サックスを吹き始めるとサックスの音が気になり始め、普段からその音にフォーカスしていろいろな音楽を聴くようになります。
すると、ちまたで流れているポップスの中にもたくさんサックスの音が入っていることに気づきます。
ベタなところでは、
ビリー・ジョエルの「Just The Way You Are」
ワムの「Careless Whisper」
スティングの「Englishman In New York」
など枚挙にいとまがありません。
ということで今回は、私が個人的にこのサックスカッコいい!と思ったポップスをご紹介します。
1つ目は以前もこのブログでご紹介したことのある、EAST END×YURIの「素直に」です。
「DA・YO・NE」で一世を風靡したEAST END×YURIのミニアルバム(94年)に収められたこの曲。
曲としてもとってもスウィートでステキなのですが、そのムードを強烈にプッシュしているのがイントロ、アウトロに入るソプラノサックス。
演奏しているのは若き日の竹野昌邦さん。
2つ目はCHARAさんの「Violet Blue」です。
この極上のスローナンバーは、彼女の3枚目のアルバム(96年)の表題曲。
感想で斬り込んでくるサックスは、若き日の菊地成孔さん。
サックスはとっても表情が豊かな楽器ですが、この演奏はその極地と言ってもいい。
これを聴いて以来ずっと、密かに目標にしているプレイ。
3つ目は山下達郎さんの「月の光」です。
アルバムとしてもお気に入りの「COZY」(98年)に収められたナンバー。
後半のコーラスのリフレインでどんどん高揚していくところろに拍車をかけるのが、超絶フラジオレットが炸裂するレニー・ピケットのテナーサックス。
レニーはバキバキのファンクバンド、タワー・オブ・パワーのサックス奏者でフラジオマスター。
なんやかんや言っても、憧れのハイトーンではあります。
※達郎さんの曲はYoutubeやサブスクでは聴けませんが、ぜひ購入してお聴きください。
どれもリアルタイムで聴いていたので、サックスを吹くにあたってとっても刺激になった3曲です。
ひさしぶりに聴きましたが、やっぱりサックスだけでなく、曲に対してどうアプローチしているかが大事ですね。
曲とサックスソロが不可分だな〜と思いました。
ジャズやファンク、スカなどサックスが活躍している音楽はいっぱいありますが、こちとらけっきょく歌謡曲、J-POP育ちですからね。
ポップスの中でカッコいいサックスを見つけるとテンション上がりますね。