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【ギター】ギターの種類③アコギ(マーティン、ギブソン)

今回はアコギについてもうちょっと掘り下げてみます。

 

 

ボディの正面(上面?)の板を見てみましょう。

 

フラットトップと呼ばれる平らなものが一般的ですが、アーチトップと言ってヴァイオリンやチェロのように曲面になっているタイプもあります。

通常、フラットトップのギターには真ん中に丸く大きなサウンドホールが、アーチトップのギターにはやはりヴァイオリンやチェロのようなfホール」が空いています。

 

フラットトップ

 

アーチトップ

 

 

ギターの製作には、なるべく豊かな響き、大きな音量が求められました。

後にエレクトリックギターが生まれるのと同じ理由です。他の楽器に負けない音量が求められたんですね。

 

C.F.マーティン社(以下マーティン)の作ったフラットトップのギターは、それまでのギターよりもメチャクチャデカい音が鳴るものでした。

以来、アコースティックギターと言えばフラットトップの楽器が一般的になりました。

 

今でも数は少ないですが、アーチトップのアコギはあります。「ピックギター」と呼ばれたりしています。また、アーチトップは、ギブソン社に代表されるエレクトリックギターにその見た目や技術が引き継がれています。

 

 

他に変わったところだと、リゾネーターという大きな反響板を付けた「リゾネーターギター」というものもあり、ドブロ社のギターなどがその代表です。

 

ブルースやハワイアン、ブルーグラスなどの演奏者が、リゾネーターの独特な響きを好んでこの楽器を使います。奏法としてはスライド奏法で演奏されることが多いですね。

 

 

 

では、こんにちもっともポピュラーなフラットトップのアコギについて、さらに見ていきましょう。

 

前述のマーティンはムチャクチャ歴史も古く、誰がなんと言おうと、アコースティックギターのトップブランドです。

今あるアコギのほとんどは、マーティンのギターをモデルにしています。

 

小さなボディで取り回しのいい0(シングルオー)シリーズ、やや小ぶりでボディのくびれが大きい000(トリプルオー)シリーズ、ボディが大きくその分音量も大きいD(ドレッドノート)シリーズなど、求められる音量によってボディの大きさにいくつか種類があります。

 

D-28

 

材料の木は、

トップ板:スプルース

サイドとバック板:マホガニーやローズウッド

ネック:ローズウッド

指板:エボニー

といったあたりが一般的ですが、本家マーティンですべてがこの仕様だと、お値段もそれなりに

 

他社の楽器も含め、もう少し安い価格帯のものだと、合板が使われていたりします。

もちろん響きの違いに関わってきますが、最初はあまり気にしなくてもいいと思います。

 

色で言うと、圧倒的にスプルースの木目を活かしたナチュラル仕上げが多いですね。

 

 

 

さて、マーティンの対抗馬としては、やはりギブソン社が筆頭でしょう。

 

エレキギターでは高い人気を誇るギブソンですが、ギターが「電化」する前からすでにギターメーカーとして地位を築いています。

現在に至るまで、多くのメーカーがマーティンのコピーモデルを作る中、ギブソンはそのオリジナリティを貫いています。(ボディトップはマーティンの影響でフラットになりましたが。)

 

小ぶりなLシリーズ、スタンダードなサイズで丸みのあるフォルムのJシリーズ、かなり大きめのボディにして音量も大きいSJシリーズのほか、ハミングバードやダヴなどがそのラインナップです。

 

ハミングバード

 

高級なモデルになると、マーティンのギターに比べ、装飾が若干華美になっています。

 

ギブソン社のギターでは、中心から外側にかけて色が濃くなっていくサンバーストという仕上げが多い気がします。

 

 

 

 

どちらかと言うと、マーティンのギターは繊細、綺麗で優等生なイメージ、ギブソンのギターは無骨でパワフルなイメージを個人的には持っています。

もちろん、弾き方による違いがもっとも大きいですけれど。

 

