【ギター】押弦側の手のテクニックの2つの用途②

 

前回のつづきです。

チョーキングやスライド、ハンマリング、プリングといった押弦する側の手を使ったテクニックには、「主に2つの用途がある」ということでした。

 

 

今回はその1つ目。

「装飾音(前打音)」としての使い方です。

 

ようは飾りですね。

本来鳴らしたい音に装飾を付ける、と。

 

装飾といってもいろいろな飾り方がありますが、この場合は「前打音」というやつになります。

 

 

 

前打音

 

前打音には短前打音と長前打音がありますが、ロックやポップスでの前打音はおよそ短前打音ばっかりですので、前打音といえば短前打音だと思ってください。

本来鳴らしたい音の手前にごく短い長さの音を置くことで装飾します。

これを楽譜では、通常の音符よりも小さなサイズの音符で書き表します。

 

 

前打音はおよそ、その小さな音符、つまり装飾音の長さ(音価)は「ないもの」と考えます。

 

装飾音から目的の音へ滑り込ませる(装飾音をひっかける)ように演奏します。

※目的の音=通常サイズの音符の音

 

ただし厳密に言えば、当然、わずかでもその装飾音がなっている時間はあります。

こだわるのであれば、

・本来鳴らしたいタイミングで装飾音を鳴らし、その後すばやく目的の音を鳴らす

・本来鳴らしたいタイミングの直前に装飾音を鳴らし、目的の音は本来のタイミングで鳴らす

という微妙な2つのタイミングを使い分けてみるのもいいと思います。

 

今回はざっくり、装飾音から目的の音に滑り込ますまでの一連の流れを1つのタイミングとして括っていきましょう

 

 

曲のテンポなどにもよりますが、基本的には装飾音はごく短いですので、それなりにクイックな動きを要します。

ここでもたもたすると、リズムが崩れる原因にもなってきます。

 

 

それを踏まえたうえで、チョーキングでも、スライド、ハンマリング、プリング、どれでも考え方は同じですね。

 

 

ちなみにチョーキングには、音程をひき上げるチョーキングアップと、逆に下げていくチョーキングダウンがあります。

とくにタブ譜で見るチョーキングアップは音程をひき上げる前の音(フレットの数字)が、チョーキングダウンは音程を下げた後の音(フレットの数字)が記されているので、注意が必要です。

チョーキングアップの場合、フレットの数字は装飾音です。そこからチョーキングで全音なり半音なり音程をひき上げた音が目的の音、つまり大事な音なんですね。

 

 

前打音から目的の音までをひと息に弾くようなイメージです。

 

 

つづきます。

 

 

チョーキング(アップ)

スライド(アップ)

ハンマリング

チョーキング(ダウン)

スライド(ダウン)

プリング