TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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管楽器でコードトーンを吹く③

前回のつづきです。

前回は
「半音サークル」を利用してメジャー3rdのインターバルを割り出していく
ところまででした。

メジャー3rdはメジャーコードの要の音程でしたね。

今回はマイナーコードの要、マイナー3rdを割り出していきましょう。
● マイナー3rd(短3度)
マイナーコードがマイナーコードたりえるのは、ルートから「マイナー3rd(短3度)」というインターバル(音程)で音が積まれていることに起因します。

半音サークルを時計に見立てたとき、
マイナー3rdのインターバルは「ルートから3時間」になります。

3時間ということは、12時から3時ですね。
3時からなら6時だし、5時からなら8時、8時から11時、10時から1時ということになります。

これを「半音サークル」に当てはめてみると…

「ルートがCのときマイナー3rdはEb」

「ルートがC#のときマイナー3rdはE」

「ルートがDのときマイナー3rdはF」

「ルートがEbのときマイナー3rdはGb」

「ルートがEのときマイナー3rdはG」

となるわけです。

簡単ですよね。
時計を3時間進めるだけ!
※くり返しになりますけど、半音サークル、つまり半音の並びがちゃんと頭に入っていることは最低限必要なので、ここだけはがんばってください。

異名同音問題
前回の内容と重複しますが、異名同音について再度記載しておきます。

「#(シャープ)と♭(フラット)で2つ呼び名がある音についてはどちらで考えればいいの?」という疑問。
ひとまずは、「マイナー3rdの音は、ルートからABCのアルファベット順で3つ目になる」と考えてください。
例として「ルートがCのときマイナー3rdはEb」の場合…
ルートのCからC→D→Eとなりますので、D#ではなくEbと表現するわけです。(#/♭の付け忘れに注意!)
2つ目でも4つ目でもなく「3つ目」です。(だから「3rd」と言うわけです。)

もう1回だけつづきます。

定番コード進行①「丸の内サディスティック進行」

 

コードの移り変わり=コード進行には、いくつかの定番と言っていいパターンがあります。

 

そんな中で昨今「丸サ進行」と呼ばれているものがあります。

 

その昔「マルサの女」という映画がありましたが、もちろんまったく関係ありません。

椎名林檎さんの1999年のヒット曲「丸の内サディスティック」を略して「丸サ」と言っているんですね。

つまり、この曲で使われているコード進行が「丸サ進行」ということです。

 

近年ではYOASOBIの「夜に駆ける」などにも使われているこのコード進行。

私の周りでは「Just the two of us進行」と呼ばれていました。

 

「Just the two of us」はサックス奏者グローバー・ワシントン・Jrの1980年のヒット曲。

シンガーソングライターのビル・ウィザースがヴォーカルをとっていて、彼を含むチームで作曲をしたようです。

個人的には丸サよりもこっちに馴染みがありますが、「Just the two of us進行」ってちょっと長いですもんね、言うとき。

「丸サ進行」は言いやすい。

 

ちなみに、「Just the two of us」がこのコード進行のオリジンかというとそうでもなくて、それ以前にボビー・コールドウェル「What You Won’t Do for Love」(1978年)があったりします。

 

 

そんな感じでけっこう昔から使われているこのコード進行。

まあ、なんというか洒落た雰囲気になるわけですが、ポイントはメジャーキーの中心であるトニックコードが「出てこない」ところ。

 

キーがCだとすると、

||: FMaj7 | E7 | A-7 | G-7 C7 :||

この4小節をひたすらくり返すのですが、トニックコードのCもしくはCMaj7が出てこないんですね。

だから若干キーがつかみにくいかもしれません。

サブドミナント(ダイアトニックコードの4番目)のFMaj7から始まり、すぐに平行調のAマイナーに転調し、くり返すためにFMaj7へと向かうⅱ-Ⅴへと接続します。

1つ1つのコードもトライアド(三声の和音)ではこの雰囲気は出ませんで、7th系(四声の和音)である必要があります。

 

う〜〜ん、素晴らしい!

