スーパースター
と言われて誰をイメージしますか?
世代観もあるでしょうけど、
私だったら、スポーツ選手なら
タイガー・ウッズ
マイケル・ジョーダン
マイク・タイソン
アイルトン・セナ
ディエゴ・マラドーナ
カール・ルイス……
そして音楽では
マイケル・ジャクソン
プリンス
マドンナ
シンディ・ローパー
に決まっています。
マイケル、プリンス、マドンナの3人は、なんと同い歳。
やや遅咲きだったシンディは他の3人よりちょっとお姉さんです。
人によっては、ここにシンディが入ってくることに「?」と思うかも知れませんが、
80年代半ばには、「マイケルとプリンス」が、そして「マドンナとシンディ」がよく比較されていたように記憶しています。
実際のところは、4人が4人、超がいくつもつくくらいの個性的で才能溢れる人たちなので、比較なんてめっそうもないんですが、たぶん当時のマスコミがそのように取り上げてたんでしょうね。
ハナタレ小僧の私には、それがけっこう印象深かったんだと思います。
「ライバルなんだぁ〜」って。
彼ら同士の仲も、あまり良くないと思っていた人が少なくないんじゃないかな。
そんなことないみたいですけどね。
時が経って、このうち2人はすでに他界してしまいましたね……。
寂しいです。
意外と言ったら失礼かも知れませんが、もっとも安定して長い間活躍しているのはマドンナでしたね。
今もって恐ろしいほど元気で、レコード(CD?配信?)もバンバン売って、コンサート動員もハンパないですから。
正直、当時は音楽的なアビリティやポテンシャルでは、他の3人にやや及ばないと思っていましたが。
その分、音楽バカにならずに大局(トレンド、世論やマスコミ、セールスなど?)を見ることができたのかも知れません。
そう言う意味では、マドンナは頭が良いんでしょうね。
あえて比較するならば、シンディは90年代、2000年代とレコードセールス的には落ちていきます。
もはや「過去のスーパースター」と言われてしまうかも知れませんね。
でも、ヒットこそないものの、じつに良質なアルバムをマイペースでリリースしています。
マドンナが常に最先端のダンスミュージックを意識しているのとは対照的に、シンディはとてもトラディショナルな音楽を大切にしているように思います。
古いブルース、カントリー、ジャズ、ラテンなどですね。
往年のヒット曲をいろんなトラディショナルなスタイルで歌い続けています。
ライブではバンドやその場を上手くコントロールしますし、「七色の声」と称された魅力的な声と歌唱力も健在で、やっぱりこの人はミュージシャンの気質が強いんだなーと感じます。
とまぁ、いずれのスターも簡単には語りつくせないので、またあらためて。
今回は、シンディの動画を貼っておきます。
大ヒットナンバーをいろんなアレンジで歌い続けています。
これは名曲ですね。
近年のシンディは、よくこのアパラチアン・ダルシマーという楽器を使って弾き語りをしています。
ソロデビュー前のバンド、Blue Angel時代の貴重映像。この曲は後にソロでも歌っています。
この歌唱パフォーマンスをもってしても、ずっとデビューできなかったんですね…。すでにハンパないのに。
さすがビッグアップル。シンディのような実力者がしのぎを削ってるんですね。