上手くなくても音楽は楽しめます。
それでも、やるからには上達していきたい、と考えることは当然かもしれませんね。
これは他人からの評価と関係なく、習得していくこと自体に喜びがあるからだと思います。
そんなわけで、
「上手くならないといけない」
「上手くないと他人に聴かせてはいけない」
という刷り込みに対しては、そんなことはない!と、強調して念を押しつつ、
上達について考えてみたいと思います。
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練習時間ってどのくらい?
みなさん毎日どのくらい練習していますか?
毎日なんて、とてもじゃないけどできないよ!という方も多いと思います。
でも、実際にちゃんとした声を出して歌ったり、楽器で音を鳴らしている間だけが練習時間とは限りません。
駅まで歩く間、電車の中、湯船に浸かりながら、ベッドで眠りにつくまで……。
そういったちょっとの時間でできる練習もたくさんあります。
私の師匠は、インタビュー等で「練習時間」について聞かれると、いつも困ったそうです。
寝ている時間以外のほとんどは音楽のことを考えていたので、「常に練習している」という答えになるが、それで良いですか?と。
もちろんそこまでとは言いませんが、
日常の中のちょっとした時間に、なるべくパッと自分の中の音楽スイッチをONできるように意識してみてください。