「上手くなること」は命題なのか


はじめまして、festina-lente music school代表の高野はるきです。
スクールではサックス、フルートなどのレッスンを担当します。
どうぞ、よろしくお願いします。

 

さて、このスクールの主なコンセプトとして、上手くなることよりも「音楽を楽しむための力」を身につける、というものがあります。

 

音楽を聴くだけでなく、自分で奏でて行こうとしたときに、多くの方は「上手くなる」ことを目指すのではないでしょうか。

私もそうでしたし、それ自体は何も悪いことではありません。
でも、ときに上手に演奏する人を見て、「あれだけ上手に演奏できたら楽しいだろうな」なんて思ったことはありませんか?その思いは、ひいては、「なかなか上手くならないからもう止めてしまおうかな」とか、ともすれば「上手に演奏できないなら、やる意味がない」なんて考えに至るケースも少なくないと思います。

 

上手な演奏をしている人でも、その人がプロであるならば、必ずしも楽しいだけではなく、いろいろな重圧があるはずです。
反対に、世の中には、アマチュアで、さほど演奏力に長けてなくても、音楽を楽しんでいる方はたくさんいらっしゃいます。

 

そういう意味では、私は、音楽を始めようとしたときに「上手くなる」ということが、なんの疑いもなく、さも命題のように捉えられていることに、なにやらジレンマを感じるのです。

つづく