ひさしぶりにサックスについて。
今回はジャズプレイヤーをご紹介です。
アンドレア・モティス。
とてもステキなのでぜひ聴いてみてください。
ところがアンドレア・モティスを検索すると、トランペットを持った写真がたくさん出てきます。
そう、彼女はトランペッター。
そしてシンガーです。
しかしながら彼女は、素晴らしいニュアンスで演奏するサックスプレイヤーでもあります。
彼女のことをよく知らないころ、Youtubeで見かけたサックス演奏の動画に
「あれ〜?こないだ見たトランペット吹きに顔がよく似ているな〜」
とは思ったものの、まさか同一人物だとは。
これはいわゆる「持ち替え」というやつで、
多くはサックスプレイヤーが同じ木管楽器のフルートやクラリネットを兼任で吹く場合など。
まれに金管楽器と木管楽器を持ちかえで吹くプレイヤーもいることはいますが、
トランペットとサックスをどちらもここまでコントロールしている人はなかなかおりません。
どちらもジャズの花形楽器。しかも歌も唄いますからね…。
なんと欲張りな!
彼女のスタイルは主に古くゆったりとしたトラディショナル・ジャズで、
若いのに余裕を感じる歌唱と演奏です。
(最近のオリジナル曲は今っぽい。)
サックスの演奏ではジョニー・ホッジスのような、長めのベンドアップが印象的。
ただ、サックスの演奏は動画が上げられた時期を見ると、ある限られた時期に集中しています。
どうやら音楽学校でサックスを専攻しており、そのころの演奏動画のようです。
学生でも、めっちゃ雰囲気ある演奏。(もちろん首席だそうで。)
今はもっぱら歌とトランペットのようですが、
これだけのサックス、もっと披露しないともったいないと思うのは私だけではないはず…。
…と思ったら
去年の映像です。最近もサックス吹いてました!
とにかく、歌も演奏もいいし、これからますます注目のアンドレア・モティスなのでした。
トラディショナルなスコット・ハミルトンのスタイルとは相性いいですね。