今回は、ロックやポップスでフルートが印象的な曲を…と思ったのですが、考えてみると無数にあるような気がしてきました。
意外かもしれませんが、実際はかなり使われているんですよね。
ですので、
メンバーにフルート奏者がいるバンドをご紹介してみたいと思います。
ジャズやフュージョン、もしくはラテンっぽいバンドではたくさんあるでしょうから、ロックやいわゆるポップスのバンド。
で、メンバーにフルート奏者となると、これはグッと絞られます。
まず、ロックでフルートと言われて真っ先に思い立つのが
ジェスロ・タル(Jethro Tull)
です。
最高です。
フロントマンのイアン・アンダーソンというムサ苦しい方が、変なポーズをとりながらフルートをブロウします。サックスではよく使う「ブロウ」という表現ですが、フルートで使うとしたらまさにこういうときでしょう。
楽器をブンブン振り回しちゃって、頭部管がすっ飛んでっちゃったらどーすんだろ、って感じです。
でもどうせだったら、このくらいやってくれた方が見てて気持ちが……いい、かも…。
同じイギリスには同時期に、フルートをフィーチャーしたバンドがいくつかあります。
ジェネシス(Genesis)、キング・クリムゾン(King Crimson)など、いずれもプログレッシヴ・ロックと言われた類のバンドです。
そんな中でもキャメル(Camel)というバンドは「Snow Goose」というロックフルートの名盤も残しています。
オランダのフォーカス(Focus)というバンドも鍵盤奏者がフルートを兼任しています。
どれもほぼ同時代、ヨーロッパのプログレシーンからですね。
他にはないかな…。
うーん、アメリカにもあるんでしょうけどね、パッと思い浮かばないな…。
オーストラリアのバンドで、「ノックは夜中に(Who Can It Be Now?)」って曲がヒットしたメン・アット・ワーク(Men At Work)にはサックス/フルート奏者がいます。
日本では、ブルーコメッツの井上大輔さんがフルートを吹いていますね。
他には、クレイジーケンバンドの中西圭一さんがサックスと兼任でフルートを吹いていますね。
あとはチェッカーズでも、割合は少ないですが曲によっては藤井尚之さんがフルートを吹いています。
意外なところでは忌野清志郎さんも吹いていました。バンド単位と言えるかわかりませんが。
ネットで調べてみると、若手のセロ(cero)というバンドにはフルートを吹くメンバーがいるようです。
他にもあるんでしょうけど、今回はこのへんで。
もしフルートが入ったかっこいいバンドをご存知でしたら教えてください。