発明ですねこれは。

 

 

つい先日、耳コピしたMISIAさんの「つつみ込むように…」にも使われていたので、こんな記事を書いてみました。

 

しかしながら、コード進行が同じだからと言って同じ曲になるわけもなく、メロディ、歌詞、アレンジ、演奏によって、まったく違う曲になるわけです。

そこがまた音楽の、奥が深くも面白いところですね。

 

 

 

早いうちから楽しむために「簡単でカッコイイ曲5選」

 

楽器を始めたものの長続きしなかった。

 

そういう経験がある方も少なくないと思います。

これは憂うべき事態です。

 

このことについては以前から度々、原因や対処を考えてきました。

原因も対処法も1つではないでしょうが、常々思っていることがありまして。

それは

「楽器は簡単じゃない」

ということです。

 

「そんなことない!楽器は簡単だよ〜!みんなやってみようよ〜!」

と言いたいのもやまやまなのですが、実際のところそう簡単じゃない。

簡単じゃないからイイんだ!という勇ましい意見もあるとは思いますが、初心者にとってはどうでしょうか…。

 

 

楽器を始めてみようと思った方の多くは、「こんなふうに演奏できたらいいな〜」というイメージをおぼろげにでも持っていると思います。

ところがいざ始めてみると、理想と現実のギャップたるや凄まじいワケです。

 

楽器によっては満足に音も出せない。

思ったように身体も動かない。

必要なことが覚えられない。

 

「こんなんじゃ、いつになったらちゃんと演奏できるかわかんないよ!」

となってしまう。

 

「最初は誰だってそうだったんですよ〜」

「辛抱強くやっていけば必ずできるようになりますよ〜」

といくら言われたところで、本人がそうは思えない。

 

これではよほど辛抱強い人かドMしか続けられないでしょう。

過去に楽器に挫折したことがあるあなた。

あなたは決して悪くない!と私は思います。

 

 

私?

私はもちろん辛抱強くなんかないですよ!爆

まったく。

 

では、なんで初心者のうちに挫折せず続けてこられたのか。

それは、わりと早い段階から「楽しさが見つけられた」からに他ならないでしょう。

非常にラッキーだったと思っています。

 

私が中高生の頃は「ギターの速弾き」が流行っていましたが、私の場合、もし最初にそこに関心が向いけいたとしたら挫折していたかもしれません。

そういう意味では幸い?当時はそういったプレイにさほど関心がありませんで、歌うことが好きだったので「コード弾き」がしたいと思っていました。

(初心者が速弾きにトライすることを否定しているわけではありません。あくまで「私の場合」です。)

 

もちろんコード弾きだって簡単ではないですが、弾きながら歌うと「一応、音楽になった」んですね。

これが楽しかった。

 

さらに言うと私の場合、「比較的簡単でカッコよく様になる曲」をチョイスするのがキモでした。

簡単でもカッコよくないと楽しくない。

 

何を楽しいと感じるか、も人によっていろいろですが、私と同じように感じる方も少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

ということで今回は少ないコードで弾ける私の好きな曲をいくつかピックアップしてみます。

 

「What’s up」4 Non Blonds

以前ブログでもご紹介したこちらの曲。A→Bm→D→A をずっとくり返すだけ!

 

「Falling Slowly」Glen Hansard & Marketa Irglova

映画「ONCE〜ダブリンの街角で〜」のテーマ曲。ハーモニーが美しいです。

 

「Knockin’ On Heaven’s Door」Bob Dylan

これもずっと繰り返し系。ガンズ&ローゼスのカバーもイイです。

 

「Hello」Adele

この曲もシンプルなコード進行。キーは半音下げがオススメ。

 

「Smells Like Teen Spirit」Nirvana

簡単でカッコイイ、ときたらニルヴァーナを外すわけにはいかないでしょう。

 

 

今回は洋楽ばかりですが、じつは邦楽より洋楽の方がコード進行がシンプルという傾向があります。もちろん一概には言えませんけど。

 

ギターの話をすれば、アコースティックギターよりもディストーションが効いた歪み系のエレキサウンドの方がシビアさが軽減されるので、特にこだわりなくどちらでもイイと言う方には上記ニルヴァーナやパンクロックのような曲(サウンド)から入るのもオススメです。

