音楽をやっている人たちの会話の中に、「〇〇さんは耳が良いよねぇ」みたいな言葉を聞くことがあります。
これ、どういうことだか分かりますか?
ここで言う「耳が良い」とは、聴力のことじゃありません。
じゃあ何か。
これは、「音楽を聴き取る力が高い」ということを意味しています。
また、もう少し狭い意味で「音程を聴き取る力が高い」ことを指して使う場合も多いかもしれません。
私は、この「音楽を聴き取る力」を伸ばして使うことが、音楽を楽しむうえではとても有効だし大事だと思っています。
事実、私の周りで音楽を楽しんでいる人には、多かれ少なかれ「音楽を聴き取る力」を使っている人がほとんどです。
プロでもアマチュアでも。
広義に言うところの「音楽を聴き取る力」は、例えばDJの人たちを見ていて、その能力の高さを感じることがいっぱいあります。
リズムや、音色、音質、音の広がり…。
彼らはホントに耳がいいな〜と思います。
狭義には「音程を聴き取る力」について、でした。
このブログでももう何度となく書いてきていますが、この「音程を聴き取る力」は大人になってからでも練習すれば必ず身につきます。
というか、そもそも、誰にでもある程度は備わっています。すでに。
問題は、それを音楽をするとき(歌うとき、楽器を演奏するとき)に使うかどうか。
使っていない人、じつはけっこう多いんじゃないでしょうか。
そして、誰にでも備わっているそれを、音楽用にチューンナップしていけるかどうか。
これはもう、練習しかないです。
習慣と言ってもいい。
※「音高」を正確に聴き取る力ではなく「音程」を、です。ここポイントです。
ということで私も、ひさしぶりに練習としてのコード進行の耳コピなるものをしてみました。
ちょっと懐かしの日本のポップスを3つ。
本当なら、一回聴いただけでパッと分かると良いんですけどね…。
左のはほぼ一回でいけましたが、真ん中のはちょっと時間かかっちゃいました。
何の曲だか分かりますか??
あ〜〜、もっと耳が良くなりたい!!
でもこれでも昔に比べたらだいぶ良くなったんですよ。
自分より耳が良い人を羨ましく思う気持ちはありますが、焦らずコツコツやってます。
もっともっと、って思えることがあるっていうのは幸せです。