
「アーパツアパツ、アーパツアパツ、ア、アハアハ」
これ、巷でよく流れてますよね。
「APT.」
韓国のグループBlack Pinkのロゼと、ブルーノ・マーズの2人による軽快なナンバー。
とにかく冒頭のフレーズがサイコーにシンプルで歌いやすい。
この分かりやすさ、覚えやすさに肩を並べる曲はちょっとパッと思いつかなかったです。
で、こういう曲をみんなでセッションするのって楽しいんじゃないかって提案です。
だからべつに「APT.」じゃなきゃというわけではなく、シンプルで分かりやすい曲なら何でもいいんですが。
セッションのときに自分のパートをこなすことでいっぱいっぱいになって、アンサンブルを楽しむ余裕がないってのはあるあるですよね。
セッション、アンサンブルっていうのはけっして1人じゃできないものです。
そして自分以外の複数の人と一緒に演奏する機会って、人によってはあまり多くないかもしれません。
だから「その部分」を楽しまないと、せっかくのセッションがもったいないんじゃないかと思うんです。
みんなで何かやるなら思い入れのある大好きでカッコいいあの曲がいい!ってのはよく分かるのですが、そういう曲はえてして難しかったりしませんか?
もちろん、そういう曲にトライすることはとってもステキです。
でもセッション、アンサンブルのビギナーの方は、まずは人と一緒に演奏することの楽しさを感じていただけたら嬉しいなって思います。
そのためにはある程度演奏の難易度を下げて演奏中に周りの人の音を聴く必要があります。
自分のパートを間違えないようにと必死になった結果、周りの音を聴けないくらいだったら、多少間違えてしまってもかまわないので周りに耳を向けることを優先してみてください。
間違えずに演奏するっていうのはたしかに大切ですが、必ずしも一番大切なこととは限りません。
一音も間違えずに演奏することよりも、一緒に演奏するメンバーとしっかりテンポを共有して各々が自立したリズムを刻むこと、音の長さを合わせてピタッと止めるところを止め、強弱の波を合わせるなど、曲の全体感や肝心な部分を合わせることに意識を割いてみてください。
演奏の難易度を下げるという意味では、完コピにこだわらないというのもポイントです。
曲に必要な外せない要素と、そうでもない要素を自分で分けられるといいですね。
目安はパッと聴いて耳に残る部分は外せない、何度聴いてもよくわからない部分は簡略化しちゃってもいい、という感じで。
そうすると意外とシンプルになってきますよね。
さて、どうですかね?
合奏中の景色や聴こえ方が変わってきませんか?
演奏しながら目が合うだけでも楽しいものです。
はたまた目を合わせてもいないのに、申し合わせたかのようにアクセントがバッチリ合ったりした日にはもうやみつきキャベツ。
こうなってくると、ある意味では曲はなんでもよかったりします。
むしろ小難しい曲よりも、シンプルな曲の方が好まれることも少なくありません。
ということで、まずはアーパツあたりからレッツアンサンブル~♪