なぜかは知りませんが、今日のTwitterのトレンドに
小室哲哉さん
が入っていました。
私も世代なので、小室さんの曲はたくさん耳にしております。
非常に多くのヒット曲を残した彼の作品群の中でも、個人的にベストワークだと思うのは、ダウンタウンの浜ちゃんとのプロジェクト「H Jungle with T」です。
ここでの小室さんは、当時彼が夢中になっていた「ジャングル(Jungle)」という音楽をJ-Popに大胆に取り入れています。
ジャングルは1990年台に誕生したダンスミュージック。
元は、たまたまレゲエのレコードを速回しでかけたところから生まれたそうです。
その後、イギリスはロンドンで当時のレイブミュージックなどと混ざって発展したと。
UKのジャングルは、ラガマフィン(略してラガ。≒ダンスホールレゲエ)スタイルのトースティング(ラップのようなもの)と高速ブレイクビーツ(テンポを上げたドラムのサンプルを切り刻んで再構築したもの)、さらにブンブン唸るベースなどを主な要素として構成されていました。
小室さんはその手法に則りながらも、ハーフテンポ(半分のゆっくりしたテンポ)でのレゲエ然とした裏打ちも使い、その頃から現在に至るまでこの手のダンスミュージックで重要な「倍/半分のテンポが同居するリズム」を作っています。
ジャングルをポップスとして成り立たせるバランスも素晴らしいですね。
リミックスではもっとジャングルしてます。
ジャングルはその後、テクノやジャズなどを取り込み洗練されていく一方でレゲエ色は薄まり、ドラムンベース(Drum’n Bass)へと発展していきます。
ただ、ジャングル自体がなくなってしまったわけではなく、今も新しいジャングルは生み出されており、今の感覚ではむしろフレッシュに聴こえたりもする、かも。
H Jungle with Tは3枚のシングルをリリースしただけで活動は途切れてしまいましたが、今また再開して欲しいですね。
ゴリゴリのジャングルで。
いくつかカバーも見つかりましたが、これ聴くとやっぱり浜ちゃんのダミ声がよかったのかもしれませんね。なんとなくラガとゆーか。w
てか、何してんスか小室さん!w
浜ちゃんとのコラボの話があった時点で「ジャングルで(なら)行ける!」と思ったんでしょうね。小室さんはやっぱキレてますね。
ちなみに小室さんは「世界で初めてジャングルで100万枚を売り上げたプロデューサー」だそうです。(Wiki情報)
小室さんについてはあらためて書いてみたいですね。
ジャングルについても、ジャンル記事の方でまた出てくると思います。(いつになるかは分からないけど)
あと、ダウンタウン関連で言うと、「GEISHA GIRLS」というとんでもないやつもありますね。w
これについてもまた機会があったら書きたいです。