直すことができたら、きっと良い成果が出ますよ、ということです。
ではピアノで何をすればいいか。
ここではポピュラーミュージックを演奏することを前提としていますので、ピアノもそれに合ったやり方がいいですね。
それは「コード弾き」です。
弾き語りでアコースティックギターをジャカジャカやったりするアレがコード弾きです。あれをピアノでやるんです。
よく、ピアノと聞くと「左右の手でバラバラのことなんてできないよ〜」思われますが、コード弾きではそんなに複雑なことをする必要はありません。
コード弾きができたら、それに合わせてメロディを歌ってみましょう。がんばって右手でメロディも弾いてみてもいいですね。
これで楽曲の全体感がかなり掴めるはずです!
あ、ピアノといっても生のピアノじゃなくても大丈夫です。ようは鍵盤楽器ですね。
もし鍵盤楽器を1つもお持ちでないのなら、ぜひ入手してみてください。
コードやスケールなどの仕組みを理解する目的だけならミニキーボードでも十分ですが、せっかくなら標準サイズの鍵盤がいいと思います。
鍵盤数は61あればひとまず事足りるかと。
コード弾きについてはまた書いてみたいと思っていますが、スクールのピアノコースの主なレッスンコンテンツでもあります。
よかったら体験レッスンをご受講くださいませ。オンライン受講できます。
オンラインレッスンは入学後の受講料もお安くなっていますので、ぜひ。