TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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より自然な円運動

スクールのグランドオープンがあり、リズムのブログの続きがだいぶ遅くなりました。

 

裏拍の感覚をつかむ、の回で出てきたこの図

以前の図

リズムを理解するには分かりやすいけど、実際の演奏ではあまり役に立たない、ってやつでした。

今回は、これをもっと実戦的なものに変えていけないか、ということで考えてみたいと思います。

 

いきなり私の回答を出しますね。

こんな感じです。

図を見ただけではちょっとナゾかもしれません。

これは、何度も言っている「自身の周期的な運動」と以前の図の考え方を合わせて、ペン先のように手で描いていけるようにしたものです。

 

裏拍のない(意識しない)シンプルな1拍を1つの円のようにイメージするのは、以前の図と大差ないですね。

裏拍を意識した、つまり8分音符2つからなるようなリズムも、以前の図ではやはり1つの円で考えていました。しかし今回の図1ではここは違いますね。クルッと小さくもう1周しています。

これをご自分の利き手で、宙に描いてみてください。何周も何周も繰り返しです。あまり小さな動きにならず、肘から動かして。

さらに図2にあるように円弧の長い部分で少し勢いをつけたりしてみてください。

良くないのは均等なスピードで描くことです。それだと以前の図となんら変わりがなく、理解感覚をつかむ運動する(演奏)と繋げていくことが難しいままです。

何周も何周も繰り返し描いていると、おのずと描くスピードに緩急がついてくるんじゃないかと思います。

自然な動きであることが大事です。

 

どうですか?

 

そうしたら、「1 and 2 and 3 adn 4 and…」とカウントしてみてください。

小さな円を含む大きな1周につき、数字とand、つまり表拍と裏拍をどちらも入れていきます。

指先がどこにある時に表で、どこにある時が裏だ、とかゴチャゴチャ考えなくて構いません。どこだって、いつだって良いです。

例えばこんな感じ。図3

どのタイミングで表を、また裏を取るかによって所謂ノリが変わってきます。

が、最初は気にしなくて良いと思います。

 

とにかく停滞した、もしくはゆっくりの、もしくは硬い、そういった動きには周期は感じにくいはずです。直線的なカクカクした動きとかでも難しい。もっと、ほどよく抑揚があるナチュラルな動きに周期を感じ、そこに難しく考えずに表裏をカウント、というか歌ってみてください。

オープンのお知らせ

 

ご挨拶

 

 

平素より大変お世話になっております。

 

株式会社Hi-Fieldsの運営による、大人のためのミュージックスクール『festina-lente music school』が、このたび校舎をオープンいたします。

 

一昨年から探していた開校場所が昨年の秋にようやく決まり、以降、内装など諸々の準備を進めてまいりました。

当初の予定よりも遅くなってはしまいましたが、222日をオープン日として、晴れて開校できることとなりました。

 

これもひとえに日頃からお世話になっているみなさまのおかげでございます。

感謝の気持ちを忘れずに、楽しいスクール作りに励んでまいりますので、引き続きのご指導ご支援をいただけますと幸いです。

 

代々木の駅前と、アクセスの良い場所に構えられたと思います。

お近くにいらっしゃった際には、スクールを覗いていただけたら嬉しいです。

 

音楽を好きな人が常に出入りしているようなスペースになったら、と願っております。

みなさまのお立ち寄り、お待ちしております。

 

 

株式会社Hi-Fields 代表 高野はるき

 

 

151-0053

東京都渋谷区代々木1-36-5 理容文化社ビル3

03-6276-2512

festina-lente-music.com

 

営業時間

火〜金 13:00〜21:00

土・日 11:00〜20:00

月曜定休

クォンタイズ

 

はい、今日もリズム!

