TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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音楽の適正な音量②合奏のとき

 

音量のお話、つづきです。

前回は個人練習のときの音量についてでしたが、今回は自分以外の誰かと一緒に演奏するとき、つまり合奏するときについてです。

 

合奏といってもセッション、リハーサル、ライブ本番といろいろです。

ですが、そのすべてに共通して重要なことは自分以外の人が鳴らしている音をよく聴くということです。

それが大切なのは言うまでもないことですが、これが慣れないうちは意外と難しい。

それでも周囲の音(自分以外の人が鳴らしている音)に意識を向けていれば、徐々に聴こえるようになってきます。

 

しかしながらそれを妨げる要因になってしまうのが音量バランスの問題です。

そのため本格的かつ大きな会場で開催されるライブなどでは、演奏者がもっとも演奏しやすいよう音量バランスを調整することに非常に神経を使います。

モニタースピーカーやイヤモニ(インイヤモニター)を用い、専門のスタッフとコミュニケーションをとって音量を決めていくのですが、セッションやリハーサル、または小規模なライブとなると、自分たちで音量バランスを考えていく必要があります。

 

まず、全体の音量です。

人間の耳には許容量がありますので、あまりにも大きな音量では、ちゃんとした合奏ができているのかできていないのか判断することが困難です。

大音量で演奏してストレス発散!という面もあるかとは思いますが、少なくとも誰かに聴かせることが目的であれば、大きすぎる音量はおすすめしません。ジャンルによっては音が大きいことが重要である場合もあるのは分かるのですが。

 

パート別に見たときには、その合奏において1番大切なパートを考えます。

そのときどきで変わることもありますが、ヴォーカルがいる編成であればヴォーカルがそれに当たることが多いでしょう。

例えばギターやドラムの音量が大きく、ヴォーカルが埋もれてしまうようなことがあれば、それは全体で考えれば良いこととは言えないですよね。

オリジナルの楽曲を演奏していても歌が埋もれてよく聴こえない、せっかくの歌詞が聴き取れないというライブを観客として体験したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

ジャンルや曲調によってそのバランスはいろいろだとは思いますが、各パート間で音量を競い合わないとならないのは個人的には「大変だなぁ」と思ってしまいます。

自分たちが演奏しやすく、聴く人に気持ちよく伝わるような音量や音量バランスを探していく、ということですね。

 

ちなみに音量を大きくもしくは小さくすることで、ミスを誤魔化すことができるのでは、と思う方もいらっしゃると思います。

確かにそういうこともなきにしもあらずですが、上達しようと思うのであればミスはミスとハッキリ分かった方がいいと思います。

そしてできれば音量はそういう消極的な理由でなく、こうした方がステキだ、こうした方がカッコいいといったポジティブな理由で決めていきたいですよね。

 

音楽の適正な音量①個人練習のとき

 

今回は音量のお話。

 

音楽を聴くとき、歌や楽器を練習するとき、セッションをするとき、バンドのリハーサルをするとき、ライブの本番のとき…。

みなさんはどのくらいの音量で聴いたり鳴らしたりしていますでしょうか。

これって人によってけっこう差があるように思います。

 

個人的に音楽を聴くときの音量は、聴く人の勝手なのは言うまでもありませんが(電車の中でイヤホンからダダ漏れているのはいただけませんが)、練習や本番となるとそういううわけにはいきません。

 

 

まず個人で練習するとき

 

自宅での練習では、近隣への迷惑を考慮するとどうしても控えめな音量になりがち。

電子楽器をヘッドフォンで聴きながら練習するというのであればいざしらず、歌やアコースティックの楽器にはそれぞれの適正な音量があります。

いつもいつも音量をセーブしていて、それが癖になってしまうのは考えものです。

ときには思い切ってフルトーンで音を鳴らせる環境で練習するのも重要だと思います。

しっかり鳴らさないと気づけないことというのもありますので。

 

はたまたフルトーンで音を鳴らせる環境だからといって、常にMAXの音量で練習していてはダイナミクス(音量の幅)が乏しい演奏になってしまいますので注意が必要です。

 

