前回からのつづき
はっきり言って、この考え方をシフトしていかないと、所謂「挫折」する可能性は非常に高いと思います。
物事には往々にして段階があります。0か100かではないのです。初心者のうちは自分が0で、出来ている人がみんな100に見えるかもしれませんが、そんなことはありません。
もちろん、辛抱強くがんばっていると、ある日突然、0から100になるわけでもありません。
(そして、この0だ100だという数字を「上手さ=テクニック」だと考えていると、また周囲の人の目が気になってきたりとロクなことがありません。)
繰り返しになりますが、音楽は、初心者のうちからどの段階でも楽しめるものなのです。
勘違いしないでくださいね!上手な人だけが楽しむものではないのですよ!ですよますよ!いくよくるよ!
はい。で、話をもとに戻しますと、「達成感」を求めずに1歩1歩の歩みを楽しみましょうということですね。
どうですか?
「そんなまどろっこしいことやってられるか!」とか思っちゃいましたか?
そんなあなたは、羽生結弦選手の4回転ジャンプを見て、真似して「エイッ」てやって骨折です。
いや、しませんよね、真似。
スケート靴履いてリンクに立つところからですよね。
それで、ちょっとスーーッと前に進めたら、それだけでも楽しいじゃないですか。
どうですか?
「未来」は「今」の積み重ねです。今を楽しめないのなら、この先だって楽しくはならないと、私は思います。