 

前回は最後、脱線して終わってしまいましたが、話を元に戻して

「コンピューターに打ち込んだ正確無比なリズムが必ずしも気持ちがいいわけではない」という話のつづきです。

 

今や打ち込みだけでなく、歌ったり演奏したりしたものを録音して、その1音ごとのタイミング(リズム)をパソコン上で動かすことすらできます。

そうして数値上で正確な位置にタイミングを補正することをクォンタイズと言います。このクォンタイズを完全に行うと、人が歌ったリズム、人が叩いたドラムのリズム、弾いたギターのリズム、なんでも機械のように正確なタイミングになります。

ところがこれが、私は全然気持ち良く思えません。クォンタイズする前が多少ヨレたリズムであっても、そっちの方が気持ち良かったりします。

 

そうした比較ができなかった時代は、たとえばビートルズの演奏とかムチャクチャ正確なリズムだと思われていたんじゃないかと思います。でもコンピューターに取り込んで見ると、すごくヨレている。そうやって確かめない限り、正確だと思えたし気持ち良かったのに。一度そうやって目で見て確認しちゃったりすると、ヨレているところが妙に気になりだしちゃったりして

 

ここ20年くらいは、機械のように正確な音楽が増えているという、時代の流れも無視はできませんが。

リズムだけでなく音程も機械のように正確な録音物が溢れています。

そういう音にしか耳馴染みがない世代の方には、人間味のあるリズムは気持ち悪いのでしょうか

 

私は、打ち込みで音楽を作るときも、できるだけリアルタイム入力(メトロノームを聴きながら実際の演奏のように鍵盤を弾いていく入力方法)するようにしています。そしてなるべくクォンタイズをかけません。当然、画面上で見るとタイミングが早かったり遅かったりしますが、聴いて気持ちの良いリズムならそのままにします。

 

そういった非機械的で気持ちの良いリズムを「グルーヴィー」だと表現したりします。

グルーヴ(Groove)という言葉はすごくいろいろな使われ方をしていて、その定義も曖昧ですが、少なくとも無機的でつまらないものではなく、有機的で思わず体が動いてしまうようなワクワクするものだと思っています。

 

ちなみにリアルタイム入力でなく、マウスでポチポチと入力したものをグルーヴさせようとするならば、11音のタイミングは、あえて前後にずらします。

もちろんタイミングだけでなく、音の長さ、強弱、音色などもグルーヴには大事な要素ですが。

 

なんだかまた脱線してきそうですが、結局のところ、良いリズムで歌ったり演奏したりしようとしたとき、機械のような正確さは初めから最後まで目指す必要がない、というのが私の考えです。

 

でも、練習にメトロノームは使いますよ!

要は考え方です。メトロノームを使って練習するとき、自分も機械に近づこう近づこうとするのではなく、メトロノームまでもグルーヴさせるような気持ちの良いリズムを目指す、ということです。

ナチュラルで、聴く人がウットリしたり踊りだしたりしたくなるようなリズムを目指しましょう!

 

ということで、次回はまた拍の感じ方のお話です。

リズム、大事なのでしつこいです。笑

良いリズムって?

はい、今日もリズムのお話です。

 

今回は、良いリズムとはどういうものか、ちょっと考えてみたいと思います。

これはもちろん、人によっていろいろな考え方がありますので、あくまで私の考えということにはなりますが。

結論から言えば、「聴く人の多くが気持ちよく感じるリズム」が良いリズムだと私は思います。

 

趣味で歌ったり演奏したりする以上は、本人が楽しむことこそが重要です。人にとやかく言われる筋合いはありません。ですが、その本人もおそらく良いリズムで演奏したいはずです。しかし演奏している最中は、往々にして客観的に自分の演奏が聴けません。そこで、第三者の聴く人のしかも大多数が、という視点が良いんじゃないかと思うわけです。

 

で、その大多数が「気持ちよく感じる」のが良いリズムだと。

当然、気持ち悪いのは嫌ですよね。気持ちいい方が良い。

では、何をもってして気持ちいいとするのか、これはじつに難しい問題です。

ただ、今のところ私が思うのは、「機械のように正確なリズムが、必ずしも気持ちがいいわけではない」ということです。

 

打ち込みやDTMと言われるコンピューターを使って音楽を作る行為も、もはや完全に市民権を得てなんら珍しくなくなりました。自分では触れたことがない方も多いでしょうが、ちょっと想像してみてください。

こうしたコンピューターで音楽を作るとき、そのリズムを正確無比にすることはいとも容易いことです。DTMのソフトを立ち上げると方眼のマス目が表示され、そのマス目にポチポチと音を置いていくだけで、あとはコンピューターが正確に鳴らしてくれるわけです。

 

