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カシオの鍵盤が熱い

 

カシオといえば、デジタル時計、電卓、そして電子楽器をメイン製品とするメーカー。

 

正直なところ、あくまで「個人的には」ですが、以前の電子楽器の分野でのカシオにはさほど良い印象を持っていませんでした。

ヤマハ、ローランドといったメーカーに比べると、本格的なイメージが持てなかったと言うか…。

すみませんカシオさん。

 

 

しかし!

そんなカシオの鍵盤楽器が今、熱い!

 

いや、ずっと熱かったのかもしれませんが、だとすれば恥ずかしながら私は今になって気づきました。

 

他のいわゆる楽器メーカーが、みな同じような具合に高音質、多機能を追求するのを横目に、用途、シチュエーション、対象者といった様々なニーズに合わせた製品をリリースしてきたのがカシオです。

とくにミニキーボードの分野や、これから鍵盤をやってみたいと思う人を対象とした製品、いろんな場所で気軽にキーボードを演奏したいというニーズに応えた製品などは、他社を何歩もリードしている、いわば独壇場です。

カシオの電子楽器HPはこちら

 

 

いくつかここにご紹介しておきます。

 

 

小さいものからいってみましょう。

まずはミニキーボード。

SA-46

小さいサイズの鍵盤で32鍵、2オクターブ半です。(44鍵モデルもあり)

私の姪や甥も使っています。w

100の音色、50のリズムパターン、10曲のデモが入っていますが、個人的にはそんなにいらない。爆

大人にとってはどこにでも持って行けるコンパクトさが最大の魅力。

ヴォーカルや管楽器をされる方には、音取りやハーモニーの確認にもってこいです。

スマホのアプリで事足りるようでいて、やっぱり実機は良い。

鍵盤楽器をお持ちでないようなら、これをひとつ持っておくと良いと思います。

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お次は、出ました!光るキーボード!

LK-512

標準サイズの61鍵盤、5オクターブです。

ピアノ(鍵盤)初心者が曲を弾けるように、というコンセプトで作られており、次に弾くべき鍵盤が光って教えてくれます。

ただ光るだけじゃなく、リズムに特化した練習や、ワンフレーズごとの練習もできる。

指使いも教えてくれる。採点もしてくれる。

……って、この商品をあまりレコメンドすると、仕事がなくなります。w

さらにアプリと連動させ、最新ヒット曲などをダウンロードできるそうで。

いや~すごいわ。

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お次は、伝統のカシオトーンが復活!

CT-S200

カシオの電子楽器の歴史は、1980年に発売された”カシオトーン”から始まりました。それから数えて今年は40周年ということで、カシオトーンが現代に蘇りました!

標準サイズボックス鍵盤、61鍵。400音色、71リズムパターン。

持ち手が付いたポータブル&シンプルなデザイン。

そしてなんと言ってもその軽さ、3kg

操作面も無駄が排除されています。(謎のEDM体験モード付きですが。)

これが1万円台とはついポチッといきたくなってしまいます。

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お次は電子ピアノ。

PX-S1000

カシオの電子ピアノと言えばこのPrivia(プリヴィア)シリーズ。私も1台所有してます。

もう何代目か分かりませんが、現行のプリヴィアはヤバイです。

カッコいいです!

最近、生徒さんがこれの赤色を購入されたそうで、いいなぁ!と思いまして。

もちろんピアノタッチの88鍵盤ですが、めちゃくちゃスリムです。奥行き23cm

そしてツルっと真っ平らなボディ。

鍵盤のタッチと音質には定評がありましたが、それが一段とレベルアップしつつ、このスタイリッシュなボディに収まっているとは

楽器の見た目って、じつはけっこう重要ですよね。そんなわけで、同価格帯の電子ピアノでは一押しです。

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そして、ハイブリッドピアノです。

GP-510BP

ハイブリッドとは、生のピアノと電子ピアノの掛け合わせ、ということ。

カシオは電子楽器メーカーですので、これも然り電子楽器です。ですが、演奏するための機構(発音するための機構ではなく)は、生のピアノそのもの。しかもグランドピアノの。しかもベヒシュタインの!

そうです、このピアノ、ベヒシュタインとの共同開発。ダブルネームなのです!

まずはその鍵盤のタッチが素晴らしい。

そして音ですが、3種類のピアノの音色があり、中でも”ベルリン・グランド”は素晴らしい。(語彙力)

スピーカーの配置や向きも研究されていて、座って弾いてみると本当に気持ちがいい。

一昨年の楽器フェアでは、カシオブースで気持ちよくてずっと弾いていました。(1つ前のモデルを)

そしてやはり見た目もいい。

この手のアップライトピアノ型の電子ピアノはビミョーな仕上げの物も多いですが、これはピアノらしい艶やかな黒の光沢仕上げ。

これ、メッチャ欲しい。w

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こうやって挙げてみると、プロダクトとしてのデザインの良さが、近年のカシオの勢いに一役二役買っているかもしれないですね。

 

楽器メーカーというと、詳しく調べないと違いが分からないような製品がいくつもラインナップされていたりしますが、カシオは、小さな子供向けから超本格ハイブリッドピアノまで、ムダのないラインナップ。

そして、これは楽器部門だけでなくカシオの時計や電卓にも言えるのかもしれませんが、安いんですよね。値段が。でもカシオに関しては、安いから品質が低いわけじゃないということは、私も気がついていましたよ。

 

 

 

そして一方では、古いカシオのキーボードを再評価する向きもあります。

その代表が、”カシオトーン MT-40”です。

私の好きなジャマイカの音楽に、「Sleng Teng(スレンテン)」というスタンダードなリズムトラックがあります。このリズムトラックは”カシオトーン MT-40”を使って作られたと言われています。

 

 

そして、カシオ初のシンセサイザー”CZ-101”。これも名機ですね。

今にしても珍しい「フェイズ・ディストーション式の音源」を使って、個性あふれるサウンドメイクができます。

やはり、ダンスホールレゲエやテクノ、テクノポップなど当時の新鋭音楽で使われました。

 

 

 

というわけで、こんなに素晴らしいカシオさんのこと、ずっとナメててすみませんでした。

懺悔。

このブログでこうやって紹介したところで私には何も入ってきませんが、せめてもの償いも兼ねて書いてみました。

 

これから鍵盤(ピアノ・キーボード等)を初めてみようという方、そろそろ楽器をステップアップさせたいと思っていた方、新しい楽器の購入にあたり、カシオの鍵盤も選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。

 

 

ちなみに、鍵盤楽器以外では、スマホのアプリで面白そうなものもリリースしているカシオさん。

こちらはまだ未体験なので、使ってみてそのうちまたリポートしたいと思います。