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ジャンルを整理する11 プログレッシヴロック

 

今回はプログレッシヴロックについて。

プログレっていうやつですね。

 

 

ざっくり言うと、高度な演奏技術に裏打ちされた複雑で実験的なロック、という感じです。

または、芸術性を追求したロックとでも言いましょうか。

元来、ブルースから発展してきたロックンロール~ロックは、ストレートさやシンプルさをある種ポジティヴな要素として有していましたが、そういった物とは真逆の趣向ですね。

かのビートルズもリズム&ブルースやロックンロールからスタートしましたが、徐々に実験的な作品(例えば、シングルではなくアルバムで1つの作品と考えるような)を作るようになっていきます。

 

 

プログレは、おそらく私よりもひと回りくらい上の世代の方がドンピシャ世代なのかな?

そのくらいの先輩方にはプログレ好き、プログレ経由の方が多いですね。

 

学生の頃の自分にとってプログレと言えば「上手い人がやっている」「変拍子が多い」というイメージでした。

実際そうだとも言えますが、まず実験的であることに重きがおかれるため、音楽性の幅は広いとも言えます。

ブルージーさよりもクラシカルな雰囲気、つまり白人的なルーツへの接近も特徴のひとつです。

それらのことから長尺の大曲も多くなり、仰々しくもなっていきました。

 

 

60年代後半から70年代にかけて隆盛したこのシーンもやはりイギリスから。

この時期のイギリスは本当にすごい。

プログレの代表的なバンドはほとんどがイギリスのバンドです。

キング・クリムゾン (King Crimson)、ピンク・フロイド (Pink Floyd)、イエス (Yes)、エマーソン・レイク&パーマー (Emerson, Lake & Palmer)、ジェネシス (Genesis)……

プログレは勢いそのままにヨーロッパを席巻します。

アメリカにも入っていきますが、アメリカではド直球のプログレよりももう少しポップにしたものの方がウケは良かったようです。

もちろん日本にも入って来ます。日本のプログレだと四人囃子とかですかね。

 

またプログレのシーンはプレイヤー単位で見ても、演奏技術が高い人が多くアイデアや個性も際立っていたので、歴史に名を残したプレイヤーがたくさんいます。

 

 

そんなプログレも、今度はプログレと真逆と言ってもいい「パンク」という新しい波によって衰退してしまいます。

これもカウンターカルチャーですね。

 

 

しかしプログレには、ロックおよびポピュラーミュージックを音楽の構造的にそして技術的にネクストレベルに押し上げた功績も少なからずあるはずです。

昨今のロック・ポップスバンドの楽曲を聴いていても、時おり、すごくプログレを感じる要素があったりします。

 

スマホ、タブレット、PCで音楽を聴くときの注意

 

前回、伴奏アプリのiReal Proをご紹介しましたが、今回はそういったスマホやタブレットで音楽アプリを使う際の注意点を。

 

みなさんはスマホやタブレット、もしくはパソコンで音楽を聴くとき、何で鳴らして聴いていますか?

 

 

……もしかして端末本体に内蔵の小さなスピーカーで聴いていたりしませんか?

 

 

じつはそういった小さなスピーカーは、どうしても低音を再生する力が乏しいものです。

低音があんまり、もしくはほとんど聴こえない。

 

 

低音域にはベースやピアノの左手をはじめ、それこそ楽曲の土台となるパートが鳴っています。

それが聴こえないということは、本来のその曲の持つ印象とはかなり違った形で聴かれているということです。

 

 

もし、普段からそういった小さな内蔵スピーカーで音楽を聴いているようでしたら、試しに同じ曲をイヤホンやヘッドホン、ある程度のサイズがあるスピーカーで聴いてみてください。

きっと曲の印象がガラリと変わって聴こえると思います。

 

 

音楽の大事な要素のうちに「ハーモニー」がありますが、これは低音パートまでしっかり聴こえてこそ成り立つものです。

例えばiReal Proで伴奏を鳴らしたとしても、低音が聴こえないのであれば伴奏としては半分も役目を果たせていないと言えます。

 

「リズム」の印象も、低音が聴こえているのといないのとではかなり違うはずです。

 

 

何より楽曲においては、作曲者やアレンジャーが一生懸命考え、そしてベーシストやピアニスト、ドラマーが一生懸命演奏している部分なので……聴かないと、ですよね。

 

最強の練習のお供アプリ

 

iReal Pro

というアプリ、ご存知ですか?

