今日からは、いよいよベースです。
個人的には、もっともシブくカッコいいパートだと思うベース。
今やバンドにおいても、目立つヴォーカリストやギタリストじゃなく、ベーシストが一番セクシーでモテる、というのもよく聞く話。
しかしながら、ベースというのはどんな楽器なのか、どんな音なのか、どんな役割なのか、いまいち分からないという方もいらっしゃるかと思います。
そんなわけで、ベースについてお話していきます。
まずどんな楽器なのか。
ポピュラーミュージックで使われるベースは、ざっくり2つに分けられます。
ひとつはオーケストラなどでも使われる「コントラバス」というやつです。
バカでかいヴァイオリンみたいな見た目で、縦に構えて演奏します。
ヴァイオリンやチェロと同じように4本弦ですが、それらとはチューニングの法則が違い、ギターの低音部の1オクターブ下でチューニングします。
後述するエレキベースには、ギターと同じフレット(指板に打ち込まれた金属。これによって半音ごとの正確な音高が容易に鳴らすことができる。)がありますが、コントラバスにはありません。
奏法は、クラシック音楽ではアルコ(弓弾き)が基本ですが、ポピュラーミュージックにおいてはピッツィカート(指弾き)が一般的です。
エレキベースが世に生まれる前は、ベースといえばこれでした。
なので、ジャズやカントリーなど比較的古くからあるジャンル、もしくはアコースティックなアンサンブルにおいてよく使われます。
ただ、ポピュラーのアンサンブルにおいてはピックアップで音を拾ってアンプから鳴らすことも多いです。
日本ではよく「ウッドベース」と呼ばれますが、海外では通じないらしいです。
もうひとつは「エレキベース」。
ポップスやロックのバンドではこちらの方が一般的ですね。
ベースギターとも呼ばれるくらいで、パッと見ではエレキギターと区別がつかないかも知れません。
一番分かりやすい違いは弦の数で、ギターが6本なのに対してベースは4本です。(ギターにしてもベースにしても、もっと弦の数が多い楽器もありますが、基本的にはギターが6本、ベースが4本です。)
あとはネックがベースの方が長いですね。ギターよりヒョロ長いのがベースです。
エレキギターと同じように、シールドと呼ばれるケーブルでベース用のアンプに繋いで鳴らします。
チューニングはコントラバスと同じ。
コントラバスとは違いフレットがあります。そういう意味ではやはりギターに近い。
奏法は、指弾きの他に、曲調によってはピックを使うこともよくあります。指弾きのバリエーションとして弦を叩くように演奏するスラップ(チョッパー)奏法というのも、今では一般的になりました。
エレキギター同様に、エフェクター(音色を加工したり変化させる機械)を使っていろいろな音色にして演奏するのも、エレキならではの特徴と言えるかもしれません。
代表的なのをいくつかピックアップしておきます。(詳しくはまた後日)
フェンダーのジャズベース
同じくフェンダーのプレジョンベース
ミュージックマンのスティングレイ
リッケンバッカーの4003
その他にも、コントラバスのように縦に構えるエレキのアップライトベース、アコースティックギターのような見てくれのアコースティックベースギターなどもあります。
エレクトリック・アップライトベース
アコースティック・ベースギター
今日はここまで~~。