前回、初心者~中級者にオススメのアコギ、ということでいくつかピックアップしましたが、
けっきょくのところ、チューニングが安定していて弾き心地が悪くなければ「なんでもいい」というのが自論です。
でももちろん、質の高い楽器、鳴りの良い楽器はやっぱりいい。
ということで今回は、前回よりももう少し高い価格帯(グレード)の楽器をご紹介してみたいと思います。
C.F. Martin 000-15M
マーティンの中では安いモデル。ややコンパクトな000シリーズで、総マホガニーという珍しいモデル。
Guild F-150
マーティンともギブソンとも違う個性を打ち出しているギルドというブランドです。
Fシリーズはボディが大きいタイプ。総単板で、ローズウッドを贅沢に使っています。
K. Yairi YF-00018
ヤイリは高品質なギターを作る国産ブランド。 ※S. Yairiとは別のメーカーです。
国内外に愛用者がたくさんいます。これは000タイプですね。
Takamine SA761
タカミネも素晴らしいギターを作っています。ヘッドがかっこいい。
価格帯としては10万円〜でピックアップしてみました。
このあたりの価格帯から総単板のモデルが出てきます。
総合板の楽器と総単板の楽器を弾き比べると、これはあきらかに違いがあります。
総単板の楽器は、音量、響きともに(値段が)高いだけあるな、と思わされます。
ライブやレコーディングの際、マイキングして諸々の調整をしてしまえば、その差もあまり関係ないかもしれませんが…。
それでも生音が良いっていうのは、弾いていてすごく気持ちがいいですからね。
合板、単板の違いの他、素材の木や構造によって音のキャラクターが変わってきます。
このあたりは好みですね。
個人的には、スチール弦のアコギには、ある程度シャキッとした音を求めています。
ネックの太さや厚み、指板の幅、フレットの形状は弾き心地に関わってきます。まぁ、よっぽどでなければ、しばらく使っていけば慣れてくるので、さほど気にしなくてもいいかと思いますが。
もう少し予算をあげて考えると、当然、ギブソンも選択肢に入ってきますね。J-45あたりがスタンダードかな。ラウンドショルダーで、見た目も個人的には好き。
私がずっと愛用している、アストリアスのギターも良いです。アストリアスの楽器はすべて、福岡は久留米の工房で職人さんがハンドメイドしています。
でもまぁ、お金があるなら、マーティンにしておけば後悔はないんじゃないかな。
迷ったら王道。
ちなみに私は、一度もマーティンのギターは所有したことないです。
もし、どれでも好きなアコギを1本プレゼントするよ、と言われたら…
うーん、ギルドですかね。w
あと、テイラーというブランドも有名ですが、純然たるアコギよりもどちらかというとエレアコのイメージなので、今回は外しました。
エレアコとはなんぞや?ということも含め次回、ご紹介していきます。