レッスンにいらっしゃる生徒さんも例に漏れず、ほとんどの方が、歌や楽器を始めるときには「誰それの〇〇という曲が演奏したい(歌いたい)」と思うことでしょう。
それはまったくもって自然なことだと思います。
その先もずっと既存の曲を歌ったり演奏していくことに何も問題はありません。
ですが、既存の曲をある程度モノにしていったら、
オリジナル曲を作ってみる
ことを、私はオススメします。
オリジナルと聞いて、「そんなの絶対ムリ!」と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことありません。
きっと想像よりも簡単に作れちゃいます。
出来上がる曲は拙いものになるかもしれませんが、プロの作曲家やミュージシャンだって、一作目からプロクオリティで作れたわけではないですからね。
最初はパクリでも良いと思います。
パクリって言い方がよくないか。w
模倣ですね。
あと、凝ったものじゃなくて良いと思います。
名曲と言われているものほどシンプルだったりもしますしね。
歌詞とメロディー、そしてコード進行があれば、胸を張って「作曲した」と言っていいです。
なんならハナウタでも。
もちろんインストなら歌詞はいらないですね。
メロディにコードを付ける術(すべ)がなければ、最初のうちはそれが出来る人に手伝ってもらうのもアリだと思います。
興味・関心があれば、GarageBandなどのアプリを使い、ドラム、ベース、キーボードなどを曲のイメージを膨らませて打ち込んでみるのも楽しいです。
で、
なぜオリジナル曲を作ることをオススメするかというと、
単純に音楽がより楽しくなるであろう、ということはもちろんですが、具体的には
自分で作ってみることで音楽のいろんなところに関心が湧き、良い意味で拘りが強くなると思うからです。
その結果、既存の曲を歌ったり演奏したりしたときにも、きっと良いフィードバックがあるはずだと思うからです。
それまではなんとなく歌っていたとしても、自分でオリジナルの歌詞やメロディを考えてみると、既存の曲の歌詞やメロディーに込められたものももっと読み取って、イメージを膨らませながら歌うようになります。
メロディにしか耳が向かなかったのが、自分でコード進行を考えるようになると、自然とハーモニーにも意識が向くように。
リズムを打ち込んでみることで、リズムへの理解が深まり、感覚も強くなります。
どうですか?
良いことずくめですよ?
それになにしろ、何かを創造するというのは本当に素晴らしいことですから。
「まだ早いよ…」「そのうちね…」と言わず、ぜひ作ってみてください。
私のオリジナル曲を貼っておきます。自信作です。w