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【ヴォーカル】「歌が上手い」について考えてみる


今日から9月です!2学期!

個人的にはまだまだ夏気分に浸っていたいですが……。

 

さて今日は「うた」について、です。

 

 

歌が上手いってのは憧れますよね。

 

私も歌が上手くなりたいと常々思っています。

 

でも、歌が上手いってのはどういうことなのか、これはしばしば物議を醸します。

 

 

カラオケバトルなる番組がありますね。

あれに出てる方たちは、音程や強弱などをもとに採点する機械によれば、かぎりなく100点に近い点数を叩き出していて、かなり正確な歌唱をしていると言えると思います。

 

でも、いかに正確に上手く歌えるか、を競うというこの手の歌唱に対して、よく見聞きするのは、「ああいうのはあくまでカラオケ的な歌唱で、心に訴える(響く)ものはない」といった旨のネガティブな反応です。

 

???

「心に訴えない(響かない)=上手くない」なんでしょうか?

 

確かに「極限にまでコントロールされた身体の運動」は、それだけで心に訴えるかもしれませんが、それでも、心に訴えるかどうかなんて受け手の心持ちしだいだし、ほとんど個人の好き嫌いですよね。

それに「上手い=心に訴える」ならば、心に訴えさえすれば、音程やリズムはメチャクチャでも上手いということになるのでしょうか。……それはないですよね。

上手いかどうかというテーマに対して、心に訴えないからダメってのは、なんだか話のすり替えのような気がします。

 

 

機械による採点と人間の耳や脳による判断が同じなわけがないし、機械の方が正確で良いとは一概に思いませんが、カラオケバトルに出ている方たちはみんな上手だなーと、私は素直に感心しています。

 

というかはっきり言って、テレビやラジオから流れてくる歌唱のほとんどは、一定水準以上には上手いと思います。

歌手の誰それを指して「あいつは下手くそだ」という声も聞かれますが、それでもおそらく一般のアマチュアレベルからしたら相当に上手いはずです。(まー、今やアマチュアでもむちゃくちゃ上手い人がゴロゴロいますが。)

 

音程やリズム、抑揚を正確にコントロールするってことは、けっして容易くはないですもんね。

 

 

ただ、そもそも、この手の番組のように

「上手さを競う」ということについては大いに疑問はあります。

こと音楽を楽しもうとする場合には。

 

上達欲を否定しているわけではないですよ。切磋琢磨とかそういうのだったら良いのかもしれませんが。

 

 

は~~、歌が上手くなりたい。

でも心に響かないとも言われたくない。

 

……ま、楽しく歌うのが一番ですね!