つづく

【ギター】ギターの種類②アコースティックギター

ではアコースティックギターから。

 

ここでは、まず「ガット弦のギター」「スチール弦のギター」に分けてみたいと思います。

 

 

 

・ガット弦のギター(ガットギター)

 

ガット弦は本来は羊の腸を使った弦のことですが、こんにちではガット弦の響きを模したナイロン製の弦が一般的であり、これをガット弦と呼ぶこともしばしばあります。

つまりガット弦とナイロン弦は別物ですが、同じ括りとして扱われているんですね。

 

ガットギターは、日本では「クラシックギター」と呼ばれることが多いです。

 

実際にクラシック音楽の演奏に用いられるのはこのタイプ。

他に、フラメンコなどのスパニッシュスタイル、ボサノヴァやショーロなどのブラジル音楽、アルゼンチンのタンゴ、フォルクローレなど、いわゆるラテンミュージックにも広く使われています。

 

ナイロン弦の優しく温かみのある音色が特徴で、いずれのスタイル(ジャンル)でもピックを使わず指で弾いて演奏するのが一般的です。

 

ネックはがっしりと太め。指板の幅も広い、ので各弦の間隔もやや広めです。

ペグ(糸巻き)が後ろに付いている、スロッテッドヘッドになっています。

 

ちなみに私は、スクールでも家でももっぱらガットギターばかり弾いています。

 

 

 

・スチール弦のギター(アコギ)

 

ガットギターがヨーロッパで生まれたのに対し、スチール弦のギターはそれよりも後にアメリカで生まれます。もちろんガットギターが元になっています。

当初は、主に北アメリカで、ブルース、フォーク、カントリー、ブルーグラスなどの演奏に使われていました。

 

一般的に「アコギ」と呼ばれているのがこのタイプですね。

日本では、同じタイプの楽器が「フォークギター」という呼び名でも通っています。私は、フォークギターって言ったことはほとんどないですが。

 

ピックを用いてコードをジャカジャカ掻き鳴らすのがポピュラーな奏法です。

音色は、やや硬くて高音がキラキラと響きます

ネックは細め。指板の幅や各弦の間隔も、クラシックギターに比べると狭めです。

ボディの大きさや形も少しづつ違い、種類がいくつかあります。

 

よく「弾き語り」に使われるのも、スチール弦の「アコギ」ですね。

 

ちなみに近年エレキよりも売り上げが多いアコースティックギターとは、このタイプのやつですね。クラシックギターじゃないです。

 

 

 

音楽の種類によって、必ずしもどちらかを限定的に使わなければいけないわけではないですが、ガット弦のギターとスチール弦のギターは、わりとはっきり棲み分けがなされています

 

前回同様、漠然とギターを、という方にオススメするなら、とりあえずスチール弦のいわゆる「アコギ」ですかね。

でも、ボサノヴァとかお好きでしたらガットギターもありだと思いますよ。

【ギター】ギターの種類①

 

今回はギターの種類について

ギターとひと口に言っても、実際にはいろいろな種類のギターがあります。

 

まず、大きく「アコースティック」「エレクトリック」かで分けてみたいと思います。

 

アコースティックとは「音響的」という意味ですが、ここでは電気を使わないで演奏するギターのことだと思ってください。

一方、エレクトリック「電気式」ということで、電気を使うギターのことですね。

 

 

歴史的には、当然、まずアコースティックのギターがあり、それを「電化」したエレクトリックギターが後になって作られます。

 

電化した主な理由は「音量」です。

近代になり、ドラムセットやブラス(ホーン)セクションのような大音量で鳴る楽器が増えてくると、合奏の際にアコーステイックギターでは音量的に役不足になってきたんですね。

 

 

エレクトリックのギターが一般的になると、アコースティックのギターは取って代わられて廃れてしまったかというと、そんなことはなく、それぞれの良さ、特徴が違い、まったく別の魅力を持ったおかげで上手く棲み分けがなされ、今日ではどちらもが一般的なギターになりました。

 

と、書いていて、ふと「これって、けっこう珍しいことじゃね?」と思いました。

「電化」が進むと、だいたいはそれまでの「未電化(人力だったり)」のものは電化品に取って代わられて消えていってしまう。もしくは「電化に失敗」して電化品が普及しないか、じゃないですかね?