 

アドリブの引き出し「配置が重要」

 

昨日はレッスン終わりに生徒さんとお話をしていて非常にいいヒントをもらいました。

 

 

「アドリブ演奏をするときのどんなことを考えているか」

という話題から出た

「引き出しの配置や、引き出しを開くときの体勢が大事なんじゃないか」

という意見にすごく納得感がありました。

 

 

アドリブ演奏といってもいろいろですが、ジャズ系のアドリブの練習では

「引き出しを増やす」ことが重要だと思われる場合が多い気がします。

 

確かに引き出しは少ないより多い方がいいでしょうけど、もっと重要なのは「瞬間瞬間で適宜引き出しを開くことができるか」ではないでしょうか。

 

100の引き出しを持っていても、それがずらっと奥へ並んでいたら任意の引き出しをサッと開けることは非常に難しい。

反対に引き出しが10しかなくても、自分の居場所からそのすべてに手が届くような配置だとしたら、バリエーションこそ限られるけどとてもフレキシブルに引き出しを開いていくことができます。

 

 

たとえばたくさんのフレーズをコピーしても、どんどん上書きされてしまうようだと、引き出しの配置は難しくなってしまうかもしれません。

コピーしたフレーズを上手いこと咀嚼すると、引き出しを実用的な配置にすることができるのだと思います。

 

 

もちろん「引き出し」とはフレーズのみならず、発想の元となるもの諸々をひっくるめて使った言葉です。

 

この観点を詰めていって、レッスンにも自分の演奏にも活かせるといいな。

 

管楽器でコードトーンを吹く②

前回のつづきです。

 

前回は

時計のように円を12分割し、半音ごとに音名を割り振った「半音サークル」を作ってみた

ところまででした。

 

今回はこれを使ってコードトーンを導き出していきましょう!

 

 

コードはメジャーコードとマイナーコード、そしてそれら以外にざっくりと分類することができます。

まずはメジャーコードからいきましょうか。

 

 

ルート

コードネーム(コードシンボル)を見たとき「C」と書いてあったら、Cの音がそのコードの土台となっており、この音をルート(根音)と言います。

アルファベットで示されている音ですね。

コードが「A-」だったらA、「B7」だったらB、「F#-7(b5)」だったらF#、「EbMaj7」だったらEbがルートということになります。

アルファベットに#/bが付いている場合は、それを外してしまうと別の音になってしまうので、ちゃんと#/bは付けておいてください。

 

 

メジャー3rd

メジャーコードがメジャーコードたりえるのは、ルートから「メジャー3rd(長3度)」というインターバル(音程)で音が積まれていることに起因します。

 

 

ここで時計の図が活躍します。

メジャー3rdのインターバルは「ルートから4時間」になります。

 

4時間ということは、12時から4時ですね。

3時からなら7時だし、5時からなら9時、8時から12時、10時から2時ということになります。

 

 

これを「半音サークル」に当てはめてみると…

 

ルートがCのときメジャー3rdはE

ルートがDbのときメジャー3rdはF

ルートがDのときメジャー3rdはF#

ルートがEbのときメジャー3rdはG

ルートがEのときメジャー3rdはG#

 

となるわけです。

 

簡単ですよね。

 

時計を4時間進めるだけ!

 

※くり返しになりますけど、半音サークル、つまり半音の並びがちゃんと頭に入っていることは最低限必要なので、ここだけはがんばってください。

 

 

異名同音問題

 

あともう1つ、「#(シャープ)と♭(フラット)で2つ呼び名がある音についてはどちらで考えればいいの?」という疑問が湧くかもしれません。

これじつは、ちゃんとしたルールがあるのですが、説明が長くなってしまうので割愛します。

 

今はひとまず、「メジャー3rdの音は、ルートからABCのアルファベット順で3つ目になる」と考えてください。

 

例として「ルートがDのときメジャー3rdはF#」では、ルートのDからD→E→Fとなりますので、GbではなくF#と表現するわけです。(#/♭の付け忘れに注意!)

2つ目でも4つ目でもなく「3つ目」です。(だから「3rd」と言うわけです。)

 

つづきます。