
今日はまた1つ動画をシェアしたいと思います。
この動画は直接は音楽には関係がなくて、スケートボード関連のものです。
私も20年前くらいまではそこそこに楽しんでいたスケートボード。
今やオリンピック競技ですからね〜。
さて、この森田貴宏さんというプロスケーターのインタビュー動画。
とっても素晴らしいことをおっしゃっていて感銘を受けました。
スケートボードを始めると、いずれぶち当たる壁として「オーリー」というものがあります。
滑りながらボードごとジャンプする、アレです。
上手い人はいとも簡単にこなしていますが、最初はむちゃくちゃ難しい。
オーリーで挫折してスケートボードを辞めてしまう方も少なくないでしょう。
なぜならオーリーは、スケートボードをやる上で基本中の基本だと思われているから。
しかし森田氏は言います。
「オーリーなんかしなくていい」
そのこころは…。
動画をご覧になっていただければ分かると思いますが、
純粋にスケートボードを愛する気持ちから生まれた考え方であり言葉なのでした。
私はこれを見ながら、音楽にも同じようなことが言えるのでは、と感じました。
間違った音を鳴らしたらNG、音程が正しくないとNG、リズムが崩れたらNG…。
音楽にはNGが多すぎます。
まるで、「いかにNGを出さないようにするか」が音楽であるようにも思えます。
いや、待てよ。
音楽ってそういうものだっけ…??
そんなに堅苦しいもの?
しかしながら世の中で当たり前とされていることに対して、
違う角度から「そんなことはないんじゃない?」って考えを言葉にして伝えていくというのは、
すごいバイタリティーが必要だと思います。
だからなおさら森田氏のアティチュードには感銘を受けました。
凝り固まった考え方が、気づかないうちに楽しさの本質を覆い隠してしまう、
そんなことにならないように柔軟なスタンスで音楽に取り組んでいきたい。
またレッスンでも、それぞれの生徒さんの純粋な楽しみや喜びを見出すお手伝いができれば、
そしてその楽しみや喜びを共有できれば、それが何よりだと思います。