
やややっ!
またしてもカッコイイやつを見つけてしまいました。
こちらをご覧ください。
どーですか?カッコよくないですか?
私はこの感じ、好きですね~。
動画の詳細を見てみると、Ksenia Parkhatskayaという人のプロジェクトみたいです。
このお名前はなんて発音するんですかね…。クセニア・パラツカヤ?雰囲気的にはロシアの方でしょうか。
この方は、ダンサーであり振付師でありシンガーでもあるようです。
そして、旦那さんがベーシストのDavid Duffyという方だそうで。この方はロシアって感じじゃないですね。
「Something Else」と聞くとブルーノートの名盤のアレを連想しますが、あっちは「Somethin’ Else」なんですね。
異なる曲です。
KseniaとDavidによる作曲だそうで、こちらの「Something Else」は、キャノンボールやマイルスのそれよりももっと古いスタイルを狙ってるんですかね。
スペインはバルセロナのスタジオにてヴィンテージ機材を使って録音したそうで、参加しているのもバルセロナのミュージシャンとのこと。
これは映像とセットで楽しむ作品ですね。
モノクロの映像は、何もないシンプルなセットに3人のダンサーが。
ダンスはスウィング~ビバップのスタイルで、随所で、いわゆる「音ハメ」をビシッと決めてくるあたりは、さすがに音も振りも自作自演だけはあります。
演奏はスウィングマナーなアンサンブルやソロですが、所々に「今」を感じます。
それは演奏だけじゃなく、ダンスや映像、録音、衣装やヘアメイクにいたる全てで感じたことで、古さの中に今っぽさがある。
まぁ、この感じ、この手法自体は珍しいものじゃないですよね。
なんていうんですかね、こういうの。
レトロフューチャーでもなし…。Ols Is New?いや、温故知新っていうより、古いものと新しいもののブレンドですね。そのブレンド加減が、かなり古い方寄りになっているんだけど、完全な単なるOldじゃないと言うか。
こういうのが好きなんですよ。ええ。単純に。
1930年代を舞台にした映画のワンシーン、となればその再現度は妥協したくないところですが、この手の作品はそうではない。
あくまでも「今」の表現なんですよね。
いや〜、ピアノ、気が利いてていいですね〜〜。
サックスも知らないプレイヤーですが、ひさしぶりに「おっ」と思う音色・ニュアンスの演奏でした。
クレジットによるとピアノはMarc Martin、サックスはGabriel Armagantという方でスペインの若手らしいのですが、調べてもあんまりよく分かりませんでした。
世界は広いですね~…。
Ksenia ParkhatskayaのYoutubeチャンネルから他の動画もいくつか貼っておきます。
音楽はありものの音源を使っていることが多いですが、選曲がニクイ。
そしてダンスが素晴らしいですね。