楽器でも、ギター以外にはベースもそうかな、と思うくらいで他は当てはまらないような気がします。

 

とにかく、楽器屋さんに行ってみると、アコースティックギター(アコギ)とエレクトリックギター(エレキ)がどちらもたくさん陳列されています。

ここ数年で言えば、アコースティックギターの売り上げの方がエレクトリックギターよりも多いらしいです。

 

 

ギターをやってみようと思った場合にどちらを手に取るべきかは、好きな音楽や、今後やりたいことによって決めればいいと思いますが、それすらも漠然としているようでしたら、個人的にはアコースティックギターを推しておきます。

理由は、どこでもパッと弾けるからです。それだけ。

 

つづく

【ギター】世界中でもっとも演奏されている楽器

 

多種多様な楽器に優劣をつけることは難しいし、そんなことすべきでもありません。

 

が、あえて言うのなら、やっぱりピアノという楽器はかなり完成度の高い楽器だと言えると思います。

同時に鳴らせる音の数が多いこと、ピアノ~フォルテまで自在にダイナミクスが付けられること、メロディとハーモニーを同時に奏でることの容易さ、ペダルを使った音価(音の長さ)のコントロールができること、圧倒的な音域の広さ、音程関係を(いい意味で)視覚的に捉えやすいこと……

楽器の王様と称されるのも納得できます。

 

しかしらがら、世界中でもっとも多くの人に演奏されている楽器はピアノではありません。

 

 

なんだと思いますか?

 

 

そう、

ギターなんですね。

 

なぜか?

 

おそらく

・手軽さ

・取り回しの良さ

・楽器の値段(比較的安価なものがある)

・憧れ(誰それのように弾いてみたい)

といったあたりが理由じゃないかな、と私は思います。

 

よく言われることですが、34つコードを覚えればなんとなく形になっちゃう。

手の届くところに置いておいていつでもポロロ~~ンと鳴らすことができ、ベッドルームにリビングに、野外へだって持ち出せます。

ライブでは、ケーブルの長さが許す限り、ステージ上を動き回ることもできます。

楽器の値段も10,000円前後からあり、ピアノなどに比べれば圧倒的にお求めやすくなっています。

そして広いジャンル、広い世代にそれぞれのギターヒーローがいて、憧れから楽器を手に取る人も多いでしょう。

 

 

そんな、世界中で広く親しまれているギターですが、と同時に、

「もっともやめてしまった人が多い楽器」

でもあります。まぁ、絶対数が多いわけですからしょうがないんですが。

 

これは非常にもったいない。

 

ということで、これからギターを始めていこうと思っていらっしゃる方はもちろん、過去にトライしたことはあるけどモノになる前にやめてしまった、という方にとっても、またギターを弾いてみたくなるような楽しく有益なお話をいろいろしていけたらと思います。

 

つづく

【ギター】ギタリストをピックアップ(まとめ)

 

以前、コラムのカテゴリーで書いた記事をギターのカテゴリーにも入れておきます。

まだまだ、素晴らしいギタリストはたくさんいますね。

随時追加していきますので、よかったら読んでみてください。

 

 

【ギター】ギタリストをピックアップ①コンテンポラリー編

 

【ギター】ギタリストをピックアップ②日本人編

 

【ギター】ギタリストをピックアップ③カッティング編

 

【ギター】ギタリストをピックアップ④アコギ編

 

【ギター】ギタリストをピックアップ⑤ブラジル編