 

このiReal Pro、歌でも楽器でも、音楽を練習するときのお供としては最強のアプリといっても過言はないでしょう。

(2020.12現在)

 

ご存知ない方に簡単に説明しますと、ひとことで言えば伴奏(カラオケ)アプリですね。

マイナスワンって言ったりします。

 

 

このアプリのエポックメイキングな点は、伴奏を自分で入力して作れること、そしてフォーラムという場でシェアできることでしょう。

 

アプリの制作サイドは曲単位でコンテンツを更新する必要がなく、世界中のユーザーによってフォーラム内のライブラリは日々充実していくわけです。

これは伴奏を、曲ごとにアレンジされたものではなく、コード進行のみ」に割り切ったから成せたワザでしょう。

とにかくメチャクチャ画期的だったと思います。

 

 

そして、いわゆるカラオケのようにキーチェンジテンポチェンジができるのはもちろん、リズムや演奏のパターンもたくさんの選択肢があり、伴奏楽器の音量バランスもコントロールできます。

さらに、部分的にリピートできるなど便利機能満載。

 

 

私は前身の「iReal b」からかれこれ7年くらいは使っていますが、いまだに最強のアプリだと思っています。

自分のスマホに入っている音楽系アプリでは圧倒的な使用頻度です

 

まだお持ちでない方は、インストールしておいて損はないはずです。

今だと1,700円くらいかな?

私が買った頃よりはだいぶ値上がりしてますが、

1,700円でこの機能ならまだまだまだ、超コスパ高いです。

他に代用品がなかったとすれば1万円でも激安でしょう。

 

これがなかった頃は、ジャズ曲のマイナスワンはCDで買ってましたからね。

ポップスや歌謡曲だったらカラオケ屋さんに行って…。

iReal Pro、様様です。

 

 

ただ、どんな便利な道具も使い方には注意が必要です。

 

これはiReal Proに限ったことではありませんが、カラオケ伴奏に合わせる練習ばかりしていると、いざ他の誰かと実際の合奏をしようとしたとき、その違いに戸惑うことになるでしょう。

とくにiReal Proの伴奏は機械的ですから、奏者の息づかいみたいなものは皆無です。合奏においては、この「息づかい」を感じることがかなり重要だったりします。

 

また、カラオケ伴奏があると、自分ががんばらずとも勝手に曲として成立してしまいます。

これは楽で良い反面、自分の歌や演奏で曲を音楽として成り立たせる力を養うことが難しくなります。

その意味では、メトロノームに合わせるか、もしくは自らのテンポキープ(足踏みなど)のみで歌ったり演奏したりすることが有効です。

伴奏が無い状態でリズムやハーモニーをイメージしながら歌ったり演奏したりできるようになると、カラオケに合わせたり他者と合奏したりした際に、より明確なリズムやピッチが打ち出せるようになるはずです。

 

 

いずれにしても便利であることに違いはないこのアプリ。

多機能なだけに操作も若干難しいですが、Youtubeにも使い方動画が上がっていたりするのでなんとかなるでしょう。

iReal Pro    iOS版はコチラ

iReal Pro    Androido版はコチラ

 

音楽力は楽しく鍛える

 

つい先日、レッスンを受けに来てくださった方は、このブログを見て申し込みをしてくださったとのことです。

ブログを書いていてもこちらからは読み手が見えないし、ブログの設定によってリアクションもないので、なかなか手応えを感じにくいのですが、こうして直接リアクションをくださる方がいらっしゃると報われた気持ちになります。

(もちろん、リアクションせずとも読んでくださったすべての方には感謝感謝でございます。ありがとうございます!)

