TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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努力しているのに上達しない理由は“方向”かもしれない

 

「がんばって練習しているのに、なかなか上達しない…」

もどかしいですよね…。

 

でもこれは才能の問題ではありません。

もしかすると努力不足ということでもないかもしれません。

その場合、「練習の方向」が少しズレているだけということが考えられます。

 

今日は、「練習しているのに伸びない人の共通点」をまとめてみます。

 

 ① 動きだけを練習している

楽譜どおりに身体を動かす練習はもちろん大事です。

でも、それだけだとなかなか音楽になりません。

こういう「動きの練習」だけに偏ると、音の意味が分からないまま進んでしまうことも少なくないからです。

例えば、すぐつっかえてしまい、なかなか思ったように演奏できないとき、ありますよね。

そういうときは1つ1つの音を順に追うのではなく、いくつかの音のまとまりがどんな意味を持っているのかを考えてみましょう。

「どんな意味」と聞くと難しく感じてしまうかもしれませんが、自分なりの捉え方でイイんです。

それがあると。無秩序に思えていた音の羅列が一気に整理され、つっかえにくくなります。

つまり、やみくもに動きの反復をするのではなく、考えることが大事なんですね。

また、やみくもな動きの反服は、その中で何度も何度も間違った動きを繰り返すことで、脳が間違った動きをインストールしてしまう恐れもあります。

 

 ② 音を聴いていない

また、動きに意識が向くあまりに、あまり音を聴いていないという方も少なくないのではないでしょうか。

わずかな音の高さの変化や、タイミングの違い、長さの違い、強弱やフレーズの流れ、他の楽器との関係…こだわっていけば聴くべきポイントはたくさんあります。

このこだわりの強さが上達に直結すると言ってもいい。

まずは自分の出している音をよく聴きましょう。

そしてお手本の演奏があるのなら、それを細かいところまで聴き込みましょう。

 

③ 速さを求めすぎている

「速く弾ける=上手い」というイメージが強い人ほど、伸び悩みやすいです。

そもそも人の身体は、いきなり速い演奏ができるようにはできていないと思った方がいいです。

最初から速さを求めると雑にならざるをえない。

それこそ何度も何度も何度も何度もつっかえることでしょう。

脳からの指令や、運動のスピードがテンポについていけてないんだから当然です。

音の流れが理解できたうえで、ゆっくり練習し、スムーズな動きを身体に覚えさせていくことが大事です。

そうやって一旦、頭も身体も整理された状態が作れれば、ある程度は自然に速くなっていきます。

 

④ “できた/できない”だけで判断している

これは大人の方に多いかもしれません。

• 弾けたらOK

• 弾けなかったらNG

この2択はしんどいです。

とくに「弾けたらOK」のラインがめちゃめちゃ高いと、そりゃしんどいですよね。

逆に「弾けたらOK」のラインがめちゃめちゃ低いと…そりゃレベルアップしないですよね。

で本当は、そんな極端なジャッジじゃなくて、「どう変わったか」を感じることが大切です。

自分の演奏の少しの変化に気づいて楽しめる方は、ぐいぐい上達する傾向にあるようです。

すぐに結果ばかりを求めずにプロセスを楽しむこと、それが結果にも結びついていくということですね。

 

⑤ 音源と楽譜、どちらを頼りにするかで上達の方向が変わる

練習するときに、「音源を聴くべきか、楽譜を見るべきか」という判断があります。

もちろん、どちらを重視するかは人それぞれですし、両方あるなら両方活用すればいいのです。

でも、個人的には 楽譜だけに偏らず、音源をよく聴くことを強くおすすめします。

理由はシンプルで、音楽は目より耳で理解するものだから。

楽譜はあくまで地図であって、音楽そのものではありません。

このあたり②や④と言うことが被ってしまいますが…。

音源を聴くことで、フレーズの流れ、音色、強弱のニュアンス、リズムの重心、曲が持つ空気感…

こういった、楽譜では絶対に読み取れない情報が入ってきます。

そういった要素を真似て自分の演奏に反映させられるようになってくると、「おっ、ちょっと上手くなったかも…」と感じられると思います。

楽譜だけで練習すると、楽譜どおりに間違えず演奏できたところがゴールになってしまいがちです。

でも、音源を聴きながら練習すると、「音楽としてどう響かせたいか」という方向に自然と意識が向きます。

これは、上達のスピードにも、演奏の質にも大きく影響します。

 

おすすめは…

動きの練習だけでなく、耳とリズムの練習を少し足すこと。

ほんの少しでいいんです。

• 1音だけ真似する

• メロディの「上がった/下がった」を感じる

• 足で拍を取りながら手でリズムを叩く

• 曲に合わせて身体を揺らす

こういう「音楽の土台」を育てる練習をすっ飛ばして無視し続けると、いくら練習してもがんばりが空回りしかねません。

 

ちなみに、何かの楽器の熟練者が他の楽器を新たに習得しようとしたとき、その上達スピードは楽器未経験者と比べてどうだと思われますか?

おそらく何かの楽器の熟練者は、他の全くタイプの違う楽器を始めた場合、未経験者と比べて早い上達が見込めます。

これが何を意味するかというと、熟練者は他の全くタイプの違う楽器を始めたとき、その楽器特有の動き以外を練習する必要がないということです。

もっと言えば、この「動き以外の音楽的素養や、練習の楽しみ方、音楽の楽しみ方」を持っている人は、どんな楽器を始めてもあまり時間をかけずにある程度は演奏できるようになる可能性があります。

そしてこの「動き以外の音楽的素養や、練習の楽しみ方、音楽の楽しみ方」は大人の方が今からでも十分に得ることができるものです。

 

「練習しているのに伸びない」というのは才能の問題ではありません。

ただ、練習の方向が少しだけ偏っているだけ。

耳とリズムを育てる練習を少し足すことで、きっと楽器の練習そのものがもっと楽しくなり、それは間違いなく上達に繋がるはずです。