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この曲のここがスゴイ①しあわせのランプ

 

ついに10月に入りましたね。

今年はあと3ヶ月!?

だいぶ涼しくもなってきましたが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

私はあいかわらず毎日コツコツと耳コピをして、4ヶ月目に入っております。

現在、200曲を超えたくらいかな。

 

 

今回からそんな中で「おお~~」と思った曲をピックアップして、「おお~~」と思ったポイントを語ってみようかと思います。

 

最初の1曲は玉置浩二さんの「しあわせのランプ」です。

 

 

ファンの間では名曲として誉れ高いということで、コブクロなど他のアーティストにもカバーされている曲ですね。

シンガーとしては、多くの方が声を揃えて絶賛する素晴らしい歌声と表現力、テクニックを持つ玉置さんですが、当然のように作詞・作曲家としても非凡な才能をお持ちです。

 

 

さてこの曲には、ハーモニー(コード進行)的にそして展開的に、普通はめったにない目を見張る点があります。

 

それは「転調の仕方」です。

 

曲の中盤から終盤にかけて、半音上、全音上のキーに転調し盛り上げていく手法はポップスではお馴染みですね。

この曲も中盤でググッと全音上のキーに上がり、2回目のサビに入っていきます。

当然盛り上がる。

 

しかし!!

 

たまき師匠は、この2回目のサビの途中で全音下のキー、つまり元のキーに下げてしまうのです!

 

ビックリ。

 

キーを下げて元のキーに戻すだけならまだしも、その戻し方の大胆さがヤバイです。

サビの途中でこともなさげにバタン!と全音下げちゃう。

 

ここはチビっちゃうくらいステキだと思います。

この動画では、2:34くらいで全音上に上がり……2:59ほどで全音下がって元のキーに。

実質的にはキーが上がっているのは30秒足らずなんですね。

 

こうすることで、中盤にガーッと盛り上がりがあって、最後はまた優しく語りかけるようなトーンになるという曲の構成を、よりいっそうドラマチックにしています。

いや~~スンバラシイ!!

ご本人もおっしゃるような「感覚的な曲作り」の一端を見た気がします。

 

 

あとコード進行とかではないんですが、全音上のキーで歌う2回目のサビ、「思ってーー」のところのフェイク(1回目と変えている)にブルブル身震いしちゃいます。

これこれ!このフェイクメロディ!

これぞ玉置浩二節。

凡百のメロディメイカー、シンガーからはなかなか出てこないシャウトでしょう。