知ってましたか?
サックス、とひとくちに言っても、じつはいろいろあるんです。サイズが。
もっとも一般的なのは
アルトサックス、テナーサックスあたりですね。
アルトはやや小ぶりで、テナーはそれよりひとまわり大きくなります。
そして、アルトよりも小さく、管体がカーブせずまっすぐなタイプが多いのが、ソプラノサックス。
テナーよりも大きく、もはや持って演奏するのが大変そうなのがバリトンサックス。
と、ここまでが一般的でして。
ソプラノよりもさらに小さなソプラニーノサックスや、バリトンよりさらに大きなバスサックスというのもあり…。
さらに、
ソプラニーノよりも小さなソプリロサックス(ピッコロサックス)、バスサックスよりも大きなコントラバスサックス、それよりさらに、とんでもなく大きなサブコントラバスサックスなんてのもあります。
サックスにかぎらず、アコースティックの楽器は通常、サイズが小さいほど音が高く、大きいほど低くなります。が、こんなにバリエーションがあり、顕著にサイズが違うのはサックスくらいじゃないでしょうか?
サックスの種類は、小さい(高い)方から順に
・ソプリロ(ピッコロ)
・ソプラニーノ
・ソプラノ
・アルト
・テナー
・バリトン
・バス
・コントラバス
・サブコントラバス
となります。
ソプリロサックスとサブコントラバスサックスでは、もはや同じ種の楽器であることを疑うほどの大きさの違いです。
でも、これらは基本的にはすべて同じ吹き方、同じ指使いなのです。
吹奏感はだいぶ違うと思いますが。
やはり一般的なイメージのほとんどは、アルトかテナーでしょう。
おそらく多くの人にとって吹きやすいのもこの辺りで、小さすぎても大きすぎても大変なんだと思います。
私も実際に所有しライブ等でも吹くのは、ソプラノ、アルト、テナー、バリトンだけで、ソプリロ、コントラバス、サブコントラバスにいたっては実物を見たことすらありません。
サブコントラバスとか…なんかのモニュメントですかね。
一度は吹いてみたいですけどね。世界に数本(数台?)しかないらしいです。
この方はサブコントラバスとソプリロを両方吹いてますね。極端で好きです、こーゆーの。
あ、ソプラノよりも小さいサイズのものは、基本的にはストレート管です。
サックスというと管体がカーブしているイメージだと思いますので、知らないと金のクラリネットか何かと間違うかもしれません。
ここで覚えて
「あ~あれは、ソプラノサックスって言ってね…」
と知ったかぶりしてみてください。