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【ピアノ】キーボーディスト②ジョー・ザヴィヌル

キーボーディストと言って、この方を挙げないわけにはいかないでしょう。

 

ジョー・ザヴィヌル

 

です。

 

ジャズフュージョンで、ピアノに限らずキーボードを積極的に使ったプレイヤーには、当然ハービー・ハンコックがおりますが、やはりハービーにはモダンジャズおよびピアニストとしての出自が強くあります。

チック・コリアという声もあるかもしれませんが、ことエレクトリックなジャズに限っては、もしくはキーボーディストとしては、ジョー・ザヴィヌルが筆頭ではないでしょうか。

 

ジョー・ザヴィヌルは、アルトサックス奏者のキャノンボール・アダレイのバンドでプレイしていた頃からローズ(エレクトリック・ピアノ)を弾いています。

帝王マイルス・デイヴィスのエレクトリック期より前です。

 

その後の彼は、マイルスに招集され一連のディープな録音を残し、伝説のバンド「ウェザー・リポート」を作ります。

ウェイン・ショータージャコ・パストリアスピーター・アースキンなどを擁したウェザー・リポートは、ジョー・ザヴィヌルのシンセサイザーによって、ただアグレッシブなだけではない先進的な演奏を展開します。

 

ウェザー・リポート解散後は、晩年まで自身のバンドでアフリカのリズムやワールドミュージックに接近し、壮大なサウンドスケープを聴かせてくれました。