 

しかも今回は、相対音感階名唱トニックソルファといった、当スクールの特徴のひとつでもある音感トレーニングの記事にご興味を持っていただいたようで、嬉しいかぎりです。

 

 

 

「上達したい」と、たくさん歌や楽器の練習をされている方でも、リズム感や音感といったベーシックな音楽力を鍛えることには意外と注力していない場合が少なくありません。

 

なにも、上手くなることがすべてではない、と私は思っていますが。

大切なのは楽しむことですね。

 

リズム感や音感を強くしていくことで、歌うことも演奏することも、そして聴くことも、もっともっと楽しくなっていくはずです。

 

 

また、リズム感や音感を養っていくその過程も楽しくなければなりません。

じゃないと続かない。

ゲーム感覚で取り組めたらいいかもしれません。

 

最初はとてもシンプルで簡単なところからスタートします。

だからといって甘く見てはいけません。

すべては積み重ねです。

一歩一歩の積み重ね。

信じられないほど高度な技能もその道の先にあって、繋がっているのです。

 

少しずつステージをクリアしていくように、楽しんでレベルアップしていきましょう。

 

 

具体的には……レッスンでお話ししていきます。爆

ぜひ体験レッスンを受けてみてくださいね!

 

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身体の不器用な部分をコントロールする

 

通常、音楽を奏でるにあたっては、もちろん身体を使います。

上手に歌ったり演奏したりしたいけどそれがままならないとき、理由はいろいろだと思いますが、その1つに

「思うように身体を動かせない」

ということがありますよね。

 

今回はそういった「運動」について考えてみます。

 

 

さて、つき詰めると、歌もどんな楽器の演奏も「全身を使う」ということになってくるでしょうが、単純に考えると、ピアノは両手と片足(ペダル)、ギターは両手、サックスは両手と口(息)、ドラムは両手両足といった具合に、楽器によって身体の使う部分は異なります。

 

ですが、利き手の人差し指だけで演奏する楽器というのは、なかなか珍しい。

ちょっと考えたくらいじゃ思い当たりませんでした。(近いところでカリンバとかかな。)

 

利き手の人差し指と言ったのは、おそらくは身体の中で最も動かしやすい、器用な部分だからです。

利き手の親指や中指も器用な部類だと言えると思います。

 

もちろんこの「器用さ」にも個人差はありますが、音楽を奏でるにあたって利き手の人差し指しか使わないのであれば、「思うように身体を動かせない」ことによるやりにくさはさほど問題にはならないのではないでしょうか。

 

 

しかし、実際は違う。

 

薬指や小指、手のひら、手首、そして利き手じゃない方の手、さらには左右の足、目に見えない口の中……と、普段の生活では意識して使うことがほとんどないような部分をコントロールしていかなければなりません

 

だから、最初は上手くいかない(上手く動かせない)のは当たり前です。

 

 

大事なのは、どうやったら思ったように身体を動かせるようになるかを考えて実行していくことです。

 

どうしたらいいでしょうか。

 

 

ここからは私の考えです。

 

私の場合は「そう」だったのですが、器用な部分も不器用な部分も合わせて身体を動かそうとしたとき、よくよく観察すると、まず器用な部分がリードし不器用な部分がそれに従ってついて行くような関係が見られました。

例えばギターのコードを押さえるとき、人差し指や中指などの器用な指が先行し、薬指や小指が後を追うような動きです。

 

しかしこれでは、いつまでたっても不器用な部分を器用な部分と同じように使うことができるようになんてならないよ!と思ったわけです。

 

専門的なことは分かりませんが、感覚的には、不器用な部分というのは、脳からの命令信号を伝達するための回線が細い・遅いというイメージがあります。

これをブロードバンド化してやらにゃーいけません。

 

実際には回線工事などできませんから、むりくりにこの細い回線を広げて太くしていくのです。

そのためには、

不器用な部分に対して、なるべくたくさん脳からの命令信号を流し込むしかない!

と。

 

私の場合、具体的には、かれこれ20年以上「あらゆる場面で利き手じゃない方の手を使うように」しています。

最近は、だいたいのことは左右で同じように出来るようになってきました。手前味噌ですみません。

(利き手の矯正にはいろいろと弊害もあると聞きますが…。子供の場合はとくに、ですかね?)

 

 

あと、思い通りに動かすための最低限の筋力も必要でしょうが、これは意識的に動かしていくうちに付いてくると思っています。

単なる筋トレはさほど意味を持たないと言うか、むしろやらない方がいいような気がします。

筋のストレッチはした方がいいような…。

このあたり、ちょっと裏が取れていないので、歯切れが悪くすみません。

 

 

と言うことで、もちろんいろいろな考え方があると思いますが、

歌ったり演奏したりするにあたって「なんとなく身体を動かしている」という方は、試しに不器用な部分に意識をフォーカスしてみてはいかがでしょうか。