「達成感」は求めない

前回からのつづき

 

私は「達成感」を音楽に求めるのは、やや違うのではないか、と感じています。

音楽とは達成するものではなく、永遠と続く道程を楽しむようなものだと思っています。

 

よく、発表会やライブなどの目標やイベントがあると、それをモチベーションにがんばれる、という声を聞きます。確かにそれはがんばる気持ちの着火剤にはなるかもしれませんが、それがないと楽しめない、がんばれないというのは、なんだか本質が抜け落ちているように思います。

 

良い例えかどうかわかりませんが、恋人同士が長く付き合って行くのに、記念日や旅行、非日常的なイベントや刺激はあると良いのかもしれません。かもしれませんが、それがなかったら付き合いをやめてしまうんでしょうか。もっと言えば、記念日を一緒に過ごし、一緒に旅行に行くために付き合っているのでしょうか。違いますよね。

 

節目はあります。

発表会が終わった。ライブが終わった。曲が仕上がった。レコーディングが終わった。

その都度達成感はあると思います。それは当たり前です。それが間違っていると言っているのではありません。

でも、達成感を感じたいからそれらをやるのではなく、やりたいからやる、楽しみたいからやる、のがストレートだと思います。その結果として、節目の達成感がついてくる、と。

 

つづく