音楽×マンガ
続きましては、
SHIORI EXPERIENCE ~ジミなわたしとヘンなおじさん~
です。
SHIORI EXPERIENCE~ジミなわたしとヘンなおじさん~(1) (ビッグガンガンコミックス)
スクエア・エニックス社のビッグガンガンで連載中。
タイトルでピンとくる方は来ると思いますが、
ロックギターの神、ジミ・ヘンドリックスを扱ったマンガです。
どう扱うかというと
幽霊です。w
ファンタジーですね。
ジミヘンが、地味めな女性教師に憑依するという。
そうするとムチャクチャカッコいいギタープレイをしちゃうという。
もうね、
この時点で面白いです。バカバカしくて。
でも、この手のやつって設定だけで、お話が進んでいくとぜんぜん面白くなかったりするんですが、
このマンガは面白いですね。
舞台が高校だということもあり、ざっくり言えば部活青春ものですね。
「ちはやふる」とか「あさひなぐ」とかみたいな。
個々の部員のいろんな事情とか葛藤を乗り越えていくという……。
けっきょく熱いマンガです。これも。
まぁ、このマンガも、描きたいことに対して、どうしても音楽が題材じゃないといけないかと言われると、そんなこともないような気はしますが。
あと、ちょっと違う角度からのことを言えば、音楽のマンガでは、楽器や演奏のフォームなどの描写がメチャクチャなことが多々あります。
そのマンガが面白いかどうかには直接は関係ないのだけど、個人的にはけっこう気になってしまいます。
この漫画の作画の方はかなり絵が上手だと思いますが、それでも楽器の描写にはやや不満が。
サックスとかね、描くのめんどくさそうだし、いいんですけどね。べつに。
でも、このマンガは演奏シーンはカッコいいですね。
ロックを感じます。
やっぱり実際においても、演奏している姿っていうのはすごく大事なことだと思います。
さて、マンガの中でも出てくる「27クラブ」と言われているものがあります。
これは、何人かの著名な(もっと言えば尖った才能を持った)ミュージシャンが、偶然にも27歳でその生涯を終えていることに起因するもので、
ジミ・ヘンドリックスをはじめ、
ジャニス・ジョプリン
ブライアン・ジョーンズ(ローリング・ストーンズ)
ジム・モリスン(ドアーズ)
などのロックスターや、
伝説のブルースマン、ロバート・ジョンソン
そして
カート・コバーン(ニルヴァーナ)
比較的最近では、
エイミー・ワインハウス
などが27クラブのメンバーとされています。
いずれも、才能溢れるミュージシャンであった一方で、非常に繊細な人物でもあったようです。
ということで、マンガではこの27クラブのメンバーが幽霊として今後も登場してくるのでしょう。
続きが楽しみです。