コードネームってややこしいですよね。
かねてから、生徒さんにコードネームとコードのつくりを説明するとき、
一般的に使われているコードネームがなんとも分かりにくく苦労しています。
もうすっかり分かっている人からすると、そんなにややこしくは感じないかもしれませんが、
とくにメジャーセブンス、セブンスあたりが分かりにくいようです。
なんでこんな分かりにくい名前が付けられたのか…。
そう嘆いても、もはやこれがスタンダードと化していますから、慣れていくしかしょうがないですね。
そこで、こんな表を作ってみましたよ。
表のPDFはこちらコードネーム表
この表の「意味」という欄に注目してみてください。
じつは、CMaj7(シーメジャーセブン)の「メジャー」はCに掛かっているのではなく、7に掛かっているのです。
メジャーコードの「メジャー」ではなく、長7度を英語で言うところのメジャーセブンスの「メジャー」なのです。
そういう意味では、CMaj7(シーメジャーセブン)は、シーメジャー・メジャーセブンスと解釈するといいと思うわけです。
であるならば、C7(シーセブン)は、シーメジャー・マイナーセブンスと考えることができます。
C-7(シーマイナーセブン)は、シーマイナー・マイナーセブンスですね。
ただそれだと、いちいち長すぎてまどろっこしくなってしまうんですね。きっと。
だから分かっている者同士でのコミュニケーションでは、もっと短い言い方になっていったのでしょう。きっと。
「ちょっとゴチャゴチャしてたんだよな…」という方は、いったんこの表の「意味」のところを見て整理していただくと分かりやすいかと思います。ぜひ。