festina-lente music school のヴォーカル/ピアノ講師のchie。
そのchieのジャズピアノの師匠、坪口昌恭さんの著者「神曲のツボ!「カッコいい」の構造分析」をようやくゲットしました。
タイトルからして私が好きそうな匂いがプンプンしております。
まだすべては読み終えてはいないのですが、初めて気付かされることや真似してみたい作曲やアレンジのテクニックが57項目も詰まっていて、非常に価値が高い本だと思います。
音楽はとても感覚的なものなので感じるがままに楽しむのが一番なのでしょうが、その音楽を作っている人たちはというと必ずしも感覚的に創造しているわけでもありません。
むしろ多くの場合、先達が残した技法をアレンジしたり掛け合わせたり、たくさんの頭を使った工夫がなされています。
それはまるで緻密に計算された職人技のようでもあります。
また、感覚的に作られたものや偶発的に生まれたものにも、紐解いてみると「なるほど〜」と思える事象があるようです。
「カッコいい曲」はなぜカッコいいのか?
そこにはちゃんとした秘密があったのです。
この本はその分析を坪口さんならではの切り口と語り口で書かれており、とても面白く読み進められます。
作曲・編曲をされている方やご興味ある方をはじめ、多くの音楽好きにオススメの一冊です。ぜひ!