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【DTM】シンセサイザーとは2(フィルター)

前回の記事はこちら

 

アナログシンセサイザー(以下シンセと略します)をセクションごとに簡単にご説明、その2。

 

前回お話したように、

アナログシンセサイザー(以下シンセと略します)は特定の役割を持ったいくつかのセクションが集まってできています。

 

 

元となる音を発振するオシレーター(OSC)につづいて次のセクションはフィルターです。

 

・フィルター(Filter / VCF)

フィルターはOSCで発振した音を加工するセクションのうちの1つです。

フィルターをかけることで高音成分や低音成分を抑える(切る・消す)ことができます。

その名前からもなんとなく効果をイメージしやすいかもしれません。

極端なイコライザーとも言えます。

 

 

フィルターの種類

ローパスフィルター:任意の周波数より上の帯域をカットします。

 

ハイパスフィルター:任意の周波数より下の帯域をカットします。

 

バンドパスフィルター:任意の周波数帯「以外」をカットします。

 

ノッチフィルター / バンドストップフィルター:任意の周波数帯「だけ」をカットします。

 

さらに機種によっては、例えばローパスフィルターであればLP12、LP18、LP24のように、数字がつけられて細分化されているものもあります。

この数字はカットオフする「度合い」を表していて、数字が小さいほどやんわりと、数字が大きいほどズバッとカットします。

上の図で言うと、斜めになっている部分の角度が、数字が大きいほど垂直に近づきます。

 

 

カットオフ・フリケンシー(Cut Off Frequency )

上記の任意の周波数を決めるパラメーターです。

単にカットオフ(Cut Off)もしくはフリケンシー(Freq)と表記されている機種もあります。

フリケンシーとは周波数のことです。

 

 

レゾナンス(Resonance)

この値を上げることで、カットオフで設定した周波数帯を強調することができます。

シンセ特有のビョンビョンした音作りにはこいつをグイッと上げてやります。

 

 

シンセには必須と言えるフィルターですが、単体のエフェクターとして、またシンセ同様にサンプラーのいちセクションとしてなど、ちょいちょいお目にかかることがあります。

基本的には今回お話したことが分かっていれば、いずれにおいても活用することができると思います。

 

実際の楽曲制作ではローパスフィルターが使われることが多いので、まずはローパスフィルターで遊んでみてください。

レゾナンス値をある程度上げた状態で、カットオフを上げ下げするとエフェクティブなサウンドが得られるはずです。

 

 

つづきはこちら