フルートはやっぱりクラシックのイメージが強いですが、ジャズやラテン、ポップスでもたくさん使われています。
今日はそういったジャンルを縦横無尽に行き来し、なおかつ強烈な個性を放つプレイヤーをご紹介します。
グレッグ・パティロ
というアメリカ人で、まだ41歳と若いプレイヤーです。
彼はヒューマンビートボックス(日本ではボイパと言う方がポピュラーかもしれません)をしながらフルートを吹くという必殺の特技をもってYoutubeに動画投稿し、話題になりました。
音大でしっかりクラシックのフルートを学んだ後、独自に編み出したその奏法を武器にニューヨークでストリートミュージシャンとして活動しているようです。
百聞は一見にしかず、ということで動画をどうぞ。
彼はビートボックス以外にも様々な特殊奏法を駆使しますが、それがじつにダイナミックで、技を見せるというよりはしっかり豊かな表現につながっています。
勢いだけの雑な演奏とも違い、まさに体の一部のようにフルートをコントロールしています。
ようするにめちゃくちゃ上手いです。
これなに。笑
そして同じストリートミュージシャン仲間とProject Trioという3人組のグループを組んで、クラシックからロック、ジャズ、ラテンなど様々なナンバーを、彼ら流のユーモアのあるアレンジで演奏しています。
メンバーのチェロ奏者、コントラバス奏者も、クラシック仕込みの正確なテクニックを持ちながら、大胆で遊び心のある演奏をします。
ぜひ生でも聴いてみたい。
最前列で聴いたら、めっちゃツバが飛んできそうだけど。