さて、こうやって打ち込まれた正確な(機械的な)リズムは、はたして気持ちがいいのでしょうか。これは個人の主観によるものなので一概には言えませんが、少なくとも私は気持ちがいいとは思いません。

 

ちょっと話がそれますが、あまりにも整った規則的なものというのは、ある種の気持ち悪さがあります。

オーケストラの演奏や、シンクロナイズドスイミング、マーチングの行進……。これらはいずれも数人~大勢が一糸乱れぬ演奏や動きをするところに感動があります。しかしながら、やはりそこは11人違う人間が集まってやること。どうしたってごくごくわずかなズレは生じます。あれらはある意味、完全な一致は不可能だという前提のもと、極限まで完全な一致に迫る行為であって、正確にはそこに感動が生まれるのだと思います。

で、本当の意味で整った規則的なもの、その連続ともなれば、有機的な要素が入り込む余地など一切なく、気持ちがいいというのとはむしろ逆ベクトルである可能性があります。

 

話を元に戻しましょう……

て、わわわわ。なんか長くなってきてしまいました。

つづきます。すみません。

裏拍の感覚をつかむ

リズムのお話のつづきです。

 

前回は、頭で理解することと歌ったり演奏したりできることは=(イコール)ではない、というお話と、テンポという音楽的な周期に対して自身の周期的な運動を同期させていく、というお話でした。

 

今回はそれを補う形でもう少しお話ししてみます。

頭でリズムを理解しようとしたとき、次のような図が分かりやすいのではないかと思います。

時計のような円の1周を1拍と考えたときに、1周を1/21/4などに区切ってそれを8分音符や16分音符の発音のタイミングや音の長さだと捉えます。

 

しかし、この図を実際の演奏に活かそうとすると、せいぜいテンポはBPM301分間に30の拍が入る速さ)くらいがいいところで、つまりとっても遅いテンポじゃないとこの図を時計回りに目や指で追いながらリズムを認識していくことなんてムリじゃないですか?

やっぱりこの図は、前回のお話になぞらえると、「理解する」というところどまりにしか活用できません。

 

そこで、「自身の周期的な運動」の出番です。

今回は「歩く」という運動を利用してみましょう。

スペースのあるところで実際に歩く方がより自然で良いのですが、その場足踏みでも構いません。

メトロノームを聴きながら拍に合わせて足踏みします。腕も自然に振って。

テンポはBPM90くらいが良いですかね。遅すぎても速すぎても足踏みしにくいですから、自然なスピードに調節してください。

しばらく続けているうちに、モグラ叩き的でなく、さほどメトロノームの音を意識しなくても自然に足踏みと合っているような状態が作れると良いですね。

 

どうですか?

メトロノームの音が鳴るときに踵が地面に着くとか、いやいや、足の裏がベッタリ着いたタイミングだとか、そんなふうにゴチャゴチャ考えないです。

ご自分の中で自然であればそれで良いです。

 

それが自然になってきたら、今度はメトロノームのテンポを倍にしてみましょう。さっきまでBPM90だったとしたらBPM180ですね。

そしてさっきまでと同じように(同じ歩調で)歩きます。

すると当然、さっきまでと比べ1歩を歩く間に1つ多くメトロノームが鳴りますね。

今度はこれが自然になるまで歩きましょう。

 

自然になったら、再度メトロノームのテンポを元(BPM90)に戻し、最初と同じように歩きます。

そうしたときに、メトロノームを倍で鳴らしていたときの刻みをご自分の中でイメージできたら、この試みは成功です。

 

この、メトロノームを倍で鳴らしたときに、1歩と1歩の間で刻まれる(音が鳴る)タイミングを、俗に「裏拍」と言います

 

今回の試みは、自身の周期的な運動の中に表拍、裏拍それぞれのタイミングをイメージできるようにするためのものです。

頭では「裏拍は、ちょうど円を半周描いたタイミングだ」と分かっていても、そのタイミングを周期的な運動の中に落とし込まなければ、実際に歌ったり演奏したりすることができません。

とくに裏拍は、中級者でも自分の中にしっかりしたタイミングを持っていない人も意外といらっしゃいます。

こんなの簡単じゃん、と侮らずやってみてください。

 

さらに次回へ続きます。すいませーん。