一昨日に続いて、
年末年始でスキルアップ!
音感を鍛えよう
その②です。
今回は「Do-Re-Mi」の3音に限定した練習。
・まずは音源を流し、楽譜を見ながら一緒に声を出して歌いましょう。
・何度か歌って慣れてきたら、音源なし(アカペラ)でも歌ってみましょう。
・アカペラでもスラスラ歌える(いい加減な音程にならないように注意です。)ようになったら、音源をランダムに再生したとき流れるメロディを「Do-Re-Mi」で聴きとるということにもトライしてみてください。
この練習をしていくと、「Do-Re-Mi」の3音だったら、歌うのも聴きとるのもドンと来い!になります。
「Do-Re-Mi」の3音だけでは、当然、全てのメロディーを歌ったり聴きとったりすることはできませんが、「歌える」「聴きとれる」という感覚は感じてもらえると思います。
この延長上に「Do-Re-Mi-Fa-Sol-La-Ti」の7音を「歌える」「聴きとれる」という世界観があります。
その力は確実に身につけることが可能ですので、まずは「Do-Re-Mi」からスタートしてみてください!
〜以下、注意事項と説明〜
音源や楽譜はCメジャーキーですが、アカペラで歌うときにそのキーでなくてもかまいません。
実際の音高よりも、メロディーにおいての音の関係(次の音へどのくらい高くなるか、どのくらい低くなるか)を大事にしてください。
そして、「ドレミ」は実際の音高を気にせず、歌詞だと思ってそのままで歌ってください。
例えば、よく知っているメロディーを口ずさむとき、自分が歌いやすい高さで歌いますよね。
それが元の曲の高さと同じとは限らないし、なんなら口ずさむたびに多少違う高さになっていることもあるでしょう。
これは、元の曲と違うキーで口ずさんでいたり、口ずさむ度にキーが変わっていたりするということです。
それでも、「あの曲のあのメロディーだ」と分かるということは、実際の音高よりも、音の関係性(音高の推移)が重要だということです。
この音の関係性に「ドレミ」をひも付けたものを「階名」といい、階名で歌うことを「階名唱」といいます。
スクールでは階名唱、とくにトニックソルファという方法を推奨しています。
これについては以前、ブログに書きましたので、この辺りをご参照ください。
今回のこの練習によって身につける、もしくは強化する音感は「相対音感」というやつです。
相対音感は、音楽を楽しむうえで絶対音感よりも大事な力です。
これを続けていけば、きっと聴こえ方が変わってきますので、がんばってみてください!
楽譜のPDFファイルはこちら Do-Re-Mi
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11