↑「そうだ、俺もサックスやろう」というサイトからお借りしました。
サックスに限らず、実際に私がいろいろな楽器に親しむために行っていることで、楽器や音楽と仲良くなりたい方にオススメしたいこと。
それは、インターバル(音程)を把握するということです。
このことについては後日お話をするとして、今回はその準備段階として押さえておいていただきたいことをお話します。
まず1つめは「すべての音に対し運指と音名を結びつける」ということです。
・◯という音が鳴らしたければこういう指の押さえ方だ
・この押さえ方なら◯という音が鳴る
ということですね。
「え、まずそれを分かるようにすることは当たり前でしょ?」
と思いましたか。思いますよね。
でもじつは、サックスを始めて発音できるようになった後にすぐに曲の練習に入って、1曲終わったら次の曲…と進めてきた方に意外と多いのが「すべての音に音名と運指が結びついていない」状態です。
原因としては
・曲を吹くにあたって、その音の移り変わりを指の動き(運動)として覚えるだけになってしまう
・取り組み中の曲に出てくる音しか吹かないのでなかなか全体(すべての音)が把握しづらい
・その曲に出てくる音をそのときだけ覚えるので、次の曲で使わない音を忘れてしまう
といったことが考えられます。
この状態は例えるなら、算数をしようとしたとき、0~9までの数字の内いくつか…例えば3と7という数字を知らない(存在が分からない)でいるようなものです。
実際、レッスンや合奏など他人とコミュニケーションをとるにあたって、また、自分の中で吹きたい内容を整理するにあたって、やっぱり音名というものは必要ですし有効に活用していきたいですよね。
そして2つめは「半音の並びで音の関係を整理・把握する」ということです。
Cの半音上はC#で、C#の半音上はDである、さらにDの半音上はD#で……
同様に、Cの半音下はB、Bの半音下はB♭、B♭の半音下はA……
といったことですね。
これも分かっている人からしたら当たり前じゃん!ということかもしれませんが、最初はその整理・把握に苦労する方は少なくありません。
このことが分かっていない・整理できていない状態も算数に例えるなら、小さい方からの数列が0123456789となるところを→0325147689??とか、なんでもいいんですが、そんな具合に整理できていないということになります。
これでは足し算も引き算もできませんよね。
これが整理しづらい原因は、どうだろう。
音の高さやその移り変わりを意識せずに、楽譜に書かれている音をただ吹いているだけではなかなか整理できないかもしれません。
いずれにしても、そんなに膨大な数のものではないので、まぁ、覚えてしまいましょう!
ということで、半音階(半音で上がったり下ったりする音の階段)を吹いてください。しっかり音名を意識しながら。上がっていくときは#を、下っていくときは♭を使っていくと漏れがなくて良いと思います。
音を出して吹けないときは、音名を言いながら運指していくだけでも十分です。
どうですか?
「A♭!」と言われてとっさに吹けますか?
さらにそのA♭の半音上下にはなんという音があるか分かりますか?
いずれもパッと運指できますか?
・・・・・・と、ここまで書いて、肝心なことが抜けているのに気がつきました。
次回に持ち越しです。
すみません。
必ず合わせて読んでくださいね。