上手くなくても音楽は楽しめます。
それでも、やるからには上達していきたい、と考えることは当然かもしれませんね。
これは他人からの評価と関係なく、習得していくこと自体に喜びがあるからだと思います。
そんなわけで、
「上手くならないといけない」
「上手くないと他人に聴かせてはいけない」
という刷り込みに対しては、そんなことはない!と、強調して念を押しつつ、
上達について考えてみたいと思います。
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練習は質より量?量より質?
以前テレビで、テニスのプレイヤーが言っていたことが印象的でした。
1つのコースに飛んできたボールを、じつに30000回も繰り返し打ち返すのだそうです。
そうすると、マッスルメモリー?とかいって、頭で考えることなく、まさに勝手に身体が反応するようになるとのことです。
確かに日常の中では、毎日繰り返していることによって、もはや何も考えずにやれてしまうこともありますね。
しかしながら、30000回ですよ?
うーん…けっこう多いですよね……。
逆に言えば、30000回こなせないのであれば、もっともっと感覚を研ぎ澄ましてじっくり1回1回をこなし、そこに気づきを見出していくしかないのだと思います。
雑にやる50回とかが一番意味がなさそうですね。