自宅の前の通りは緩やかな坂道で、最寄り駅方面からは下り坂になっています。
夜になると帰宅すると思われる自転車の人々が、ペダルをこがずにスーーッと通り過ぎて行くのですが、いつもその中の何人かは気持ちよさそうに歌を歌っています。
それもけっこうな大声で。w
まあ通り過ぎるのは一瞬なので、うるさいなぁと思うこともありません。
むしろ、あぁ気持ちいいんだろうな〜、何か良いことでもあったのかしら、と想像してなんだか微笑ましくなります。
みなさんは鼻歌を歌うことってありますか?
料理をしながら、湯船につかりながら、洗濯物をほしながら…
いかがでしょうか。
ところで鼻歌って基本的に気分の良いときにしか出てこないものですよね?
気分が良いときに誰しもが決まって鼻歌を歌うわけじゃないでしょうけど、嫌な気分のときには鼻歌はでてこないですよね。
そこでふと思ったのですが
「気分が良い→鼻歌を歌う」
ならば、その逆の
「鼻歌を歌う→気分が良い」
も成り立つのでは?
もちろんイコールではないでしょうけど、歌を歌うことで気持ちが明るくなる、軽くなるってことはあるんじゃないかな。
ここでの歌は、それこそ上手い下手なんて気にする必要はないと思います。
誰かに聴かせるためや表現のための歌じゃなくて、自分の気持ちを明るく楽しくするための歌ですから。
自分の歌を自己評価する必要もありません。
そんな歌のあり方、音楽のあり方だってあるのではないでしょうか。
というかむしろ、そういうあり方というのは音楽の一つの大切な側面だと思うのですが。