ポピュラーミュージックの場合、コードという概念やそれを使ったコード演奏といったものが非常に汎用性があります。
ただ、コードと言ってもたくさんあって、覚えるのも演奏するのも一朝一夕にはいきませんよね。
でもじつは、1曲に使われるコードの種類ってそんなに多くありません。(もちろんたくさんのコードが使われている曲もありますが。)
しかも、1曲によく使われるコードっていうのは、わりと決まりきっているんです。
それをダイアトニックコードって言います。
ダイアトニックコードは曲のキーに準じて7つあります。
これがその曲の「主要キャスト」であり、チームスポーツで言うところの「スタメン」だと思ってください。
キーやダイアトニックコードの詳しい説明はここではすっ飛ばしますね。
コードの種類はあまたありますが、1つの曲には7つの主要コードがあると。
さらに言えば、その中でもとくに3つのコードが中心となっており、これを俗に3コードと言ったりします。
さらにさらに言えば、その3コードの中でも「真の主役」と言うべきコードが1つあります。これをトニックコードと言います。
ま、用語はあんまり気にしなくていいと思います。
ということで
数多のコード>7つのダイアトニックコード>3コード>主役のトニックコード
という具合に絞られるわけです。
これが分かっていると1曲の中で出てくるコードの検討がつくし、慣れてくるとコード進行(次にどんなコードが来るか)も予測できるようになります。
わお!すごい!
そんな便利なダイアトニックコードを学んだり練習したりするのにぴったりな曲をいくつかあげておきますね。
コード進行を調べて弾いてみてください。
同じキーの曲では同じようなコードが使われているはずです。
Let it be / The Beatles Cメジャーキー
空も飛べるはず / スピッツ Cメジャーキー
チェリー / スピッツ Cメジャーキー
桜坂 / 福山雅治 Gメジャーキー
Stand by me / Ben E. King Aメジャーキー
マリーゴールド / あいみょん Dメジャーキー
恋するフォーチュンクッキー / AKB48 Dメジャーキー
Please Mr. Postman / The Marvelettes Dメジャーキー
おどるポンポコリン / B.B. クイーンズ Eメジャーキー