音楽をやる人にとって練習場所というのはいつも悩みの種ではありますが、大きな音が鳴らせる環境で、大きな音でも小さな音でも練習するのが理想ではあります。

 

 

ダイナミクスについて

例えば歌だと、声量があるというのは歌が上手いことの一要素であるように言われます。

しかし歌が上手い人というのは、想像するよりももっとずっと、力強い大きな声も、優しく繊細な小さな声も使っています。

もちろん上手い人みんながみんなではありませんが、ビックリするほどダイナミクスに幅がある。

それによって、いわゆる声量もいっそう際立つのだと思います。

 

初〜中級者のは、「常に大きい音の人」か「常に小さい音の人」のどちらかであることが多いような気がします。

どちらかに思い当たる方は、ダイナミクスの幅を意識してみてください。

 

逆に極端なダイナミクスの変化が鬱陶しい場合もあるのですが、ダイナミクスについてはまた機会をあらためて書いてみたいと思います。

 

 

さて、音量の話。

次は、自分以外の誰かと一緒に演奏するときですが、ちょっと長くなりそうなので今回はここまでにします。

つづく

 

ご一緒に音楽しましょ!6月に入ったし(?)

 

新宿駅の新南口から代々木方面の景色。

右下の方にスクールが入ったビルが……見えません。

 

さて、6月に入りましたね。

今年ももう半年が経とうとしています。

コロナ禍もまだ落ち着いたとは言えませんが、festina-lente music schoolでは少しでも安心してレッスンをご受講いただけるよう、気を抜かずに感染予防を徹底してまいります。

 

このところ、いろいろな経路からお問い合わせや体験レッスンのお申し込みをいただけるようになってまいりました。

ほんの少しだけスクールの認知度が上がったかな?

 

この度も、「音マグ」さまのサイト内にて「渋谷のギター教室まとめ」にfestina-lenteを掲載していただきました。

音マグ「渋谷のギター教室まとめ」

 

また、すでに「オトコロドットコム」さまのサイトにも掲載していただいております。

オトコロドットコム「festina-lente music schoolのページ」

 

スクールに通いはじめてくださった生徒さんからは、レッスンやスクールについておおむねご好評いただけていると自負しております。

生徒さん同士の横の繋がりを楽しむ方、レッスン以外のときにも練習にいらっしゃる方、ライブイベントなどを楽しみにしてくださっている方…。

音楽を楽しもうと入学してくださった生徒さんにとって、いろいろな楽しみ方をご提案・ご提供できるスクールでありたいと思います。

 

世の中にはまだまだ、「音楽か…やってみたいにはやってみたいけど…」と一歩を踏み出せずにいる方がたくさんいらっしゃると思います。

そんな方々の背中を優しく押して、一緒に音楽を楽しむ輪に入っていただけますように。

 

ただいまfestina-lenteでは、体験レッスン無料のキャンペーン2ヶ月間の受講料割引きキャンペーンを実施しております。

ぜひこの機会に、お待ちしております。

体験レッスンのお申し込み・お問い合わせはこちらから

 

上達の秘訣は「よく観察して真似ること」

 

今の時代は情報が溢れかえっていて、知ろうと思えば大体のことは知ることができます。

それでもなお、人から教えてもらえるなら、自分から情報を取りに行かなくてもいいし楽ですよね。

溢れかえった情報に翻弄されてしまうことも少なくないでしょうし。

 

だから音楽だったらやっぱりレッスンを受けるメリットはあります。

単に情報を得るだけでなく、個別のアドバイスももらえるわけですので。

だからぜひ体験レッスンを…

…と、いやいや今回はそういう宣伝ではありませんで、レッスンを受けたからといって必ずしも上達するとはかぎらない、という話なんです。

「なにそれ、そんなの詐欺じゃん、ぼったくりじゃん!」

と思われるかもしれません。

 

厳密に言えば、歌や楽器は辞めずに続けているだけで少しずつでも上達します。

そしてレッスンは上達をブーストするのにとても有効なのは事実でしょう。

ただ、レッスンを受けたからといって目に見えて上達するかと言ったら、必ずしもそうではないかもしれません、ということです。

 

