TRIAL LESSON レッスンを体験しませんか
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管楽器でコードトーンを吹く④

前回のつづきです。

 

「半音サークル」を利用してインターバルを割り出していく。

今回はパーフェクト5th(完全五度)を割り出していきましょう。

パーフェクト5thはメジャーコード、マイナーコードのいずれにも使われている音です。

 

パーフェクト5th

ルートがそのコードの土台、もしくは大黒柱だとしたらパーフェクト5thはそれをガッチリ支えるもう1本の柱というイメージです。

 

半音サークルを時計に見立てたとき、

パーフェクト5thのインターバルは「ルートから7時間」になります。

7時間ということは、12時から7時ですね。

3時からなら10時だし、5時からなら12時、8時から3時、10時から5時ということになります。

 

これを「半音サークル」に当てはめてみると…

となるわけです。

簡単ですよね。

 

時計を7時間進めるだけ!

※くり返しになりますけど、半音サークル、つまり半音の並びがちゃんと頭に入っていることは最低限必要なので、ここだけはがんばってください。

 

 

異名同音問題

何度もしつこいと思われるでしょうが、異名同音について記載しておきます。

「#(シャープ)と♭(フラット)で2つ呼び名がある音についてはどちらで考えればいいの?」という疑問。

ひとまずは、「パーフェクト5thの音は、ルートからABCのアルファベット順で5つ目になる」と考えてください。

 

例として、ルートがBの場合…

ルートのBからB→C→D→E→Fとなりますので、F#と表現するわけです。音の高さとしては同じですが、Gbとは言いません。(#/♭の付け忘れに注意!)

 

「5つ目」だから「5th」と言うわけです。

 

 

ひとまず今回で「管楽器でコードトーンを吹くシリーズ」は終わりです。

この要領で、半音サークルを時計に見立てればさまざまなインターバルを見つけることが容易になるのではないでしょうか。

そうやっているうちに、時計で考えずとも何度はなんの音になるかが瞬時に分かるようになってくると思います。

ぜひ活用してみてください!