上達度合いには個人差があって当然です。

余談ですが、個人的には上達のスピードはあまり重要ではないと思っています。

多少時間がかかっても「出来るようになることが重要」だと。

逆にいくら飲み込みが早くても、ちゃんと出来るようになるまで続けられなければ、それは出来ないのと同じことだと思います。

 

ともあれそんな中、ぐいぐい上達する人にはいくつかの共通する傾向があります

その1つは「よく観察して真似ること」です。

レッスンや教則本、ネットなどからたくさんの情報を得たとしても、それをしっかり自分のものとして吸収し、歌や演奏に活かせないと意味がありません。

むやみに情報だけを詰め込むと、いわゆる「頭でっかち」になってしまいます。

知識としての情報よりも、(音として)耳と目から得られる情報の方が大切なのです。

とくに耳!

だって音楽ですからね。

 

ぐいぐい上達する人の多くは耳と目をフル活用して、上手な人の演奏や、目標とする好きな人の演奏をよく聴き、よく観察しています。

そうしていくつもの小さな小さな発見をしていきます。

自分の歌や演奏にそれを重ね合わせて、できるだけ同じようにやってみる。

もちろん、やってみると言ってもすぐ出来るわけでもないのですが、「こういうふうにしよう」というイメージを持っていくことがすごく重要なんですね。

一人一人フィジカルが違うので、同じように真似ることがすべてではないでしょうが、この「どうやっているんだろう?」という探究心が上達を促進させていることは間違いないと思います。

 

ローランドのリズムトレーニングアプリ「Rhythmeal」

 

歌や楽器をやっていて「リズムに苦手意識を持っている方」少なくないのではないでしょうか。

しかしながら音楽においては「もっとも」と言っていいほど大切なリズム

なかなか避けては通れません。

 

どのみち避けられないのなら、どうにか楽しくしていけるといいですよね。

何でもそうかもしれませんが、とにかく音楽は「楽しんだもん勝ち」ですから。

私自信、音感やリズム感はゲーム感覚で養ってきましたし。

 

そんなわけで以前は音感を養うための音当てゲームアプリをいくつかご紹介しましたが、今回はリズム感です。

その名も「Rhythmeal」

 

iOS版「Rhythmeal」

(今のところAndoroid版はリリースされていないようです。)

 

mealってのは食事のことですね。

食材や調味料の名前を使って、リズムどおりに画面をタップしていくわけです。

この手のゲームは意外と古くからあり、「パラッパラッパー」や「ビートマニア」、「太鼓の達人」などがヒットしました。

それらと比べるとこちらのRythmealはリズムトレーニングアプリの趣きが強く、ゲーム性はやや低いと言わざるをえませんが、そこはほら練習ですから。

 

このアプリ、なにがビックリってリズムの解像度が始めっから16分音符なんですよ。

最初から1拍を4分割しなきゃならない。

一般的にリズムのトレーニングって、4分音符くらいから入ってだんだん細かいリズムも…というのがほとんどだと思います。

でもこういうのって考えようで、拍を自分の力で分割する感覚っていうのは、早い段階で慣れていった方がいいかもしれません。

 

「チャーシュー」

「はくさい」

「すっぽん」

「スコッチ」

といった単語でリズムを捉えていく方法自体は目新しくもないのですが、いろいろなテンポの音楽に対して正確にタップできているかを判定してくれるのはありがたい。

 

それでいて、もう1つ特徴的なのは、課題として出されているリズムパターンを自分のタイミングで当てはめていけるところです。

いわゆる音ゲーはそのタイミングは指定されていますが、このRhythmealには自由なんです。

これには開発された方の、音楽への寛容な姿勢が垣間見られます。

指示どおりに運動する、ということは音楽で言うと楽譜どおりに演奏するということになるかと思いますが、それだけが音楽ではありませんからね。

 

華美な装飾やごちゃごちゃしたゲーム性はなく、シンプルにリズムのトレーニングになります。

このアプリを作っているのは、大手楽器メーカーのローランドさん。

ヤマハさんの音感トレーニングアプリ「おとあて」もそうでしたが、大事なとこだけに要点を絞った作りはさすがですね〜。

 

ぜひ!